福江純
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福江 純(ふくえ じゅん、1956年2月3日 - )は、山口県宇部市出身の天文学者、理学博士。
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[編集] 略歴
宇部市立琴芝小学校、宇部市立上宇部中学校、山口県立宇部高等学校を経て京都大学理学部に入学。1978年に京大理学部宇宙物理学科を卒業。その後同大学大学院理学研究科宇宙物理学専攻に進学し、1983年博士課程を修了。学部生・院生時代は加藤正二に師事した。1984年に大阪教育大学の助手となる。助教授を経て、2004年に同大学天文学研究室教授。専門は相対論的宇宙流体力学。
天文学者としてだけではなく熱心なSF、アニメファンとしても有名で、SFアニメやSF小説のアイデアを天文学の立場から考察した著書も多数ある。
[編集] 主な著書
[編集] 降着円盤・宇宙ジェット関連
[編集] 宇宙全般・宇宙科学関連
- 『見えない星空への招待 マルチメディア宇宙スペクトル博物館 X線編』(裳華房、1999年11月 栗野論美ほかとの共著)
- 『宇宙が奏でるハーモニー マルチメディア宇宙スペクトル博物館 電波編』(裳華房、2000年11月 栗野論美ほかとの共著)
- 『天空からの虹色の便り マルチメディア宇宙スペクトル博物館 可視光編』(裳華房、2001年11月 栗野論美ほかとの共著)
- 『活動する宇宙』(裳華房、1999年12月 柴田一成ほかとの共編)
- 『<見えない宇宙>の歩き方』(PHP新書、2003年8月)
- 『最新宇宙学』(裳華房、2004年5月 栗野論美ほかとの共編)
- 『最新天文小辞典』(東京書籍、2004年6月)
- 『ブラックホールは怖くない ブラックホール天文学基礎編』(恒星社厚生閣、2005年11月)
- 『宇宙旅行ガイド 140億光年の旅』(丸善、2006年1月、パリティ編集委員会との共編)
- 『ブラックホールを飼いならす ブラックホール天文学応用編』(恒星社厚生閣、2006年6月)
[編集] 相対論・アインシュタイン関連
- 『ぼくだってアインシュタイン』(全4巻、岩波書店、1994年4月~7月 北原菜里子画)
- 『アインシュタインの宿題』(大和書房、2000年7月)
- 『となりのアインシュタイン』(PHPエディターズグループ、2004年5月 長崎訓子画)
- 『100歳になった相対性理論 アインシュタインの宇宙遺産』(講談社、2005年2月)
[編集] アニメ・SF関連
- 『SFアニメを天文する』(日本評論社、1993年)
- 『SF天文学入門(上・下)』(裳華房、1997年)
- 『やさしいアンドロイドの作り方』(大和書房、1996年2月)
- 文庫版:『SFはどこまで可能か?』(メディアファクトリー空想科学文庫、2004年6月)
- 『シネマ天文楽入門』(裳華房、2006年11月)