河内音頭
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[編集] 概要
「ああ、えんやこらせーどっこいせー」の節回しを使用した、アルバイト情報誌のCMで全国にも知られる。
昭和初期から中期には衰退していたが、1961年にテイチクから発売された鉄砲光三郎の『鉄砲節河内音頭』が100万枚を超える大ヒットとなり、再び多く踊られるようになった。
昭和40年代頃には、初音家賢次 三音家浅丸といった音頭取りが活躍し、初音節、浅丸節という独特のリズムの河内音頭が生まれた。
音頭取りとして河内家菊水丸の新聞詠み(しんもんよみ)が有名であるが、○○会という音頭取りの所属するグループが関西圏内に100会派近くある。歌詞や節は基本的な決まりがあるが、各会派によって独自の歌詞や節が存在する。 ほとんどの音頭取りは、三音節、初音節、鉄砲節と呼ばれるリズム節回しのうちのどれかに当てはまるという。 使われる楽器は、三味線、太鼓、エレキギターやキーボードなどバラエティーに富む。
大阪府八尾市の常光寺境内で行われるもの (流し節正調河内音頭) は、日本の音風景100選に選定された。
「3年B組金八先生第1シリーズ」(TBS系)の第9話「数学が好きになる法」で、金八が乾に「ああ、河内音頭でもドラえもんのテーマでもお聞きになればいいですよ!」と吐き捨てるシーンがある。