菊名
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菊名とは、横浜市港北区にある地名である。港北区の南東部に位置する。
[編集] 地名のおこり
昔は、葛名という名前であったが、菊が咲き誇る地であったことから、名菊と改名した。しかし、「嘆く」に語感が似ているため、菊名となった。(新編武蔵風土記稿による)
[編集] 沿革
江戸時代までは武蔵国橘樹郡菊名村と称していた。1971年、廃藩置県に伴い神奈川県の所属となり、1873年10月には第三区六番組に編入された。1874年6月大区小区制が施行され神奈川県第三大区第五小区となるが、1878年郡区町村編制法が施行され神奈川県橘樹郡菊名村となり、1889年4月1日町村制の施行(いわゆる「「明治の大合併」)で神奈川県橘樹郡大綱村大字菊名となる。
1926年2月14日、東京横浜電鉄(現在の東急東横線)が開業し、菊名駅が設置される。同年9月1日には既に開通し村内を通過していた省線(現在のJR)横浜線も東横線との交差箇所に菊名駅を設置し、乗換駅となり以降交通の要所となる。また東横線開業に合わせ、駅周囲が東京横浜電鉄の手により開発分譲された。
1927年4月1日大綱村は横浜市に編入され、大字菊名を廃して菊名町を設置。10月1日神奈川区に編入されるが、1939年4月1日港北区に編入される。1942年1月、港北区役所が篠原町2148番地より菊名町780番地に移転し、区の中心部となる。
1951年、港北消防署開所。1960年、港北郵便局開局。1978年に区役所は大豆戸町に移転したため、庁舎跡を改装して1980年に港北図書館を開館。
1980年7月28日、住居表示に伴い、菊名町が廃され新たに菊名一~七丁目の七町が設置される。
- 菊名一丁目 菊名町字籠久保の東横線以西
- 菊名二丁目 菊名町字籠久保の東横線以東の南部
- 菊名三丁目 菊名町字籠久保の東横線以東の北部および字宮谷の横浜線以南
- 菊名四丁目 菊名町字宮谷の横浜線以北綱島街道以南
- 菊名五丁目 菊名町字宮谷の綱島街道以北
- 菊名六丁目 菊名町字和田前・宮狩・屋際の東横線以東
- 菊名七丁目 菊名町字和田前・宮狩・屋際の東横線以西および大豆戸町字下土腐の一部
[編集] 近年
港北区内における子育て支援の拠点施設ができたことから、その筋では有名になった。
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