漆原朝子
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
![]() |
クラシック音楽 |
---|
作曲家 |
ア-カ-サ-タ-ナ |
ハ-マ-ヤ-ラ-ワ |
音楽史 |
古代 - 中世 |
ルネサンス - バロック |
古典派 - ロマン派 |
近代 - 現代 |
楽器 |
鍵盤楽器 - 弦楽器 |
木管楽器 - 金管楽器 |
打楽器 - 声楽 |
一覧 |
作曲家 - 曲名 |
指揮者 - 演奏家 |
オーケストラ - 室内楽団 |
音楽理論/用語 |
音楽理論 - 演奏記号 |
演奏形態 |
器楽 - 声楽 |
宗教音楽 |
メタ |
ポータル - プロジェクト |
カテゴリ |
漆原朝子(うるしはら あさこ、1966年9月5日 - )は、千葉県出身のヴァイオリニストである。同じくヴァイオリニストの漆原啓子は姉である。
目次 |
[編集] 経歴
[編集] 高校時代まで
4歳でヴァイオリンを始め、鷲見三郎に師事した。1977年、相模原市立相模台小学校5年生の時、全日本学生音楽コンクール東京大会小学生の部で第3位を受賞した。なお、この年の東京大会第1位は同じ5年生の渡辺玲子、全国大会第1位はやはり同じ5年生の竹澤恭子だった。1979年、習志野市立第一中学校1年生の時、同コンクール中学生の部で東京大会、全国大会ともに第1位を受賞した。1982年、東京芸術大学附属高等学校に進学し、同年、第51回日本音楽コンクールに出場して第2位を受賞した(第1位は竹澤恭子)。1983年、高校2年生の時、第2回日本国際音楽コンクールで最年少で第1位を受賞した。
[編集] 留学
1985年、東京芸術大学に入学、海野義雄に師事した。1986年、文部省芸術家在外研修員としてジュリアード音楽院に留学し、ドロシー・ディレイに師事した。1987年、第4回アリオン賞を受賞。1988年9月、NHK交響楽団定期演奏会でデビュー、10月にはニューヨークでリサイタル・デビューを行った。1989年、マールボロ音楽祭に出演し、ルドルフ・ゼルキンと共演した。1990年5月、ジュリアード音楽院本科を卒業し、モービル音楽賞奨励賞受賞した。
[編集] 演奏活動
ジュリアード卒業後、ソリストとして世界各地のオーケストラと共演し、1992年、ウィーンのムジークフェラインでリサイタル・デビューをした後、活動の拠点をヨーロッパに移した。2005年4月、東京芸術大学助教授に就任。
[編集] レコーディング
- チャイコフスキー、メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲(1991年6月、NECアヴェニュー、ヴァーノン・ハンドレー指揮ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団)
- 夢のあとに~フランス近代ヴァイオリン名曲集(1993年4月、カメラータ東京、ピアノ:ゲアハルト・ゲレットシュレッガー)
- バルトーク、ヤナーチェク:ヴァイオリン・ソナタ集(1994年5月、ファンハウス、ピアノ:ゲルハルト・ゲレートシュレーガー)
- アヴェ・マリア(1995年8月、ファンハウス、ピアノ:ベリー・スナイダー)
- 小品集
- バッハ : 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ(1996年5月、ファンハウス)
- 20世紀ヴァイオリン作品集(1998年6月、フォンテック、ピアノ:韓伽耶)
- ハンガリー・ヴァイオリン音楽の20世紀(2001年11月、フォンテック、ピアノ:ベリー・スナイダー)
- シューマン:ヴァイオリン・ソナタ集(2003年6月、フォンテック、ピアノ:ベリー・スナイダー)
- ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ集(2005年6月、フォンテック、ピアノ:ベリー・スナイダー)