稲船敬二
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稲船 敬二(いなふね けいじ、1965年5月8日 - )は『ロックマン』シリーズや『鬼武者』シリーズなどを手がけたゲームクリエイターである。カプコンに所属し、多くのゲームのキャラクターデザインを担当した。現在カプコン「開発統括編成室長」兼「第二開発部部長」。多くのゲームのスタッフクレジットにおいて「INAFKING」という名前を使う。大阪府出身。
専門学校卒業後、イラストレーターとしてカプコン入社。初仕事は1987年の『ストリートファイター』だった。その後まもなく、任天堂ファミリーコンピュータ用ゲームソフトのプロジェクトに就き、『ロックマン』のキャラクターデザインを担当。その後、その2作品のキャラクターはカプコンの中心的キャラクターとなり、稲船自身は『ロックマン』シリーズのディレクションを担当するようになった。また、『バイオハザード2』、『鬼武者』、『ロックマンエグゼ』シリーズのプロデュースも担当し、大ヒットを記録した。
2006年10月2日、同日に設立された株式会社ダレット代表取締役社長に就任した。
[編集] 主な作品
- ロックマンシリーズ
- 鬼武者シリーズ
- シャドウ・オブ・ローマ
- ブレスオブファイア(キャラクター原案、グラフィックを担当)
- ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし(退社した船水紀孝の代わりにプロデュースを担当)
- DEAD RISING
- ロスト プラネット エクストリーム コンディション
[編集] 人物
基本的にアクションゲームを手掛ける事が多く、また本人もアクションゲーム製作者としての強いプライドを持っている事がインタビュー等から覗える。
ファンからは「稲船大魔神」とも呼ばれている。
一方で、ストリートファイターシリーズを手掛ける船水紀孝や岡本吉起らの、コストを度外視してまで高クオリティなドット絵作品を作ろうとする姿勢を批判したり、「ゲームである以上は売れる事が第一」とする趣旨の発言をした事などから(会社の人間として当然の考えではあるものの)、「クリエイターというよりも経営者」、「売上至上主義者」といった捕らえ方をされる事もある。
最近は、ロックマンシリーズの製作に関わっていない。
[編集] 外部リンク
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