音頭

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音頭（おんど）は、日本の楽曲形式のひとつである。本来は踊りに付属するものと思われるが、レコードの普及により聴取の対象ともなった。聴取対象としての音頭はしばしば演歌に分類される。現在親しまれている音頭には、民謡よりも歌謡民謡、とりわけ明治期末期から昭和初期に流布したものが多い（『東京音頭』、『炭坑節』など）。

盆踊りの伴奏音楽として現在でも夏に多く奏される。また学校教育の一環としていわゆるフォークダンスとともに音頭にあわせて踊ることがなされており、これら若年層を対象とした音頭はいまでも作曲されている。そのほか、作曲家の大瀧詠一は、ポップミュージックを組み合わせた『ナイアガラ音頭』などを作曲している。

夏季になると、アニメソングでもしばしば音頭が使用される。

[編集] 主要な音頭の一覧

[編集] 歌謡民謡など

炭坑節（明治時代成立）
花笠音頭（大正時代成立）
東京音頭（1932年発表）
二十一世紀音頭／佐良直美（1970年発表）
1+1の音頭／水前寺清子（1970年発表）
大東京音頭／三波春夫ほか（1979年発表）
平成音頭／北島三郎（1989年発表）
全国ご町内音頭／原田直之（1990年発表）
2000年音頭／北島三郎（2000年発表）
これから音頭／大泉逸郎（2001年発表）
輝け日本富士山おどり（2002年発表）
みんなで音頭（2002年発表）
富士山音頭／木津かおり（2003年発表）
同級会音頭
浜町音頭／作詞・木村富子／作曲・杵屋栄蔵／振付・藤間勘右衛門（1929年発表）
新浜町音頭／作詞・石山静雄／作曲・佐々木章／振付・板東三津五郎
ズンパ音頭／相原洋子、芝章子
ゆかた音頭
大江戸東京音頭
チャンチキおけさ／三波春夫（1957年発表）

[編集] アニメ・子供番組

オバQ音頭／曽我町子（オバQ）、石川進（『オバケのQ太郎』、1966年発表）
ケロヨン音頭／森あき子、新井勢津朗（ケロヨン）、他（『木馬座アワー』、1967年発表）
正調デベロン音頭／富田耕生（デベロン）（『ママとあそぼう!ピンポンパン』、1972年発表）
ドラえもん音頭／大山のぶ代（ドラえもん）（『ドラえもん』、1979年発表）
ルパン音頭／三波春夫（ルパン三世）（映画『ルパン三世ルパンVS複製人間』、1979年発表）
アラレちゃん音頭／小山茉美（アラレちゃん）（『Dr.スランプ』、1981年発表）
ハットリくん音頭／堀絢子、こおろぎ'73（『忍者ハットリくん』、1982年発表）
クックロビン音頭／白石冬美（パタリロ）（『パタリロ!』、1982年発表）
キン肉マン音頭／神谷明、松島みのり、こおろぎ'73（『キン肉マン』、1985年発表）
夏だよドドンと音頭だよ／肝付兼太（じゃじゃまる）、横沢啓子（ぴっころ）、中尾隆聖（ぽろり）（『にこにこぷん』、1986年以前発表）
おそ松くん音頭／細川たかし（『おそ松くん』、1988年発表）
アンパンマン音頭／ドリーミング（『アンパンマン』、1989年発表）
ジャブジャブ音頭／ひばり児童合唱団（『みんなのうた』、1989年発表）
ドラゴンONDO／山野さと子、影山ヒロノブ、ナメック社中（『ドラゴンボール』、1991年発表）
しんちゃん音頭／三波春夫、矢島晶子（野原しんのすけ）（『クレヨンしんちゃん』、1994年発表）
にんにん忍たま音頭／SAY・S、忍たまファミリー（『忍たま乱太郎』、1994年発表）
ちびまる子音頭／ManaKana（三倉茉奈、三倉佳奈）（『ちびまる子ちゃん』、1998年発表）
ポケモン音頭／ガルーラ小林（『ポケットモンスター』、1998年発表）
まったり音頭／小西寛子（おじゃる丸）、渕崎ゆり子（カズマ）、岩坪理江（電ボ）（『おじゃる丸』、1999年発表）※初代オープニングテーマ「詠人」（北島三郎）の音頭ヴァージョン
おジャ魔女音頭でハッピッピ!!／MAHO堂（『おジャ魔女どれみ』、2002年発表）
ハムハムON-DOだ!ハムちゃんず／ハムちゃんず（『とっとこハム太郎』、2002年発表）
地球（ペコポン）侵略音頭／オンド☆ガール meets ケロロ小隊（『ケロロ軍曹』、2004年発表）
踊れ!どれ・ドラ・ドラえもん音頭／水田わさび（ドラえもん）（『ドラえもん』、2005年発表）