美酒鍋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
美酒鍋(びしょなべ)とは、広島県の酒どころである東広島市西条地域で作られる料理。
[編集] 概要
- 鶏肉、豚肉と野菜を主体に、日本酒と塩胡椒だけで味付けをするシンプルな鍋料理。
- 酒蔵の杜氏など蔵人達が集まって男所帯鍋を作る事から生まれた料理と言われている[要出典]。
- 蔵人は水仕事が多くビショビショになる事から蔵人を「びしょ」と呼び、その蔵人が作り始めた鍋であるが故に、「びしょ鍋」と呼ぶようになったとされている[要出典]。従って多少無理があるにせよ、「美酒鍋」と言う当て字は、あながち間違いではあるまい[要出典]。
- 普段は飲んでいる日本酒を、惜しみなく鍋の中に入れるが、アルコール分は抜けて、酒のうまみだけが残る。このため、酒の飲めない人や子供でも食べられる。
[編集] 作り方
- 材料はニンニク、長ネギ、人参、白菜、玉葱、コンニャク、豆腐、鶏肉、砂肝(砂ずり)、豚肉、酒、塩胡椒。ニンニクと鶏肉、砂肝、豚肉、酒と塩胡椒は欠かせない。
- ニンニクは薄くスライスし、他の野菜は好みの食べやすい大きさに切る。蒟蒻は小さく手でちぎり茹でる。
- 砂肝は薄切りにし、豚肉、鶏肉は食べやすい大きさに切っておく。
- 豚肉、鶏肉、砂肝を鍋に入れ、油が溶けたらニンニクを加えて炒める。
- 野菜、その他の材料を入れ、酒を少しずつ加えながら煮る。 塩胡椒で味を整え完成。
- 熱い場合には、溶き卵を絡めて食べる方法もある。
[編集] 外部リンク
- 美酒鍋のおいしい作り方 - 作り方を動画で解説
- 新年会、パーティーにお勧めの美酒鍋 - 作り方を画像で解説
- 美酒鍋 - 中国四国農政局のページ
カテゴリ: 出典を必要とする記事 | 食文化関連のスタブ項目 | 広島県の食文化 | 日本の鍋料理