海の大陸NOA
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
この「海の大陸NOA+」は、まだ完結していない作品や番組に関する項目です。ある程度ストーリー・番組内容がまとまってから編集するようにしてください。 |
![]() |
ウィキポータル |
日本の漫画作品 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
『海の大陸NOA』(うみのたいりくノア)はじゅきあきら·T·の漫画作品。コミックボンボン1996年11月号~1998年4月号まで連載され、その7年後の2006年7月号からタイトルを『海の大陸NOA+』( - プラス)に改め連載を再開。本項はそちらについても記述する。
目次 |
[編集] 概要
時は考えただけで神経性胃炎になるくらい遠い未来。地球上でたった1つ残された最後の孤島サンクルスが主な舞台となる。その上空には天空都市テラが浮かんでおり、生物兵器の失敗作がサンクルスに捨てられている。
連載開始から独特なギャグテイストで読者の笑いを誘い、ボンボンの看板作品の一つとなっていたが、「作者の目の病気」という理由で1998年4月号で一時休載。その時の説明によれば「1998年6月号から連載が再開し、それ以降は5回に1回は休載」と言う予定であったはずだが連載は再開されず、理由の説明も何も無いまま、7年も放置される事となった。
長年、未完の作品としてファンからは復活の要望が高かったが、2005年12月号~2006年2月号に読み切り(3号連続だったため実質上の短期連載)として突如復活を遂げ、2006年7月号から『海の大陸NOA+』として本格的に連載を再開した。
遠い未来という割には、掲載時の時事的な話題が出てくることも少なくない。また作中の墓石や新聞などから24世紀であることがわかる。
NOA+コミックス第一巻の帯には「2ちゃんで話題の」という、ファン(2ちゃんねる利用者も含む)から見ると頭が痛くなるようなフレーズが付けられた(実際は、2ちゃんねる全体ではそこまで話題にはなっていない)。
連載中断の理由は現在も不明。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場人物
[編集] サンクルスの島民
人間はリューク、キッチェの2人だけで、後はテラから捨てられた生物兵器の失敗作である(マリアに関しては98年の連載当時の記事では人間とされていたが、本編中では確認できず。また、2006年現在では「生物兵器」から「生物実験」に変更)。
- リューク
- 島のボスを務める少年。必殺技は静電気の貯まりやすい体質を生かした「海斬剣」(別称「麒麟剣」)とサミアドとの合体技である「雷華弾」。なお、海斬剣の名称は巨大貝(後述)がサンクルスに襲来した際、貝を最初に斬れば「貝斬剣」になってしまうのを避けるため、最初に海を斬ったことに由来する。
- キッチェ
- 人間の少女でリュークの妹的存在。アレックスに惚れられている(キッチェ本人は、はた迷惑であるようだ)。必殺技はリューヤから習った空手技「円舞光輪脚」(ただし威力はない)。
- カノコ
- リュークの母。十一年前テラが廃棄したウイルスにより命を落とす。
- マリア
- ダイダロスと共にテラから逃げてきた謎の少女。実はテラの極秘研究資料。
- ダイダロス
- 翼の生えたドーベルマンのような生物兵器。島の知恵袋。その正体はシャークマン博士の弟のノエル。
- ドーカイテイオー
- 頭のない馬に顔と腕を付けたような生物兵器。リュークに恋する乙女。時々、嫉妬心などからウソ(水がなくなったなど)をついて島中大騒ぎにしてしまうことがある(いわゆるトラブルメーカー)。必殺技はリューヤから習った「ゴッドファーザーボム」。
- ダンボールマン
- 段ボール(ミカンの箱)で作ったロボットのような姿の生物兵器。マリアに惚れている。
- もじもじくん
- 擬音の書き文字。彼らにできる一番難しい字は「麒麟」(上記の麒麟剣の由来)
- おじいちゃんとタカシくん
- 本名は「鬼龍院光流」(おじいちゃん)と「鬼龍院隆司」(タカシ)。老人と孫のような姿の生物兵器。
- ちなみに、おじいちゃんにも選挙権はない。
- 半透明人間
- その名の通りあまり透けていない透明人間。
- マリモン
- マリモのような生物兵器。分裂によって増え、寿命は2週間ほど。必殺技は「マリモンパンチ」。
- ティターン
- 石像。無口で移動できないが、いい奴。2005年の読み切りでは、なぜか下ネタ要員になってしまった。
- うちわじじい
- うちわを持った白髪白髭の老人。喋るかわりに、うちわに書いてある文字で意思表示する。必殺技は、画鋲のついたうちわで風船を弾ませる事。
- モップ
- 普段は眠っている巨大生物。年に数回だけ起きて、頭にあるプロペラを使用して上昇、口からの吸い込みによる大掃除をする。
- Kゴン&Yゴン
- 当時のボンボンのマスコットキャラ「Bゴン」の着ぐるみを来た二人組。モデルは当時の編集長と担当編集者。
- 外科医さん
- サンクルス病院の外科医。
- 中村児雷也
- リュークとアレックスのボス選挙に突如現れて当選した謎の男。地下諜報組織ノエル・ラブの会長。
- 一見中年サラリーマンだが、その実体はモーセの如く海を割る危険人物。
- どうやら抜け忍らしい。ちなみに頭髪はカツラだが、その下はまったくおなじ髪型。メガネを取ると目は3の字。郵便局員。500年前からポチョムキンとの因縁があるらしい。
- 黒い影の人達
- サンクルスの法を破った島民を、異次元に引き込んでしまう。ボスのリューク相手だろうが容赦はしない。場合によっては、個人的な感情でも異次元送りにしてしまう。
[編集] テラの住人・来訪者
- ミカエル・シャークマン
- テラを統治する科学者。ノエルの脳をダイダロスに移植した。カプチーノを好む。
- ノエル・シャークマン
- ミカエル・シャークマンの弟。巨大研究機関「月色の塔」所属の生物学者。
- ダイダロスの脳に選ばれ、毒殺される。フェリアと共にマリアを逃がす計画を立てていた。遺体はサンクルスで保存装置に入れられ、全く腐ることなく保存されている。
- フェリア・スー
- ダイダロスを狙い巨大鳥に乗りサンクルスを訪れた。マリアがテラにいた頃の監視役。ノエルとは恋人の仲だったらしい。
- 体重の倍の量のラーメンを完食するほどのラーメン好き。
- ザクロチトセオー
- ミカエル・シャークマンの助手。ドーカイテイオーによく似た姿を持つが、体の色は黒で翼を持つ。ミカエルによるパワハラに悩まされている様子。
- サミアド
- 廃棄されたサボテン型生物兵器から生まれた。サボテンがしぼむと、共に消えてしまう。
- サボテンが残っているため、会話は可能。リュークとキッチェを父母として慕っている。
- カップヌードルマン
- カップヌードルの形をした生物兵器。ブタキムチ味の麺を体内から放出する。
- マグカップヌードルマンという息子とヌードル子という娘、とん子という妻がいる。
- パンチパーマン(あらためスッポンのひろし、あらためアフロtheひろし)
- 人のパンチパーマを自由自在にする光輪を持つ。三代目パンチパーマンらしい。ちなみに初代は北島三郎。
- 四代目をリュークにゆずり、名前をスッポンのひろしとあらためる。その際髪型はリーゼントに変わっている。
- さらにその後アフロtheひろしと改名し、髪型はアフロになった。
- チンパンチー
- パンチパーマンと共にリュークの夢に現れるが、夢の中に置いて行かれる。
- スイマー
- リュークの夢に現れた睡魔。Swimer(水泳選手)との語呂合わせ。
- 枕返し
- 寝ている間に人の枕を足の下に置いて去る妖怪。
- もしも魔王
- 自分の不幸を使い他人を不幸にする男。彼の語る「もしも・・・」は、あらゆる聴者にその内容を想像させ、不快な気分にさせることができる。
- ヘクトパスカル
- サボテンを枯らすため訪れたひとり。ギリシア人のような格好をしているがブラジル人らしい。放水担当。
- ミリバール
- サボテンを枯らすため訪れたひとり。古いアイドルのような格好をしている。手に持った扇風機から強風を起こす。
- 梅雨田雨男
- サボテンを枯らすため訪れたひとり。台風実況アナウンサー。実況通りに天候を操る。
- 巨大貝
- 真珠の大量養殖のため造られた生物兵器。凶暴なため海に捨てられた。
- 「ウイ ムッシュ」(フランス語の言葉)の掛け声と共に目の前の物を次々と食べ始め、体内で真珠に変える。
- 賞金稼ぎ
- ダイダロスの命を狙いサンクルスを訪れるが、「話がややこしい」という理由でリュークに瞬殺される。
- ド根性大根ドンちゃん
- 食糧危機解決のためにテラで開発された大根。しかし生態系を破壊する恐れがあるため、種の段階で焼却処分にされるも根性でサンクルスへ逃れ、テイオーの頭に寄生する。根性で自己再生できる。
- 鬼六
- 過去最強の鬼型生物兵器。その力の源は鬼のパンツで、脱がされるとたちまち弱くなる。
- ドミニオンズ
- かつてノエルが造った生物兵器。ミカエルによって改良型が生産される。
[編集] 海の住人
- ヒジリ・アレックス・ローゼンフィールド
- 通称、アレックス。巨大空母アトランティスの十一代目艦長。幻のアレックス連合艦隊一万五千人を率いる。
- 波に揺られ育ったため陸でも体を揺らしていないと落ち着かない。17歳らしい。
- オリビア
- アレックスの恋人。空母唯一の女性クルー。三ヶ月前に亡くなっている。享年108。
- 特殊工作員
- ダイバーのような格好をしたアレックスの部下。常に2、3人で行動する。
- 作中で確認できる名前はセバスチャン、ダルタニヤン、ジョーイ、カルロス・チャン。
- リューヤ
- リュークの父で先代ボス。五年前イカダで海に旅立つ。
- アレックス連合艦隊では妖怪「海オヤジ」として恐れられている。必殺技は「ゴッドファーザーボム」。
[編集] サイドテラの住民
サイドテラとは、テラの衛星のことで、テラ関係者とヘテロサピエンスとの戦場となっている。
サイドテラの住民は、テラから隔離された人間と生物兵器の混血である「ヘテロサピエンス」達。
- 木枯らし文字郎
- 対テラ派反乱組織「クルセイド」のリーダー。言霊使い
- イザナギ
- ヘテロサピエンスの中でもっとも進化したタイプ。不安定な時期にどちらの性の人物を愛するかで性別が決まるが、そのまま性別が無いままが一番力が強くなるため、本人は無性別のままにあることを望んでいる。
- 親父ネコ
- 顔だけ親父であとはネコのヘテロサピエンス。メガネで敵の分析を行う。
- Mr.ラビット
- 普段は小さなウサギだが、スーパーキャロットを食べるとマッチョになるヘテロサピエンス。
- クロコダイルダンディー
- ワニの口の中に人間の顔があるヘテロサピエンス。にもかかわらず必殺技はサソリの尻尾から発射する「スコーピオンダンディーミサイル」
- コブラ
- 右脇腹にサイコガンを仕込んでしまったヘテロサピエンス。
[編集] 過去の人物
- ミノル
- 大地(サンクルス)に残った初代指導者。カナメとは友人だった。
- ヒジリ・カナメ
- 巨大空母アトランティスの二代目艦長。元盗賊。
- 「お互い生きていたら再び会おう」とミノルと約束するが、船の故障により叶うことは無かった。
- テラ・シャークマン
- 天空都市を造った人物。
[編集] その他
- ノア
- 大陸が水没の危機に瀕した際に現れ、サンクルスの人々を救ったとされる白く輝く巨大なクジラ。
- 実在したのか御伽噺なのかはわかっていない。
- 太陽さん
- サンクルスを照らしている太陽。夜中でも照らし続けられるが、夜更かしが過ぎるとギブアップしてしまう。ちなみにリュークは一万年に一度生まれるというスーパー晴れ男なので、彼の頭上はいつも晴天。
- 御年玉
- 宇宙から降ってくる謎の玉。宇宙一めでたい玉だと自負しており、彼が落ちた惑星はすぐに正月を迎えねばならない。
- ポチョムキン
- 中村さんと500年前から因縁があるらしいコックリさんのような存在?
- 海上にある廃ビルに残されていた、身長を比べるために付けられていた壁の傷などが尋常ではないことから、恐らく人外であると予想されるが、それを知るのは中村さんしかいない。
- 謎の吟遊詩人
- 小さな竪琴を持った吟遊詩人。ナレーターの役割を務めている。
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 未完の作品 | 漫画関連のスタブ項目 | 漫画作品 う | コミックボンボン