自玉手祭来酒解神社
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自玉手祭来酒解神社 | |
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所在地 | 京都府乙訓郡大山崎町大山崎天王46 |
位置 | 北緯34度54分06秒 東経135度40分43秒 |
主祭神 | 大山祇神 |
社格等 | 式内社(名神大)・郷社 |
本殿の様式 | 切妻造 |
例祭 | 5月4日 |
自玉手祭来酒解神社(たまでよりまつりきたるさかとけじんじゃ)は京都府乙訓郡大山崎町にある神社。通称酒解神社(さかとけじんじゃ、さかときじんじゃ)。 天王山の頂上近くに鎮座する。式内社(名神大)で、旧社格は郷社。
目次 |
[編集] 祭神
元々の祭神は山崎神・酒解神で、出自は不明であるが橘氏の先祖神であると言われている。素盞嗚尊は、旧天神八王子社の祭神・牛頭天王を、神仏分離にともない改めたものである。
[編集] 歴史
創建の由緒は不詳であるが、養老元年(717年)建立の棟札があることから奈良時代の創建とみられている。旧名を山埼杜といい、現在の離宮八幡宮の地に祀られていた。平安時代の延喜式神名帳には「山城国乙訓郡 自玉手祭来酒解神社 元名山埼杜」と記載され、官幣名神大社に列し、月次、新嘗の幣帛に預ると記されている。
その後、自玉手祭來酒解神社の祭祀は途絶え、明治時代まで所在がわからなくなっていた。現在の自玉手祭来酒解神社は、天王山の頂上近くに中世ごろよりあった天神八王子神(牛頭天王)を祀る「山崎天王社」であった。天王山は元は山崎山と呼んでいたが、当社にちなんで天王山と呼ばれるようになった。明治10年6月、山崎天王社が式内・自玉手祭来酒解神社であるとされ、自玉手祭来酒解神社に改称した。現在の祭神・大山祇神はそのときに定められたものである。
神輿庫は国の重要文化財に指定されている。
[編集] 文化財
[編集] 摂末社
[編集] 行事
- 例祭 - 5月3日~5日(神輿の巡行は隔年の5月5日)
- 年越祭 - 12月31日