産業医科大学
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産業医科大学(さんぎょういかだいがく、英称:University of Occupational and Environmental Health)は、福岡県北九州市八幡西区医生ヶ丘1番1号にある私立新設医科大学。設置者は学校法人産業医科大学。
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[編集] 概要
特に産業医学振興や産業医養成を目的として設立された。しかし産業医になる卒業生が少なく、存在意義自体に疑問が呈されることもある。名目上は私立大学であるが、厚生労働省(旧労働省)労働基準局所管の財団法人産業医学振興財団の助成を受けており、運営費用の大部分を労働保険特別会計労災勘定からの助成で賄っている。その影響もあり、私立大学としては唯一、国公立大学共通一次試験を入学試験に利用した。現在でも共通一次の後継制度である大学入試センター試験を入学試験に利用している(注:大学入試センター試験を利用している私立大学は多い)が、平成17年の入試からは、独自日程に移行し、競争倍率が急増した。
九州大学医学部出身の教授が多いが、医学部や産業生態科学研究所では、卒業生の教授の数も増加している。
6年間の学費は2,200万円程度だが、学費から国立大学の入学金および授業料に相当する額を除いた額は貸与され、卒業後9年間産業医として勤務すればその返還が免除される。2003年度以前の入学者は学費の全額が貸与されていたが、補助金の削減などに伴い制度の改変がなされた。類似した制度を持つ大学として自治医科大学がある。
[編集] 沿革
- 1978年 : 学校法人産業医科大学設立
- 1978年 : 産業医科大学開設
- 1979年 : 産業医科大学医療技術短期大学開設
- 1986年 : 産業生態科学研究所設置
授業料と施設設備費の実質負担額に附いては、2005年度から変更になった。開学当初より授業料と、施設設備費の全額が修学資金貸与額として当てられており、卒業後9年間産業医として勤務すれば、その返還が全額免除されていた。国の予算変更により修学資金貸与額が73%に減額された。実質的な授業料負担額は国立並みとなり、あらたに施設設備費の部分負担額が発生して私立大学医学部の半額並みの負担が生じることとなった。2006年度から、開学時と同じく受験日程が国立大学の日程から外れた。純然とした私立大学に移行する予定なのか、国の予算上国立大学医学部の施設設備費の負担を増やす前触れと予想するものもあるが想像の域を出ない。
[編集] 学部
- 医学部
- 医学科
- 産業保健学部
- 看護学科
- 環境マネジメント学科
- 衛生学科
[編集] 大学院
- 医学研究科
- 生体適応系
- 環境・産業生態系
- 障害機構系
- 生体情報系
[編集] 研究・教育施設
- 産業医科大学病院
- 産業生態科学研究所
- 産業医実務研修センター
- 産業医学情報教育施設
- 産業医学研究支援施設
- 産業医科大学介護施設「デイサービス・ケアプランセンター 虹の丘」
- 2005年11月開設。病院同様地域住民のための施設であるが、同時に学生が介護現場の実態を学ぶための施設ともなっている。