直宮家
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直宮家 (じきみやけ)とは宮家のうち天皇の子供が創設した宮家を指す。今上天皇の子が創設した宮家が最も格式が高いとされる。現在の筆頭直宮家は秋篠宮家である。通常、親王が成婚したときに当該親王を当主に創設される。
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[編集] 例
明治以後の近代皇室においては以下が直宮とされる。
[編集] 明治天皇の直宮家
明治天皇を参照
大正天皇以外の男子4人は夭折したためなし。大正天皇は第三皇子であり、本来ならば明治天皇の直宮家の一つの当主であったが、二人の兄が夭折したため皇太子となった。二人の弟宮も夭折しているため宮家は創設していない。
[編集] 大正天皇の直宮家
大正天皇を参照
全て昭和天皇の弟宮である。
- 秩父宮:断絶。秩父宮妃は秋篠宮家の親王を後嗣としての再興を希望している。
- 高松宮:断絶。秋篠宮文仁親王と縁深く、文仁親王が高松宮邸を継承するなど、実質的に秋篠宮家に継承されつつある。
- 三笠宮:現存。寛仁親王が後嗣である。
[編集] 昭和天皇の直宮家
昭和天皇を参照
今上天皇の弟宮である。
- 常陸宮:現存。
[編集] 今上天皇の直宮家
明仁を参照
- 秋篠宮:現時点における筆頭宮家。
[編集] 備考
皇太子に親王が存在する場合、長男は父である皇太子の即位に伴って皇太子となるが、次男以下の親王は父の即位と同時に直宮家を創設し独立するわけではない。