真木家文書
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真木家文書(まきけぶんしょ)は、越後国長岡藩主牧野氏・家臣の槙氏・真木氏、及び信濃国小諸藩主牧野家・家臣の真木氏の先祖について、著述した文献。
[編集] 概要
真木(槙)氏は、初代越後国長岡藩主・牧野忠成の父である牧野新次郎康成と、兄弟分の契りを結んでいたとされる。
その真木(槙)氏が、三河国宝飯郡の豪族から、牧野氏の家臣団に吸収されて長岡藩士となって過ごした永禄年間から、元禄年間までの5代に渡る記録が真木家文書である。
旧版の日本図書総目録には、『槙軍談』(東京大学史料編纂所)とあるが、『槙軍談』とは、真木家文書の初代の部分と、今川氏真から下された感状を指すものと思われる。
越後長岡藩は、郷土史の研究が盛んで、多くの基本史料は、その一部、または全部が、印刷して活字本化されているが、東京大学史料編纂所の越後長岡藩関係の史料では、小林藹等が著述した「長岡藩公用人日記」と、「真木家文書」だけが、平成18年現在、活字本化なされていない。
但し、真木家文書の感状の部分は、岡崎市史に引用がある。
[編集] 参考文献
「牧野家臣団」加藤誠一著