混セでSHOWTIME
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『混セでSHOWTIME』（こんセでショウタイム）は、みずしな孝之のデビュー作。プロ野球・セントラルリーグを舞台にした4コマ漫画作品である。
1991年に芳文社の「まんがスポーツ7月号」で連載を開始した当初はモノクロ3ページの5本のみであったが、人気によりページ数の増加や2色カラーなども行われ、1994年2月号には巻頭フルカラーになった。その後、同年4月号から巻頭での連載が続いたが休刊となった8月号では巻末に2色カラーでの掲載となった。
掲載誌の休刊により突然の連載終了となったが、1995年に竹書房の「まんがパロ野球ニュース」で連載されていた『ササキ様に願いを』の単行本が発売されると、続いて本作も一部の作品のみの収録ではあったが単行本が竹書房から出版された。作者自身、連載終了の際に「まっ、単行本にもなんないと思うし、いいや。」と書いていたが、『ササキ様に願いを』が予想以上に売れたこともあってか、連載誌とは別の出版社からという異例の発刊となったといえる。
連載当初は特定の登場人物はおらず、セントラルリーグの各チームの選手・監督などが単発的に登場する作品ばかりであったが、その後レギュラーキャラクターが誕生し「シリーズもの」的な展開が見られるようになった。また作者自身の近況報告的なものも登場するようになっている。
なおタイトルにあるように、出演するキャラクターはセントラルリーグが中心であるが、単行本化に際しパシフィックリーグを舞台にした作品「熱パでダンサブルナイツ」が「隠しマンガ」として書き下ろされた。（これ以後みずしな作の全作品の単行本のどこかに隠し漫画がおかれるようになった）
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 用語
- ホシパン向上委員会
- 横浜ベイスターズの応援グッズ「ホッシーパンチ」（通称ホシパン）を普及させようとすべく佐々木主浩と斎藤隆により結成。しかしなかなかいいアイデアが出ずに終わる。また、『ササ願』のような主従（奴隷?）関係ではない。なお、1コマだけではあるが佐々木の背ネームに「SASAKI様」（「ササ願」参照）と書かれている。ちなみに現在はホッシーパンチはあまり使用されていないが、現在も生産は続いている。
- あげあしトリオ
- 「人々の会話に潜むわずかな穴も許さない」をモットーにヤクルトスワローズの高津臣吾と川崎憲次郎、小坂勝仁により結成された。ときにはプレー中にも関わらず放送ブースに乱入するなど、神出鬼没の動きを見せていた。
- バッ太郎
- 広島東洋カープの前田智徳愛用のバット。道具を大切にするというイメージから生まれたといえる。なお続編といえるものに「ササ願」の「バッ次郎」～「バッ六郎」がある（次郎～四郎はいずれも佐々木に折られた）。
- 新庄と久慈
- 子供に見られることを久慈が年下の新庄に愚痴る。しかし、そのときの久慈の行動はジュースにストローで空気を送るなど子供っぽく、新庄が心の中でツッこんでいる。
