磐梯熱海温泉
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磐梯熱海温泉(ばんだいあたみおんせん)は、福島県郡山市(旧国陸奥国、明治以降は岩代国)にある温泉。
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[編集] アクセス
[編集] 泉質
- 単純泉
- 単純硫化水素泉
月岡温泉、いわき湯本温泉とともに「磐越三美人湯」に数えられている。
[編集] 温泉街
温泉街は磐梯熱海駅のすぐそばにあるものと古くからの五百川沿いのものと二つに分かれている(上の写真は五百川沿いのほう)。
温泉街を流れる五百川に沿って20数軒の旅館が存在する。郡山の奥座敷として歓楽街温泉であったことから、規模の大きなホテルも多い。
共同浴場は1軒存在する。
[編集] 歴史
開湯は800年前であるという。熱海という地名は、奥州征伐の後にこの地の領主になった、源頼朝の家臣伊東祐長の出身地である伊豆にある、熱海温泉に由来する。
室町時代初期の南北朝時代、公家の娘萩姫が、不治の病をここで湯治して全快したと言われている。その際、夢枕に立った不動明王が、都から東北方面に行き、500本目の川岸に霊泉があると告げたとされる。温泉街を流れる五百川にその伝説が残る。
1969年2月5日、磐光ホテル火災が発生し、死者31人、負傷者41人の大惨事になる。
1996年9月、熱海バイパスが開通し、温泉街中心部を通る旧国道49号の交通量が大幅に減少。これに合わせて、歩行者が歩きやすいまちづくりが行われる。
2004年に発生した温泉偽装問題では、井戸水利用なのに温泉利用と思わせる表記をしていた旅館があったと報じられた。