神戸新交通8000型電車
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神戸新交通8000型電車(こうべしんこうつう8000がたでんしゃ)は、神戸新交通ポートアイランド線(ポートライナー)に所属する新交通システムの車両である。
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[編集] 概要
1981年2月5日にポートライナーが開業と同時に走り出したこの車両は、製造元である川崎重工業車両カンパニーが開発していたKCV(Kawasaki Computer Control Vehicle)をベースにしたため、浮沈式転轍機に対応した案内輪が車両の両サイドに設置されている。このタイプに対応した新交通システムの車両は8000型と2000型のみである。開業当初から海浜部という特殊環境下で走り続けていることと、新型の2000型がデビューしたことから、今後の去就が注目される。なお、同年開業した大阪市交通局南港ポートタウン線(こちらも海浜部を走る)の開業当時の車両は2001年までに全て廃車となっている。
[編集] 内外装
外装はアルミ車体にクリーム色をベースカラーとし、コーポレートカラーであるグリーンのラインを巻いている。非常脱出用貫通扉を挟んで右側には愛称、左側には社名のロゴが入っている。 内装についてはブルー系のロングシートが設置されている。乗降ドア付近の天井にはつり革の代わりとなるパイプが、ロングシート付近にはつり革が設置されている。荷物棚はない代わりに、中間車両の端と先頭車両の運転台横にあるモニター装置が入っている箱が荷物置き場になっている。通話装置については黒の受話器を採用している。
[編集] バリアフリー化
交通バリアフリー法に基づいて製造された2000型にあわせて、8000型にも車椅子スペースを設置し、ドアの上には各国語に対応したLEDの案内表示機を採用、ドアの開閉方向も表示されるようになった。
[編集] 関連項目
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