神戸新交通2000型電車
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神戸新交通2000型電車 | |||
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起動加速度 | 3.5km | ||
営業最高速度 | 60km/h(ATC信号速度) | ||
編成定員 | 296人 | ||
全長/全幅/全高 | 50400mm/2492mm/3270mm | ||
編成重量 | 63t | ||
電気方式 | 三相交流600V鋼体複線式 | ||
制御装置 | VVVF制御 | ||
ブレーキ方式 | 回生ブレーキ併用全電気指令式電磁直通空気ブレーキ |
神戸新交通2000型電車(こうべしんこうつう2000がたでんしゃ)は、神戸新交通ポートアイランド線(ポートライナー)に所属する新交通システムの車両である。
目次 |
[編集] 概要
2006年2月2日にポートライナーが神戸空港に延伸したと同時に登場したこの車両は、開業当初から同線を走っている8000型と同じく製造元である川崎重工業車両カンパニーが開発していたKCV(Kawasaki Computer Control Vehicle)をベースにしたため、浮沈式転轍機に対応した案内輪を車両の両サイドに設置している。このタイプに対応している新交通システムの車両は、2000型と8000型のみである。8000型が老朽化していることから、今後さらに製造される可能性がある。編成番号は13~15。
[編集] 内外装
外装は8000型とは違い、ステンレス無塗装にコーポレートカラーであるグリーンとブルーのラインを巻いている。8000型の貫通扉横についていたロゴマークは、この車両にはない。台車については1000型にも採用されている中子式気体入りゴムタイヤに変更された。内装についても8000型とは全く違い、暖色系のボックスシートを2+1で配置されている。また、荷物棚とブラインドも設置している。8000型と同じく乗降ドアの天井につり革代わりのパイプが設置されているが、形状が違う。通話装置はインターホン型に変更された。
[編集] バリアフリー化
交通バリアフリー法に基づいて製造されたので、最初から車椅子スペースを設置し、ドアの上には各国語に対応したLEDの案内表示機をドアの上に設置、ドアの開閉方向もわかるようにした。これにあわせて8000型も改造された。また、通話用のインターホンと非常停止ボタンは車椅子スペース付近に移動させ、車椅子の高さで使用できるようにした。車体本体も室内スペースの拡大(これに伴って8000型にはあった荷物置き場が消滅)、ホーム床面と車両乗降口の段差縮小を行った。
[編集] 関連項目
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