條辺剛
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條辺 剛(じょうべ つよし、1981年6月8日 - )は、徳島県阿南市出身で平成期(2000年代)のプロ野球選手(投手)。読売ジャイアンツに所属していた。右投げ右打ち。188cm95kg。血液型はA型。
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[編集] 来歴・人物
阿南工業高校から1999年のドラフト5位で巨人に入団。下位指名でしかも高卒ながらも大柄な体から投げる150km近いストレートを持ち、早くから将来を期待されていた。2000年の最終戦には1軍で初登板初先発も経験している。
2001年は開幕からリリーフとして1軍に帯同。投手陣が軒並み崩壊したこともあってロングリリーフもこなし、時には本来抑えの岡島秀樹(現:ボストン・レッドソックス)に代わって抑えを務めることもあった。とにかく前半戦は毎試合のように登板していたというイメージが強い。後半戦は疲労からか精彩を欠いたが、シーズン通算で7勝6セーブを挙げた。
2002年は中継ぎに専念してまずまずの成績を残し、日本一にも貢献する。ただし、前年の疲れが抜けきってないせいかストレートの速度が落ち気味で、フォークに頼る投球スタイルが目立つようになってきた。2003年以降は過去2年の酷使と故障もあって低迷。1軍に昇格しても打ち込まれる試合が続いた。2005年にはとうとう戦力外通告を受け、トライアウトを受験したが獲得球団はなく、そのまま24歳の若さで引退。現在はうどん屋で働いているという。
素質は高かっただけに、もう少し様子を見てもいいのではというファンの声も多かったが、結果的に2年目前半の酷使が最後まで響いた形になったと言える。
[編集] 通算成績
- 111試合 9勝13敗6セーブ 125.2投球回 防御率4.58
[編集] 背番号
- 96(2000年)
- 57(2001年 - 2005年)
[編集] 関連項目
- 長嶋茂雄
- 原辰徳
- 堀内恒夫
- プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達:2005年の放送の際に取材を受けた。
- 徳島県出身の有名人一覧
読売ジャイアンツ 1999年ドラフト指名選手 |
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1位:高橋尚成 / 2位:谷浩弥 / 3位:佐藤宏志 / 4位:内薗直樹 / 5位:條辺剛 / 6位:十川孝富 / 7位:宮崎一彰 |
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