蒲原鉄道

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蒲原鉄道株式会社（かんばらてつどう、Kanbara Tetsudo Co., Ltd.）は、新潟県五泉市（旧中蒲原郡村松町）に本社を置くバス会社。五泉市・加茂市に路線網を持つ。路線バスの他、貸切バス、タクシー、旅行業等も行っている。地元では「蒲鉄（かんてつ）」と略称される。

蒲原鉄道村松駅バスターミナル。右側の3階建部分が本社。1階は旧村松駅。現在は蒲鉄トラベルの店舗兼定期券発売所となっている

[編集] 本社所在地

新潟県五泉市村松甲1364（村松駅バスターミナル内）

[編集] 歴史

1922年 9月22日　設立
1923年 10月20日　鉄道線・村松～五泉間開業
1930年 7月20日　同・東加茂～村松間開業
1930年10月20日　同・加茂～東加茂間が開業し、鉄道線が全線開通
1951年 5月9日　路線バスの運行を開始
1953年 3月18日　貸切バス事業を開始
1972年 1月8日　旅行業の取扱いを開始
1980年 11月6日　現社屋・村松駅新駅舎が竣工（旧駅舎は北蒲原郡安田町（現阿賀野市）に移築、現安田民俗資料館本館）
1985年 3月31日　鉄道線・加茂～村松間が廃止、路線バスに転換
1994年 7月29日　高速バス・新潟線を開設
1999年 10月3日　鉄道線・村松～五泉間が廃止され全線廃止、路線バスに転換

[編集] 路線

[編集] 路線バス

2002年11月から、路線バスはすべて子会社の蒲鉄小型バス（かんてつこがた－）が運行している。それまで蒲原鉄道本体と蒲鉄小型バスが運行していた路線を一旦全廃し、以後は旧村松町、加茂市、五泉市からの助成金によって、自治体の貸切という形で継続して運行している。尚、加茂市内の一部区間については2003年8月に加茂市民バスに転換された。

その後も系統の統廃合により、現在はバスターミナルとなった村松駅を中心に、下記の5系統が運行されている。

高石・田川内～小面谷～村松駅BT～五泉駅前～五泉高校前（五泉・川内線）
村松駅BT～木越～五泉駅前（木越線）
村松駅BT～大蒲原～金割鉱泉～高松～土倉～元狭口～加茂駅前（加茂線）
村松駅BT～別所～戸倉～大谷～加茂駅前（戸倉線）
村松駅BT～刈羽～中野橋～笹野町～村松駅BT（刈羽線）

[編集] 高速バス

蒲原鉄道本体が運行する路線バスは、高速バス1路線のみ。新潟交通グループの新潟交通観光バスと共同運行している。バスロケーションシステムが導入されている。
- 新潟駅万代口～（磐越自動車道）～五泉～村松駅BT

[編集] 観光バス

観光バスについては、主に蒲原鉄道が運行している。

[編集] 鉄道

蒲原鉄道線を参照（1999年全線廃止）

[編集] グループ企業

[編集] バス

蒲鉄小型バス

[編集] タクシー・ハイヤー

蒲鉄タクシー

[編集] 旅行業

蒲鉄トラベル

[編集] その他

この他、損害保険の代理業、旧村松駅敷地内に蒲原鉄道線廃止後開店したコンビニエンスストアローソンの経営も行っている（蒲原鉄道本体）。
以前は、加茂市長谷（七谷地区）の旧沿線にある冬鳥越スキー場を運営する「冬鳥越リフト」という子会社があったが、少雪や利用客の減少、リフトなど設備の老朽化等により1999年に廃業。その後リフトを撤去し、翌2000年末よりスキー場は加茂市に移管した。