武富士弘前支店強盗殺人・放火事件
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武富士弘前支店強盗殺人・放火事件(たけふじひろさきしてん ごうとうさつじん・ほうかじけん)は、2001年5月8日に青森県弘前市田町で起きた強盗殺人・放火事件である。
[編集] 概要
午前10時50分頃、武富士弘前支店に男が押し入った。現金を要求したものの店長に要求を拒否されたため、店内にガソリンをまいて放火、逃走した。火災は店内に一気に広がり、2階で小さな窓しかない構造も災いし、同支店の社員5人が死亡、4人が重軽傷を負う惨事となった。
その後、作成された似顔絵や放火に用いた新聞紙などが決め手となり、2002年3月4日にタクシー運転手である男が逮捕される。動機は、ギャンブルによる借金苦であった。
1審、2審ともに死刑判決が言い渡され、2007年3月27日に最高裁は男の上告を棄却し死刑が確定した。
[編集] テレビ番組
- 2002年3月3日に日本テレビ系で放送されたFBI超能力捜査官来日の特別番組の放送が、犯人逮捕のきっかけになったと言われるが、実際は放送前から参考人が浮上していた。
- 同事件を再現する2時間ドラマが製作、放映されたことがある。気弱な犯人役を演じたのは渡嘉敷勝男であった。