国道49号
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国道49号(こくどう49ごう)は、福島県いわき市平から新潟県新潟市へ至る一般国道である。
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[編集] 概要
- 陸上距離:249.4km
- 起点:福島県いわき市常磐上矢田町沼ノ平23-1(上矢田IC=国道6号交点)
- 終点:新潟県新潟市中央区明石2丁目78番1(栗ノ木橋交差点=国道403号・国道459号起点)
- 距離標:平バイパス以西は、十五町目交差点(いわき市平市街地)からの距離となる。国道49号旧道と国道6号平市街地線の交差点は御台境交差点。
- 主な経由地:郡山市、会津若松市、会津坂下町、耶麻郡西会津町、東蒲原郡阿賀町、阿賀野市
- 指定区間:全線
- 冬の通行止め:会津若松市河東町八田付近から郡山市中山付近までは冬期間、吹雪などで視界不良になると通行止めになる。
福島県浜通りから新潟県下越地方に至り、太平洋側と日本海側を結ぶ連絡線の一つである。旧道は平市街地、バイパスは平郊外から発して、浜通りから中通り、会津地方へと福島県内の主要都市を連絡し、県境を鳥井峠で越えて新潟県下越地方に入ると、阿賀町津川地区からは阿賀野川に沿って東蒲原郡を走行。阿賀野市の安田、水原地区を経由し、京ヶ瀬地区北西部からは一部連続立体交差方式のバイパス区間(横雲・亀田バイパス)。新潟市横越、亀田地区を経由して、新潟市街地に至る。全線で磐越自動車道と並走する。
[編集] 歴史
- 1953年5月18日 二級国道115号新潟平線(新潟県新潟市~福島県平市)
- 1963年4月1日 一級国道49号(福島県平市~新潟県新潟市) -- 115号を昇格。115号は相馬市~猪苗代町に。
- 1965年4月1日 一般国道49号(福島県平市~新潟県新潟市)
1963年4月に二級国道115号から一級国道49号に昇格し、平市(現いわき市平)~内郷市(現いわき市内郷駅周辺)の区間が国(当時建設省、現国土交通省)の直轄となる。1966年には郡山市内と新潟県北蒲原郡水原町(現阿賀野市)~新潟市の区間も国の直轄となり、東北地方建設局の磐城・郡山両国道工事事務所が福島県内を、北陸地方建設局の新潟国道工事事務所が新潟県内を担当し、改築事業に着手した。
だが、1967年に発生した集中豪雨(羽越水害)では交通が寸断され、また冬は豪雪によって雪崩の危険を生じ、積雪時には不通となる険しい地形に位置するため、国道昇格と同時に新ルートの調査が始められ、阿賀野川の洪水、地滑り、雪崩の恐れがない地点を求めながら慎重に決定された。そして1971年10月25日、福取トンネルの開通を以って会津若松~新潟間の第一次改築が完了し、現ルートによって全線が開通した。
[編集] 重複区間
- 福島県
- 新潟県
[編集] 通過市町村
郡山市内にはバイパスが存在しないため、郡山警察署交差点付近からうねめ通り交差点までは片側一車線のため、常に混雑する。
[編集] 接続路線
東北地方整備局管内
- 福島県
北陸地方整備局管内
- 新潟県
[編集] バイパス
- 福島県
- 新潟県
[編集] 別名
- 越後街道
- 会津街道
- 若松街道
- 新平線(にっぺいせん)
[編集] 主な峠
- 新長沢峠(標高570m):福島県いわき市
- 中山峠(標高370m):福島県郡山市~福島県耶麻郡猪苗代町
- 七折峠(標高347m):福島県河沼郡会津坂下町
- 藤峠(標高347m):福島県河沼郡柳津町~福島県耶麻郡西会津町(藤トンネル)
- 車峠(標高210m):福島県耶麻郡西会津町(車トンネル)
- 鳥井峠(標高230m):福島県耶麻郡西会津町~新潟県東蒲原郡阿賀町
[編集] 道の駅
[編集] 福島県
- 道の駅にしあいづ(耶麻郡西会津町)