羅州市
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羅州市 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 나주시 |
漢字: | 羅州市 |
平仮名: (日本語読み仮名): |
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片仮名: (現地語読み仮名): |
ナジュ=シ |
ラテン文字転写: | {{{latin}}} |
ローマ字転写: | Naju-si |
羅州市(ナジュし)は大韓民国全羅南道の市。総面積 603平方キロ、人口約10万人。
目次 |
[編集] 地理
全羅南道の西南部、栄山江流域の羅州平野に位置する。北は光州広域市、東は和順郡、南は霊岩郡、西は務安郡、咸平郡と接する。行政区域は1邑 12面 6洞よりなる。
[編集] 歴史
百済の発羅郡の地で、678年に統一新羅の全国九州設置時にも発羅州となり、757年錦山郡と変わり、903年羅州と命名された。後三国時代には後百済の領域に入った。高麗時代の983年羅州牧に昇格、1018年に設置された全国八道制度でも羅州牧が続いた。
羅州は古代から全羅道南部地域の中心で、全羅は全州と羅州を意味するが、全羅南道の道庁所在地は1895年に光州に移動し、羅州は南平郡となった。 1914年、羅州郡と南平郡が合併して新・羅州郡が成立し、1931年に羅州面が邑に昇格した。
- 1981年7月1日 羅州邑と栄山浦邑が合併し、金城市に昇格
- 1986年1月1日 金城市が羅州市に名称変更
- 1995年1月1日 羅州市と羅州郡が合併して新・羅州市が誕生、南平面を邑に昇格
- 2004年4月1日 KTX開業(1日4往復停車)
[編集] 交通
- 空港は隣接する光州広域市の光州空港がある。
- 鉄道:湖南線の羅州駅にはKTXの一部(一日4往復)と、KTXを除く全ての旅客列車が停車する。その他、同じく湖南線の老安(ノアン)駅、多侍(タシ)駅がある。そのほかに慶全線南平駅があるが、こちらは事実上客扱いをしていない(旅客列車の利用はできない)ものと思われる。
- 道路:国道一号線が市内を通る。東隣の光州広域市には湖南高速道路、西隣の務安郡、咸平郡には西海岸高速道路が通るが、羅州市内はいずれも通っていない。
- バス:羅州バスターミナルと、栄山浦バスターミナルがある。ソウルと羅州市を結ぶ高速バスは栄山浦バスターミナルを始終点とし羅州バスターミナルを経由して運行されている。
[編集] 姉妹都市
[編集] 観光
栄山江流域は5世紀頃の日本式前方後円墳が存在することで有名であり、羅州市内にも伏岩里古墳群、潘南面古墳群、大安里古墳群、徳山里古墳群、新村里古墳群などの古墳群が密集、倭系集団が築いたと指摘される古墳群もある。
さらに李氏朝鮮時代の羅州邑城や植民地時代の栄山浦灯台、東洋拓殖株式会社建物、本町通りなどが残る。