蒼穹のファフナー
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蒼穹のファフナー | |
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テレビアニメ | |
原作 | XEBEC |
監督 | 羽原信義 |
企画 | 大月俊倫、下地志直 |
シリーズ構成 | 山野辺一記→冲方丁(16話~) |
脚本 | 山野辺一記(1話~11話) →山野辺一記・冲方丁(12話~15話) →冲方丁(16話~) |
キャラクターデザイン | 平井久司 |
メカニックデザイン | 鷲尾直広 |
製作 | XEBEC、竜宮島役場 |
放送局 | テレビ東京 テレビ大阪 テレビ愛知 テレビせとうち テレビ北海道 TVQ九州放送 |
放送期間 | 2004年7月4日 - 12月26日 |
話数 | 全26話 |
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『蒼穹のファフナー』(そうきゅうのファフナー)は、2004年7月4日から同年12月26日までテレビ東京系で放送されたロボットアニメ作品である。
なお、作中に登場する固有名詞等は、多くニーベルングの指環や北欧神話から取られているため、ドイツ語が多用されている。
本編の前日談に当たる新作アニメ『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』が年末スペシャル番組として2005年12月29日にテレビ東京他で放映された。
目次 |
[編集] 製作側の問題
[編集] 交代
12話から文芸統括担当の冲方丁が山野辺と連名で脚本に参加、15話終了を境にシリーズ構成・脚本は山野辺から冲方に交代し、山野辺はベースプランニング協力に配置換えとなる。16話以降は良くも悪くも説明口調の多い冲方節で展開され、冲方と山野辺の技量の差を垣間見ることとなる。結局いいところがないまま脚本を降ろされた山野辺だが、羽佐間翔子の死のタイミングについては絶妙であったとされている。
しかし、第1話からOA分全25話を見続けたファンにとってファフナーの物語は冲方が携わった12話を本当の意味での第1話とし、山野辺単独脚本の1話から11話までを否定する者がいる一方で、山野辺脚本に馴染んできた視聴者の中には後半の展開に納得できないという声もある。尤も、どちらの脚本も評価しているファンは少なくなく、前半在っての後半という考え方もある。
[編集] スターチャイルドとの関係
佐藤竜雄の日記により、この作品は『魔法先生ネギま!』とともに会社間の確執の原因と噂されている。日記には、2004年7月と2005年1月に漂った不穏な空気が佐藤の仕事に影響したことをほのめかす記述があり、2004年7月とは当作品のことを指していると考えられる。理由は明示されていないが、作画に起因があったのではないかという憶測が飛んでいる。
[編集] ストーリー
真壁一騎や皆城総士らが住む平和な竜宮島。そこに突然「あなたはそこにいますか・・・」という叫びがこだまする。それは未知の生命体『フェストゥム』による侵略だった。
一騎は総士から、人類を滅亡から救うために、ファフナーに乗って戦って欲しいと懇願される。やがて一騎達は、人類が数十年も前にフェストゥムの襲撃により壊滅的被害を受け、既に日本列島も存在しない事を知る。
自分達が信じていた平和が、実は幻想であった事を知った少年達は、フェストゥムや竜宮島が独占的に有する兵器 ファフナー・ノートゥングモデルを欲する人類軍との戦いに否応なく巻き込まれていく。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 登場人物
[編集] 子供達
- 真壁 一騎(まかべ かずき) 声:石井真
- 両親が瀬戸内海ミールによる遺伝子汚染時に国内にいた為に、人工子宮により誕生。ファフナー・ノートゥングモデル「マークエルフ」の搭乗者中、適正の高さはトップクラス。マークザインに乗る前までは、自己否定の感情が強いからか、性格の変化もほとんど見受けられなかった。幼少期に同化しかけた皆城総士の左目を傷つけ、罪悪感を感じている。
- 身体能力に非常に長けている一方で、トランプのババ抜きにはめっぽう弱いという一面もある。普段の生活では、家事すべてを担当している。
- 皆城 総士(みなしろ そうし) 声:喜安浩平
- フェストゥム日本襲来時は両親が米国に滞在中だったため、自然出産も可能だったが、特殊な因子を移植させるため、人工子宮に移され誕生。左目の傷は、幼少時代に一騎から受けたもの。普段は冷静沈着だが、照れると唐突に「何だ?」と発言する癖がある。
- ジークフリード・システムに搭乗できる者は竜宮島で彼のみ。
- EDで彼のシナジェティック・スーツ姿が描かれているが、本編中でこれを着用したり、ファフナーに搭乗したりしたことは一度もなかった。しかし、前日談『RIGHT OF LEFT』にて、シナジェティック・スーツを着用してノートゥングモデル・マークアインの搭乗訓練を行っていたものの、左目の傷が原因でマークアインとの同調ができず、故にジークフリート・システムに転向したというエピソードが描かれた。
- 皆城 乙姫(みなしろ つばき):仲西環
- 総士の妹。胎児期に瀬戸内海ミールの暴走を受け半同化状態の鞘から、人工子宮に移され出生。竜宮島のコアとなる。タイプはコアギュラ型から分岐したコア型で、人類に数人しかいない人間とフェストゥムの融合独立個体。
- 遠見 真矢(とおみ まや) 声:松本まりか
- 出生時の境遇は一騎と同様。一騎に対して特に強い思いを持っている。無気力そうな喋り方をすることが多いが、根は快活。「ハンデ」があったため、CDCにてオペレータを担当。場合によっては現場に駆り出されて救護班の手伝いをすることもあったが、胸中はみんなとともに戦うことを望んでいた。
- 真矢のパイロット適正値は一騎と同等。ファフナー「マークジーベン」搭乗時における性格面の変化は、冷酷とも言えるほど冷静沈着になる。訓練時の射撃命中率は90パーセント以上。最後まで生き残った数少ないパイロットであり、蒼穹作戦の最後の締を果す。
- 趣味はフリークライミング。ただ、手先はどちらかというと不器用。料理も大の苦手で包帯も巻けない。
- 羽佐間 翔子(はざま しょうこ) 声:松来未祐
- アルベリヒド機関の保管遺伝子より誕生。羽佐間容子の養子となる。生来から病弱。真矢とは親友。基本的には大人しいが、内には強い意志を秘める。
- 中学校の入学式当日、病を押して登校しようとするも途中で倒れる。そこへ忘れ物をして家に戻る途中の一騎が通りがかり、彼におんぶをされ中学校に行くことになり、そこで終日過ごす。それ以来一騎に対して、いつか恩返ししたいという思いが強くなる(小説・ドラマアルバム)。
- 自分が羽佐間容子の実の娘でないことを知っており、そのことと生まれた時から戦うことが決められていたことを理由に容子が止めるのも聞かず、ファフナー「マークゼクス」に搭乗。「帰ってくる場所を守る」という一騎との約束を果たすため、最初で最後の戦いに赴いた。普段は大人しい性格だが、ファフナー「マークゼクス」搭乗中はシナジェティック・コードの影響からか攻撃的になる。フェストゥムをレージングカッターで捕縛し、飛翔した後、同化されかけ、フェンリルを使用し自爆した。
- 彼女の墓は竜宮島内にあるが、なぜか心ない悪戯をされる事が多いのだと言う(「アニメージュ」記事より)。
彼女の死は他の子供たちの心の傷となったようで所々で回想シーンが流される。
- 要 咲良(かなめ さくら) 声:新井里美
- 出生時の境遇は一騎と同様。空手道場の娘で衛と剣司から「姉御」と呼ばれ、竜宮島で「最強の女」と称されるが、彼女自身は真矢が「最強」だと思っている。父親を殺したフェストゥムに対して強い敵意を持っており、一体でも多くのフェストゥムを倒すことを望んでいる。
- ファフナー「マークドライ」に搭乗すると、より攻撃的な性格になっていき、それが元で苦境に陥ることも。後に同化の進行により戦線を離脱、マークドライはカノン・メンフィスが受け継ぐこととなる。
- 近藤 剣司(こんどう けんじ) 声:白石稔
- 一騎や甲洋たちとは異なり、母親が妊娠して出生した。中学校では生徒会長だが、人望は篤くなく、実際、真矢や咲良は総士が生徒会長だと思っていたほどである。
- 一騎に決闘を申し込むも、軽くあしらわれ、後輩からは馬鹿にされ、と冴えない役回りが多いが、仲間達が次々と倒れていく中で最後まで生き残った数少ないパイロットであり、最後の最後にイドゥンを一対一で倒し漢を見せる。
- ファフナー「マークアハト」搭乗時は、異常なほど臆病な性格になる。
- 小楯 衛(こだて まもる) 声:斎賀みつき
- 剣司と咲良とよく行動する。大のマンガ好きで「大粒あんこ」作の「機動侍ゴウバイン」は特にお気に入りだが、「大粒あんこ」の正体は知らない(実は衛の父親)。性格は、カノンにゴウバイン音頭を講じるほどの天然。犬が大の苦手で甲洋の愛犬、ショコラを異常に恐がる一面も。
- 恐怖心を抑えるため、ファフナー「マークフュンフ」搭乗時にはゴウバインのメットを被り自分はゴウバインだと自己暗示をかける。なお、メットを被っている間のことは一切覚えていない(同じXEBEC制作のゾイド新世紀スラッシュゼロで斎賀が演じた役へのオマージュと思われる)。
- 蔵前 果林(くらまえ かりん) 声:白石涼子
- 皆城家の養子で、総司の義兄妹(姉弟)。ファフナー「マークツヴァイ」のパイロット、フェストゥム襲来の際に攻撃を受け、戦うことなく、日野恵とともに生死不明となる。本編では深く掘り下げられないまま終わったが、前日談の『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』では、マークツヴァイに搭乗した。眼鏡をかけているが、これはファフナーの搭乗に伴う同化現象によって眼が赤いことを隠すためのものである。
- 西尾 里奈(にしお りな) 声:白石涼子
- 翔子の後任としてCDCオペレータを担当。真矢に懐いているご様子。芹曰く「女好き」。
- 立上 芹(たちがみ せり) 声:福圓美里
- 地上に出た乙姫にとって初めての友達。生物部員で特に昆虫がお気に入り。
[編集] アルヴィスの大人達
- 真壁 史彦(旧姓:麻木)(まかべ ふみひこ) 声:田中正彦
- 一騎の父。アルヴィス司令補佐、のちに司令となる。日本自衛軍出身。溝口恭介とは旧知の仲で、命の恩人、親友にして懐刀的存在である。
- 平常時は、器屋の店主で「売れない」陶芸家として名が通っている。また、米をとがないで炊いたことを一騎に突っ込まれたりと家事全般はまるで出来ない。
- 史彦はフェストゥムとの『共存』寄りの考えだったが、公蔵のフェストゥムとの『決戦』に対しては苦慮していた。
- 皆城 公蔵(みなしろ こうぞう) 声:中田譲治
- 総士、乙姫の父。アルヴィス司令で平常時は中学校の校長。フェストゥムに対しては、『共存』ではなく『決戦』を望んでいた、アルヴィスきっての好戦派だったが、フェストゥムの攻撃を受け、あえなく戦死。以降、アルヴィスの指揮は真壁史彦に委ねられることになる。
- 遠見 千鶴(とおみ ちづる) 声:篠原恵美
- 真矢と弓子の母。アルヴィスではフェストゥムおよびファフナー搭乗者の肉体変化(染色体や同化現象)などの研究を担当。博士(遺伝子工学)号を取得している。平常時は、竜宮島唯一の診療所「遠見医院」の院長。皆城乙姫の母親代わりもする(16話~)。
- 遠見 弓子(とおみ ゆみこ) 声:ゆかな
- 真矢の姉。アルヴィス管制オペレータで千鶴の研究助手も兼務。平常時は、中学校の養護教諭。昔は東京に出てアイドルになることを夢見ていた。真矢のパイロット適正が極めて高いことを知りながら、隠蔽し改ざんする。一時帰島したミツヒロからそのことについて査問委員会で問われるも、アルヴィス関係者がうやむやにし、事なきを得る。
- 由紀恵(「ゆきっぺ」と呼ぶ)とは旧知の仲。千鶴との大喧嘩の末、ずっと想いを寄せ竜宮島に帰ってきた道生と同棲し、後に彼の子供を身ごもる。
- 羽佐間 容子(はざま ようこ) 声:葛城七穂
- アルヴィス研究員でファフナー整備関連を主に担当(オペレータも兼務)。平常時は、中学校の理科教諭。母親としての才能が高かったためか、アルベリヒド機関の依頼を受け、翔子の育ての母となる。
- 翔子が出撃しようとしたとき、彼女の身を案じて一度は止めたものの、翔子の決意の堅さに結局は死地に赴く娘を見送るしかなかった。
- 翔子の死後、自殺を図ろうとするも、説得され思いとどまる。史彦からの依頼を受け、人類軍残留者カノン・メンフィスの保護者となる。
- 要 澄美(かなめ きよみ) 声:石川静
- アルヴィス研究員で主にオペレータを担当。近藤彩乃とは親友であり、ライバルでもある。平常時は、中学校の保健体育教諭。要流柔術師範にして夫よりも武術に長けている。
- フェストゥム襲来時に消息不明となった(敵に取り込まれたと考えられる)彩乃に代わり剣司の里親となる。
- 要 誠一郎(かなめ せいいちろう) 声:小山力也
- 澄美の夫。戦闘機で出撃するもフェストゥム・スフィンクス型の襲撃により戦死。
- 近藤 綾乃(こんどう あやの) 声:玉川紗己子
- 剣司の母。『アーカディアン・プロジェクト』における島の開発者で、生物工学の第一人者。
- 平常時は中学校の数学教諭。家でも数台のパソコンを保有し、フェストゥムの解析にいそしむことも。
- 小楯 保(こだて たもつ) 声:高瀬右光
- アルヴィスのメカニック(武器開発等)担当にしてチーフ。平常時は、竜宮島唯一の漫画家「大粒あんこ」として『機動侍ゴウバイン』を執筆。息子衛のため、文化を残すために漫画家となる。
- 溝口 恭介(みぞぐち きょうすけ) 声:土師孝也
- アルヴィス特殊工作員。真壁史彦の懐刀。「お客」として春日井家を調査し、春日井家の両親が新国連スパイであることを洗い出す。
- 春日井家追放後は彼らに代わり、喫茶「楽園」を営むことに。
- 遠見真矢と同行する機会が多いためか思い入れが強いためか、必ず「お嬢ちゃん」と呼んでしまう癖がある。おちゃらけた口調は生来のものと思われる。
- 西尾 行美(にしお いくみ) 声:京田尚子
- 西尾里奈の祖母。駄菓子屋「西尾商店」を経営。アーカディアン・プロジェクト(アルヴィス)研究者の最古参にして、大御所的存在。ファフナーのジークフリードシステム一体型テスト中における事故で息子夫婦を喪い、第一線を退くも度々呼ばれる。小楯保が漫画家「大粒あんこ」である事を知っており、原稿を受け取ったりする。
- 人類軍残留部隊の一部を、『平和』という文化を教えるため、職業訓練を担当。
[編集] アルヴィス→新国連の人々
- 春日井 正浩(かすがい まさひろ) 声:河相智哉
- 春日井 諒子(かすがい りょうこ) 声:津田匠子
- 竜宮島では一般島民。親として人として失格な連中。
- アルベリヒド機関より依頼されて甲洋の里親になるも、甲洋を自分らの保身の道具としか考えていない。アルヴィスの召集令状により甲洋がパイロット候補になるとわかると、嬉々とし場違いな態度をとったり、「ハズレだな・・・」と平気で言い放ったりしていた。同化した甲洋を殺そうとするも、新国連にアルヴィスの情報を漏洩したことがばれ、島を追放される。生死不明。
- 狩谷 由紀恵(かりや ゆきえ) 声:沢海陽子
- 弓子、道生とは同級生。「ゆきっぺ」というあだ名がある。アルヴィスでは一騎らパイロットの上官で、中学校の現代国語の教諭。学校生活の中では、生徒達の質問に答え、慕われていたが、戦闘時には冷静な判断を下す。システム関連に精通している。生後まもなく両親を亡くし、アルベリヒド機関に育てられる。
- 実は新国連のスパイであり、一騎を唆して共に竜宮島を脱出し、マークエルフを手土産に新国連に合流するが、二重スパイの嫌疑をかけられ、一時、軟禁される。程なく解放された後、竜宮島占領作戦に参加。
- ミツヒロに「ファフナー乗りとしての高い適正」に目をかけられ、彼に父のイメージをダブらせてしまい、思いを寄せる。バーンズの竜宮島フェンリル発動作戦を道生に教え、艦船に細工を仕掛けたりと竜宮島消滅の邪魔をする。
- その後、マーク二ヒトのパイロットとして機体の起動テストを行っていたが、テスト中にイドゥンの介入によって同化された。
[編集] 新国連の人々
- ダッドリー・バーンズ 声:内田直哉
- 人類軍大佐で竜宮島を占拠し陣頭指揮をするも、乙姫の意思による第1CDCの異常で、フェストゥムに対抗できず。撤退時にカノンほか人類軍一部関係者を残し、艦ごと竜宮島をフェンリルで消し去る作戦を行うも、狩谷と道生らに阻まれる。ヘヴンズドア作戦中潜水艦を指揮し、ミサイル攻撃のため浮上するも攻撃は失敗、出現したマークニヒトの黒球により消滅。
- 真壁史彦や溝口恭介とは既知。
- ヘスター・ギャロップ 声:藤田淑子
- 新国連事務総長。
- 日野 洋治(ひの ようじ) 声:小杉十郎太
- 道生の父。西洋の音楽家のような風貌をしている。マークエルフのコアを移植した、ザルヴァートルモデルのマークザインを開発。ミョルニアをかくまうなど、フェストゥムとの共存を望んでいた。『一人でも多くの兵士を生き延びさせる』という設計思想を持っている。ミョルニアにマークザインを、真矢に自身の研究データを託した後、機密保持も兼ねて襲撃してきたフェストゥム・グレンデル型とともに自爆。
- ミツヒロ・バートランド 声:森功至
- 千鶴の元夫。フェストゥムに勝つために竜宮島を捨て、新国連に参加した。最終作戦『ヘヴンズドア』の立案者であり、ザルヴァートルモデルのマークニヒトを開発。査問会で真矢と話をしたが、的外れの回答しかせず『お父さんは、フェストゥムとどう違うの?』と問い詰められ、遠見家から絶縁される。イドゥンに乗っ取られたニヒトの襲撃を受け死亡。
[編集] 新国連→アルヴィスの人々
- 日野 道生(ひの みちお) 声:堀秀行
- 父・洋治に同行、竜宮島を出る。孤児だったカノンと出会い、上官になり、以後転戦を繰り返す。再度竜宮島に落ち着くまでは戦いの連続で、自分は「フェストゥム」と同じようなものと悟っていた。なお、人類軍ではトリプルシックスのコードネームで呼ばれていた他、マスターセリオンの異名を持っていた。
- 弓子と狩谷とは同級生。弓子が好きで、幼少期、いいところを見せようとして失敗を繰り返した。
- イドゥンに同化されたマークニヒトが竜宮島を襲撃した際、マークアインに搭乗して応戦するも圧倒的な力の差にカノンのベイバロンと共に機体が大破する。弓子がいる竜宮島を守るためにフェンリルを起動させ、脱出を試みるがマークニヒトに捕まり殺されてしまう。
- カノン・メンフィス 声:小林沙苗
- アイルランドのダブリン出身。幼少時、フェストゥムによって家族や友達を奪われ、自分を完全否定する性格になり、人類軍に参加後「死に場所」を求めて転戦する。
- 人類軍による竜宮島占拠の際、道生とともに人類軍ファフナーのパイロットとして参加。人類軍撤退の際バーンズの命令でフェンリルによる自爆を試みるも一騎の説得でアルヴィスに投降。乙姫たっての要望で、羽佐間容子監視の下戦力として参加。
- 自分の考えで危険なフェストゥムの因子の移植を希望し、無事に因子が定着する。
- 蒼穹作戦前に因子が定着したためノートゥングモデルに搭乗して作戦に参加する。その際に搭乗した機体は咲良が乗っていたマークドライ。
- 最後まで生き残った数少ない竜宮島ファフナーパイロットの一人。
[編集] フェストゥムと同化した人々
- 真壁 紅音(→ミョルニア)(まかべ あかね) 声:豊口めぐみ
- 史彦の妻で、一騎の母。皆城公蔵がミールを分析中だったにもかかわらず、ミールを本質的に理解した最初の人物。史彦を助けようと、フェストゥムに自らすすんで同化し、フェストゥムに時間と存在を与え、ミールの共鳴核となる。
- 自分のコアを助ければ、フェストゥムと共存するためのデータとまだ生存している皆城総士の両方が手に入ることを伝えるため、ミョルニアとして竜宮島に現れる。
- 蒼穹作戦で一騎達が離れ防衛力が落ちた竜宮島を守るため、甲洋と共にフェストゥムと戦う。ちなみに戦う時にフェストゥムの姿に戻るが、他のフェストゥムと違い、真壁紅音の共鳴が強い為か、女性的な体形を残し、赤い色をしている。
- 春日井 甲洋(かすがい こうよう) 声:入野自由
- 出生の境遇は羽佐間翔子に同じ。新国連スパイの春日井家の養子となる。翔子に想いを寄せていたため、彼女が戦死したときにファフナーに乗って戦闘に出ていた一騎に「お前なら助けられたはずだ」と辛くあたる場面もあった。それ以来、一騎に対し、逆恨み的な反感を抱く。
- ファフナー「マークフィアー」で真矢と溝口恭介を助けようとしてフェストゥムに中枢神経を同化されてしまい、以降、長きに渡って昏睡状態に陥る。
- その後、フェストゥムとして覚醒しそうになっため、アルヴィスの決定で凍結処分されそうになるが、乙姫の手によって半同化状態のまま目覚め、竜宮島を彷徨う。一騎達と接触し同化しようとするが、翔子の服を着たカノンを見て記憶が戻り、翔子の死を受け入れ、スレイブ型フェストゥムとなった。
- ミョルニアと共に蒼穹作戦で一騎達が離れ防衛力が落ちた竜宮島を守る。ちなみに甲洋もフェストゥムの姿になるがその色は青。
- 最終話では、マークニヒトによって異空間に閉じ込められた一騎と総士を助けるという大役を果たす。
[編集] 用語
- ミール
- フェストゥムの中枢。北極ミールと瀬戸内海ミール(竜宮島の空気中に存在)がある。実際にはその他にもミールが存在すると考えられる。
- アーカディアン・プロジェクト
- フェストム・人類軍との戦闘過程において、日本が独自に立案した計画。アーカディアンとは「楽園計画」を指す。数百人から数千人単位の人類の肉体からあらゆる情報を保存し守ることを目的としている。『島』は複数建造されたとも言われているが総数・実態とも不明。島の地下には生産プラントを含む巨大な施設があり、自給自足が可能。人類から隔離された「海図にない島」。
- 竜宮島(たつみやじま)
- アーカディアン・プロジェクトのために作られた人工島。人口はおよそ2,000人程度。戦闘時は、ヴァッフェラーデンやミサイル発射台が出るなど『要塞』へと姿を変える。竜宮はりゅうぐうとも読める。文字通り時に忘れられた地であり、乙姫(つばき)が支配する場所である。またこの島は宝物を守るために竜になった伝説の巨人が住まう場所でもある。
- なお、竜宮島以外にも幾つか人工島が存在するらしいが詳細は不明。また、第8話で竜宮島に似た人工島が登場するが、既にフェストゥムによって壊滅していた。
- アルヴィス(Alvis)
- 竜宮島のもう一つの姿で組織の名称。
- フェストゥム襲来前に島に入植した大人達とアーカディアン・プロジェクトによりメモリージングで覚醒した子供世代によって構成されており、プロジェクトと密接な関係にある。またファフナー運用巨大潜水艦要塞艦水中部の名称ともなっている。
- シナジェティック・コード
- ファフナーと搭乗者の精神連結をするため形成されなければならない脳の状態。ノートゥングモデルに搭乗した際に最重要となるもの。成人はコード形成が難しくなるため、必然的にパイロットの多くが十代の少年少女となった。
- ニーベルング・システム
- 指輪状の操縦桿。10個のリングに指をはめるとジークフリードシステムに直結されファフナー本体も起動する。
- ジークフリード・システム
- 思考を読むフェストゥムに対抗する為の皆城総士のみしか操作できないシステムで、日本のノートゥングモデルを指揮管理するためのもの。ファフナー搭乗者の脳の皮膜神経と接続し、身体・精神状況や戦局の変化を統括できる。総士以外がこれを操作すると、膨大なデータ量により極度の酩酊状態になる。なお、ザルヴァートル・モデルやノートゥング・モデル以外のファフナーの場合、シナジェティック・コードや機体の関係などから、クロッシングは不十分になる。
- ジークフリード・システム(蒼穹作戦)
- 皆城総士がフェストゥムに取り込まれた以後は、竜宮島に来たマスター型フェストゥム・ミョルニアのデータより、プロトタイプを分割し、ザインのほかファフナー・ノートゥングモデルに内蔵。それに伴う負荷も解消されたもの。特徴は下記のとおり。
- パイロット同士の意思疎通が可能
- 1.に伴い、痛みも共有してしまうこと
- ファフナーが一機でも欠けると、システムが機能しなくなる。日野洋治の設計思想の影響からか『自己犠牲』を完全否定したものになってしまう。
- Lボート
- フェストゥムの目をごまかすため囮として切り離された竜宮島(アルヴィス)の左翼。二ヶ月間の戦闘の後フェンリルによって消滅した。『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』で描かれたが、本作でもアルヴィス左翼が無くなっているのが分かる。
[編集] 竜宮島
[編集] 防衛機構
- 偽装鏡面
- 竜宮島全体を球状に覆う高度なステルス機構。直視はもとより、音波、電磁波等も遮断し外部からは内部の状況は全く把握できなくなる。竜宮島は常時これを展開することにより、長年新国連は勿論のことフェストゥムの目を文字通り欺き、隠遁してきた。
また同様に内部から外の景色も遮断し、展開時の島内部における太陽の位置等の島周辺の風景は偽装鏡面に映し出された偽物である。
しかしエネルギー消費の都合上、ヴェルシールドとの併用は出来ず、フェストゥム来襲時はこれを解除することになる場合が多い。 - ヴェルシールド
- 竜宮島全体を覆う強力なバリア機構。第1、第2と2段階に展開される。しかし、フェストゥムに対しては突破されるまでの時間稼ぎ程度にしかならない。使用は偽装鏡面との二者択一。Welle ShieldのWelleは、波を意味するドイツ語。
- ヴァッフェラーデン
- 島の建造物等を直接防御する隔壁。普段は地下に収納されており、フェストゥムの来襲時等には地面から生えるように展開される。
- ノルン
- 小型の無人機動兵器。島に大量に配備されている。それそのものがビーム砲を搭載した迎撃装備であり、またバリアの展開をする等のファフナーを支援する装備でもある。乙姫の覚醒によって起動。以降彼女のコントロールのみによって使用される。名称の由来はノルンを参照。
- デライアル
- ミサイル兵器。海底の発射台から発射される。発射に少々時間がかかるためフェストゥムに対して使用されたのは作中では一回のみ。数は多いが相手がフェストゥムでは効果は薄い。
[編集] 内部機構
- ブリュンヒルデ・システム
- 主に島の防衛機構を統括するシステム。しかし島の航行等他のシステムにすらも影響を及ぼす。フェストゥムの読心能力に対抗するために皆城乙姫が一体化しており、その意思によって運用される。つまり、事実上彼女自身が島を動かしていると言っても過言ではない。
- ワルキューレの岩戸
- 皆城乙姫が眠っていた人工子宮。彼女がブリュンヒルデ・システムと一体化するための機構でもある。すなわち島の中枢と言うことも出来る。中は赤い液体で満たされており、乙姫と島のミールとの同化を抑制していると思われる。最終話にて乙姫はここに還る。床に刻まれたラテン語の文句は中世錬金術士のモットーであった「Solve et Coagula」(溶融と凝固、または溶かして固めろ、意訳して融合せよ)。名称についてはワルキューレを参照。
- ソロモン
- レーダーに反応しないフェストゥム等シリコン生命体の接近を知らせ、そしてその種別を判定するシステム。物語序盤ではアルヴィスの人々はこの反応を「ソロモンの預言」と呼んでいた。これはフェストゥムの思考パターンを解析、トレースしてその行動をある程度予測することでシステムが機能しているため、と思われる。後に「ソロモンに反応あり」というストレートな報告に変更されている。ソロモンについてはソロモン王を参照。
- ウルドの泉
- キールブロックにたゆたう液体型コンピューター。かつてはミールの解析に使われていたが、現在は主にソロモンのマスターサーバーとして使われている。ウルドについてはウルズを参照。
[編集] 作戦
- ヘヴンズドア(英語:Operation HEAVEN'S DOOR)・(日本語:天国への扉)
- 新国連研究者のミツヒロ・バートランドが立案。北極のミールと大気圏外の小ミール(=コア)を新国連(人類軍)戦力の大半を北極に、宇宙艦隊を大気圏外に展開して行う二面同時作戦でフェストゥムおよびミールを殲滅するものである。フェストゥムの読心能力を抑えるため、各部隊独自の判断で戦う全部隊規模の遊撃戦。そのため、司令官は存在しない。
- 宇宙艦隊に関しては世界十数か所から170機近くが打ち上げられ、その内の六割強が衛星軌道に到達する前に撃墜されるという苛烈を極めた内容である。この結果、人類は北半球の大部分を移住空間として取り戻すことが出来た。
- 蒼穹作戦(英語:Operation THE Azure)
- アルヴィス独自の作戦。マスター型フェストゥム「ミョルニア」から得たデータを下に立案される。作戦実行メンバーは真矢の提案で腕に竜宮島の緯度経度(W175N57)を書き、必ず全員生きて帰ることを誓う。なお、北極ミールの本当の陣地は、本作戦立案のアルヴィスしか知らない。
- 概要:「ヘヴンズドア」に乗じて、北極に存在する真壁紅音の共鳴核を救い、人類とフェストゥムの「共存」のヒントとなるデータを入手し、かつジークフリードシステムと皆城総士を奪還すること(剣司説明)。
- 作戦名の由来:「ヘヴンズドア」決行日が快晴であることから、真壁史彦が提案。ファフナー搭乗者以下全員の快諾を受け、承認される。
- 陣形:4機で一組のクロスドッグ尚且つクロッシング(※1)で全戦闘を実行。真壁一騎(マークザイン)-前方殲滅、カノン・メンフィス(マークドライ)-左防衛、近藤剣司(マークアハト)-右防衛、遠見真矢(マークジーペン)-後方支援。全火力を前面に集中した強行突破型で、眼前の敵のみに集中し、目的地にたどり着くことを最優先とする。(カノン説明)
- 最重要事項:一人も死なない。皆城君を連れて一緒に島に帰ること(真矢説明)
- 備考:作戦に参加するファフナーにはジークフリード・システムを搭載。一機でも撃墜されると本作戦は失敗する。
- (※1)ジークフリードシステムによって、意思のやり取りができるが、痛みを共有する事になる。他は備考と同じ
[編集] ファフナー
ファフナーは人類がフェストゥムの読心能力を防ぎ、これに対抗するために開発した兵器である。ノートゥングモデル、ティターンモデル、メガセリオンモデル、ベイバロンモデル、グノーシスモデル、そしてザルヴァートルモデルの6つのタイプが登場する。中でもティターンモデル、ノートゥングモデル、ザルヴァートルモデルにはフェストゥムのコアが使われており、大量生産は出来ない。
劇中には地球上で運用されるタイプしか登場していないが、フェストゥムは宇宙から襲来する生命体であり、最終話でわずかながら宇宙空間での人類軍とフェストゥムの戦いが描写されたので、宇宙戦闘用のファフナーも存在すると考えられる。さらにメガセリオンとベイバロンの識別コードから人類軍では他に少なくとも十数タイプが開発された可能性がある。
[編集] アルヴィス製ファフナー
- ノートゥングモデル
- Alvisが開発したファフナー。染色体に特殊な因子を持ち、脳内に「シナジェティック・コード」を形成出来る事がパイロットになる条件(その為パイロットは殆どが十歳台の子供)。気化爆弾のフェンリルを内蔵していているが、その破壊力は凄まじい為ほとんどの場合自爆用として用いられる。
独自の特徴として
- ・ジークフリード・システムのバックアップをフルに得られる。
- ・よりパイロットとファフナーの一体感を高める為、搭乗者の体とファフナーをコックピットブロックで接続する際に上腕、脇腹、大腿部に激しい痛みが伴う。
- ・有効に操縦するには「自分がファフナーそのもの」になる事を意識する事が重要。しかしそれによってファフナーが受けるダメージはおろか、衝撃や皮膚感覚までパイロットにダイレクトでフィードバックされる。(2話ではマークエルフが襲来したスフィンクス型に腕を切断された為にパイロットの一騎まで痛がっている。また17話では新国連の少女パイロットが初めてノートゥングモデルで戦闘した際に「風が冷たい・・・こんなに体が重くなるなんて」とファフナーとシンクロしていたが故の現象で狼狽し、結局泣き出して機体を降りてしまっている描写がある)
- ・搭乗する間、同化現象の為感情が変化してしまう(一騎は常に「自己否定」の意識が強かった為に自分を変化させられる事もなかった)
設定では開発中のものを含めて全13機存在する。 なお、小説版ではノートゥングモデルは全部で12機存在するらしいが、アニメ版では9機しか確認されておらず、またマークアハトとマークエルフの間にある9番機・10番機は欠番になっている。各機体の左膝と背部にローマ数字で型番が書かれている。マークアインタイプの全高は約35m。
-
- ファフナー・Mk.I(マークアイン) 搭乗者:皆城総士(RIGHT OF LEFT)→日野道生
- 第23話で、ファフナーへの一体化を強化した道生が搭乗。同型機としてツヴァイ、ドライ、エルフが存在。イドゥンを道連れにするためフェンリルを起動し自爆。『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』では皆城総士が試乗していた。塗色はシルバーグレー。
- ファフナー・Mk.II(マークツヴァイ) 搭乗者:蔵前果林
- エルフ、アイン、ドライと同型。汎用格闘型。1話で搭乗者が生死不明になったため、大破したマークエルフ修復のためにパーツが流用された為、「蒼穹のファフナー」本編では一度も戦闘に参加していない唯一のノートゥングモデルである。なお、この機体は『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』にも登場した。塗色は濃紺。
- ファフナー・Mk.III(マークドライ) 搭乗者:要咲良→カノン・メンフィス
- エルフ、アイン、ツヴァイと同型。汎用格闘型。エルフ不在時のフュンフ、アハトとのチーム戦闘では主に近接戦闘を担当した。パイロットである咲良の同化現象が進行した事で乗り手がいなくなり一時的に空位となるが蒼穹作戦前に一体化を強化することに成功したカノンが搭乗。塗色はオレンジ。
- ファフナー・Mk.IV(マークフィアー) 搭乗者:春日井甲洋
- 中距離支援型。肩にハードポイントがあり、武器を装備することが可能。9話でパイロット救出のため、機体は放棄されたが、後に新国連人類軍が回収する。同型機としてアハトが存在。塗色は灰色(焦げ茶色に近い)。
- ファフナー・Mk.V(マークフュンフ) 搭乗者:小楯衛
- 防御特化型。イージス装備により前面にバリアを展開することが可能。エルフ不在時のドライ、アハトとのチーム戦闘では、イージス装備により突撃して来る敵を受け止める役割を担当した。塗色は紫。
- ファフナー・Mk.VI(マークゼクス) 搭乗者:羽佐間翔子
- 空戦型。背部に飛行用スラスターを装備し、飛行が可能。同型機にジーベンが存在。6話で翔子もろとも自爆した。塗色は白。
- ファフナー・Mk.VII(マークジーベン) 搭乗者:遠見真矢
- ゼクスと同型。空戦型。真矢の特性上、長距離射撃武器ドラゴントゥースを装備し、長距離狙撃及び支援を担当。塗色はマゼンダ。
- ファフナー・Mk.VIII(マークアハト) 搭乗者:近藤剣司
- フィアーと同型。中距離支援型。エルフ不在時のドライ、フュンフとのチーム戦闘では、中長距離からの初撃や、他二機の支援を担当した。塗色は緑。
- ファフナー・Mk.IX
- 本編未登場の欠番機。
- ファフナー・Mk.X
- 本編未登場の欠番機。
- ファフナー・Mk.XI(マークエルフ) 搭乗者:真壁一騎
- アイン、ツヴァイ、ドライと同型。汎用格闘型。2話で大破したが、その後ツヴァイのパーツを流用して修復されるも、新国連側に渡りザルヴァートルモデル(マークザイン)にコアを移植される事に。塗色は当初スカイブルー、大破後はツヴァイと同じ。
- ファフナー・Mk.XII
- 本編未登場の欠番機。
- ファフナー・Mk.XIII
- 本編未登場の欠番機。
- ティターンモデル(『蒼穹のファフナー RIGHT OF LEFT』のみに登場)
- ファフナーのプロトタイプの一つ。全部で4機開発されカラーリングは紅色となっている。2132年に開発されたゼロファフナー(エーギルモデル)より動力炉が小型化されているがノートゥング・モデルより大型の機体である。背部に装備されたサイレーンドによって海中でも行動ができるよう設計されている。この4機にはジークフリードシステムが搭載されており、パイロットに凄まじい負担をかける。そのため、活動時間は他のファフナーと比べると極端に短い。また、次々と同化現象に倒れる友人を目の当たりにしたパイロット達を苦しめることになった。主装備はブレード型のルガーランス(?)、腕部のバルカン。その形状はマークザイン第2形態を彷彿とさせるものがある。開発コードはTSX。
[編集] 人類軍製ファフナー
- メガセリオンモデル
- 主な搭乗者は日野道生。新国連製ファフナー。全高約43m。他2タイプと比べ重装甲。しかし、乗りこなすには精神的重圧に耐えられる必要がある。道生機の塗色は青。量産型はグレーの塗色で、最終話に登場。機体識別コードJ-013。
- ベイバロンモデル
- 主な搭乗者はカノン・メンフィス。新国連製ファフナー。全高約38m。新国連製の他2タイプと比べ機動性に富む。女性パイロットが乗ることが多い機体の為、赤く塗装されることが多い。カノン機の塗色も赤。量産型はグレーの塗色で、最終話に登場。機体識別コードJ-017。
- グノーシスモデル
- 新国連製汎用ファフナー。擬似シナジェティック・コードを有しているため、成人でも訓練さえすれば誰でも乗ることが可能。そのため、対フェストゥム戦での新国連の主力となるが、フェストゥムに対しては性能不足が否めない。全高約20mで、他のモデルより一回り小さく、腕部に火器が直付けになっている。ちなみに真壁一騎もこの機体に搭乗して戦ったことがある。塗色は濃緑色。
- ザルヴァートルモデル
- 同化現象をより加速させる副作用のため、搭乗者が同化し切った場合、即座にフェンリルが起動する様にセットされ破片すら残らない。同モデルを開発した日野洋治とミツヒロ・バートランドとでは、設計思想が異なる。洋治は兵士(搭乗者)をより多く(もしくは長く)生かすために設計することに対し、ミツヒロはより多くの敵(フェストゥム)を倒すことを目的としている。
- ファフナー・Mk.Sein(マークザイン) 搭乗者:真壁一騎(15話~)
- 日野洋治とミツヒロが開発した新型ファフナー。ファフナー・ノートゥングモデルの3倍のフェンリルを有する。当初の塗色は緑がかった白。ミョルニアによって真壁一騎に託される。初期は背部に翼状のアンカーユニットとホーミングレーザー発振器を装備していたが、コアの単独再生により背部の装備が消え、開発時よりも格段に形状、特性が変化した。フェストゥムの同化耐性や自己修復が可能になった。表面も金属の地肌が出ていると思われる、光沢のある銀白色になっている。
- 主に同化による武器強化によって戦闘を行い、アヌビス型・プレアデス型との戦闘後、同化したルガーランスを愛用している。
- 従来のファフナー(ノートゥング・モデル)は「違う自分になる」ことで操縦が可能だが、同機体は「違うモノ」にならないと同化機能を発揮できない。たとえば「腕が銃になる感覚を受け入れられるか」といったこと。
- 「存在そのものが別のモノになる」感覚を受け入れられることで真の力を発揮する。
- 遠見真矢のパイロット適性に関する査問委員会(18話)以後「蒼穹作戦」前まで、マーク・ザインの力は大幅に制限されることになる。
- ファフナー・Mk.Nicht(マーク二ヒト) 乗者:狩谷由紀恵(23話)→イドゥン
- マークザインとほぼ同型(外見は塗装が違うだけ)。おそらくマークザインのデータを基にマークフィアーのコアを流用してミツヒロ・バートランドが開発した機体。塗色は黒。武装は初期のマークザインと同じく翼状のアンカーユニットとホーミングレーザー発振器が装備されている。マスター型フェストゥム「イドゥン」によって同化され、ワームスフィアーや黒球といったフェストゥムの攻撃能力が加わり、竜宮島や人類軍を大いに苦しめた。
[編集] 武装
- ルガーランス(小説版では「雷撃槍」と表記)
- 中世の騎兵が使う馬上槍に似た形状の武器。刃を左右に開く事でレールガンへと変貌する。『RIGHT OF LEFT』では原型とも言うべきものが主武装として使われていた。マークエルフ、ベイバロンモデルが主に装備していたが、一番印象に強いのはマークザインだろう。
- マインブレード
- ノートゥングモデルの基本装備。ナイフ状の短刀で、相手に刃を突き刺して折ると時限爆弾になる。基本装備のせいか威力はさほど期待できない。小説版では一騎が愛用しているとある。
- レージングカッター
- ノートゥングモデルの腕部から発射されるワイヤーアンカー。主に敵を束縛するときに使用する。
- デュランダル
- マインブレードと同じくノートゥングモデルの基本装備。ハンドガンで、劇中ではマークゼクスが使用していた。マインブレードと同様で基本装備のせいか威力はさほど期待できない。
- レールガン
- 主にノートゥングモデルが使用する実弾兵器。ファフナーからエネルギーを供給され、第1話では緊急時だったため1発しか撃てなかった。同じく第1話にて、一騎の搭乗したマークエルフが零距離射撃を行ったことが印象に強い。
- ピラム
- 伸縮自在の刃物。伸びた先端のナイフを敵に突き刺し電気を与える。咲良の搭乗するマークドライはよくこれを装備していた。
- ゲーグナー
- 小型のエネルギー系兵器。レーザーを発射し充分な火力を保有しているが一定ごとにエネルギー装填が必要なようだ。劇中では、主にマークエルフ、マークフィアーが使用。
- ロングソード
- マインブレードを大型化した長剣。主にマークエルフやマークアインが使用。リンドブルムにも収納されている。
- プラズマライフル
- 連射力の高い中距離武器。道生の搭乗するメガセリオンモデルが装備していた。
- ドラゴントゥース
- ノートゥングモデルの大型スナイパーライフル。攻撃力と高い射撃能力を誇る。真矢の搭乗したマークジーベンとの組み合わせは最高のものだろう。
- ガルム44
- 優れた連射能力を持つ機関砲。主にマークアハトが使用。
- メデューサ
- 蒼穹作戦でマークアハトが使用。オープニングではマークフィアーが使用している。
[編集] 名前の由来
- 独語のザイン(sein)、ニヒト(nicht)はそれぞれ英語の"be", "not"に相当し、「~である(存在)」「~ない(否定)」を示す。
- ザルヴァートル(Salvator)はドイツ語で救世主の意。
- グノーシス(Gnosis)はギリシャ語で知恵の意。グノーシス主義の流布と共に各国の言語に取り入れられている。
- メガセリオン(Mega Therion)、ベイバロン(Babalon)は、共にヨハネの黙示録からの引用。
- ノートゥング(Nothung)は「ニーベルングの指環」に登場する霊剣の名前。
- ファフナー(ファーヴニル、Fafnir)、イドゥン(Idun)とミョルニア(ミョルニル、Mjollnir)は北欧神話からの引用。日本ではFafnirはドイツ語風にファフニールと読まれることが多い。ミョルニアも同様。ただし英語表題は「FAFNER in the azure」と綴られている。
- ティターン(Titan)はギリシャ神話、ローマ神話にある巨神族の名前。
[編集] フェストゥム
身体の99%を珪素で構成されたシリコン型生命体。様々な種類があるが、フェストゥムという存在は全体で一つである。他の生物と同化することを目的に行動する。読心能力によって相手の思考を読むことができ、人類の戦術はことごとく読まれてしまうため、対等に渡り合うためにはファフナーに搭乗して読心能力を防ぎながら戦うことが求められる。ペルソナと呼ばれるコア部分を破壊しなければ倒せない。また序盤ではペルソナは複数あると言われていた。当初は海中では活動不可能とされていたが、後に進化して活動可能となる。ちなみにフェストゥムとは「祝福」を意味する。
[編集] 種類
- スフィンクス型(小説では「質問者型」と表記)
- 第1話で初めて竜宮島に襲来したタイプのフェストゥム、劇中においては比較的、登場頻度が高く、変種と思われる個体も確認されている(第5話、第6話、第12話等)。海水に適応する以前の『RIGHT OF LEFT』では形状が若干異なる。
- 「あなたはそこにいますか?」と質問を投げ掛け、「YES」と答えた者には同化を試みるが、「NO」と答えた者には攻撃を加える。
- 主に黒球や触手を用いた攻撃を行う。
- アルヘノテルス型
- 第8話などでグレンデル型と共に登場したフェストゥム、おそらくはグレンデル型の司令塔のような役割を持つと思われる。また、グレンデル型と同化することで受けたダメージを回復する場面もみられた。
- グレンデル型
- 小型で3足歩行するフェストゥムでかなり個体数が多い。小型な分、機動性に優れており、建造物内に侵入するといった行動もとれる。
- 反面、戦闘能力自体は低く(溝口恭介のライフルを受けて倒されたりしている)、あくまでも質より量で勝負するタイプ。
- アヌビス型
- 第16話でプレアデス型を引き連れて、竜宮島を襲撃したフェストゥム、それまでのフェストゥムに比べて高い戦闘能力を有し、アルヴィスや人類軍のファフナーを一蹴するが、島に帰還した一騎の駆るマークザインには太刀打ちできず、同化能力によって強化されたルガーランスで粉砕される。
- 目から光線を放つ他、プレアデス型を生み出し、攻撃に利用する。
- 公式サイトには「アヌビス型」と記載されたが、その後に出た資料ではすべて「プレアデス型」と書かれており、アヌビス型は誤植の可能性がある。
- スレイブ型
- 同化能力を自ら無くしたフェストゥム。
-
- スレイブ型(甲洋)
- 同化を否定し本来の意思を取り戻した春日井甲洋。ミョルニアのように、通常のフェストゥムとは違う色の形体に変化する。劇中ではマスター型フェストゥム形態のミョルニアと共に一騎たちが不在の竜宮島を守った。
- コア型
- 皆城乙姫のような人類とフェストゥムの融合独立固体。世界に少数しか存在しない。
- プレアデス型
- 小型でアヌビス型から大量に生み出されるフェストゥム。目標に取り付き、自爆(同化?)することでダメージを与える。単体での破壊力は戦車を破壊する程度だが、密集する事で飛躍的に破壊力が増す。この方法を用いて第16話に人類軍に占拠されていたアルヴィスの第1CDCを壊滅に追い込んだものの、得意の自爆もマークザインには無力であり、逆に同化されてしまった。
- アヌビス型と同様に名前が誤植である可能性があり、「プレアデス型の子」と考えられる。PSP版のゲームでは「アルキネオ型」と命名されている。
- マスター型
- 他のフェストゥムを指揮する立場にある上級フェストゥム。基本的に同化した人間の姿をしており、他のフェストゥムとはあらゆる意味で一線を画す。劇中ではイドゥンとミョルニアが確認されている。
- コアギュラ型
- 同化行動のみを目的とした特殊なフェストゥム。
- スカラベ型
- キノコのような外見のフェストゥム。「人間の痛み」を理解し自主的には同化も攻撃もしないが、攻撃を仕掛けてきた相手に対してはカウンターとも取れる方法で反撃する。ジークフリードシステムを理解したのか、データ上に於いてファフナーにダメージを認識させない非常に厄介な戦法を取った。そのため、機体とパイロットへのみダメージがあり、ペインブロックが機能しない。更には攻撃の回避が大変困難となっている。
- リヴァイアサン型
- 人類軍の最終作戦ヘヴンズドア(蒼穹作戦)で登場したフェストゥム。水中での行動が可能で、水中戦に特化した形状をしている。先端を口のように開いて相手を飲み込んで同化すると思われる。
[編集] スタッフ
- 原作:XEBEC
- 企画:大月俊倫、下地志直
- 文芸統括:冲方丁
- シリーズ構成:山野辺一記→冲方丁(16話~)
- ベースプランニング協力:山野辺一記(16話~)
- 脚本:山野辺一記(1話~11話)→山野辺一記・冲方丁(12話~15話)→冲方丁(16話~)
- キャラクターデザイン:平井久司
- メカニックデザイン:鷲尾直広
- 色彩設定:関本美津子
- 音響監督:三間雅文
- 美術監督:小山俊久
- 撮影監督:広瀬勝利
- 3D監督:本間潤樹
- モニター設計:中野剛
- 音楽:斉藤恒芳、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団
- プロデューサー:中西豪、千野孝敏、能戸隆
- 助監督:山岡信一
- 監督:羽原信義
- 製作:XEBEC、竜宮島役場
[編集] 主題歌
- オープニングテーマ
- 「Shangri-La」
- 作詞:atsuko
- 作曲:atsuko、KATSU
- 歌:angela
- オープニング画像は第17話より別バージョンが使用された。また最終話のエンディングテーマとしても使用された。
- エンディングテーマ
- 「Separation」
- 作詞:atsuko
- 作曲:atsuko、KATSU
- 歌:angela
- 「Separation[Pf]」
- 誰かがいなくなったエピソード(第6,9,21,22,23,24話)のエンディングテーマとして使用された『Separation』別アレンジ曲。歌詞は二番が使用された。この曲はangelaのアルバム「I/O」に収録されている。
- 「Separation (Off Vocal Version)」
- 第20話のエンディングテーマとして使用された『Separation』のインストゥルメンタルバージョン。
- 「Separation[Pf]」
- 第15話エンディングテーマ
- 「Proof」
- 作詞:atsuko
- 作曲:atsuko、KATSU
- 編曲:KATSU
- 歌:angela
- イメージソング
- 「fly me to the sky」
- 作詞:atsuko
- 作曲:atsuko、KATSU
- 歌:angela
[編集] 放送局
- テレビ東京 日曜日 25:30~
- テレビ大阪 火曜日 27:10~
- テレビ愛知 月曜日 25:28~
- テレビせとうち 木曜日 26:00~
- テレビ北海道 月曜日 26:00~
- TVQ九州放送 月曜日 26:55~
[編集] サブタイトル
- 楽園~はじまり
- 告知~いのち
- 迷宮~しんじつ
- 逃航~ふなで
- 約束~ちかい
- 翔空~ぎせい
- 家賊~おやこ
- 確執~こうよう
- 同化~わかれ
- 分解~すれちがい
- 旧新~じんるいぐん
- 不在~あせり
- 侵蝕~フェストゥム
- 覚醒~せんりょう
- 記憶~さけび
- 朋友~おかえり
- 生存~しかけ
- 父親~おもいで
- 真矢~まなざし
- 燈火~ともしび
- 咲良~みらい
- 守護~ちから
- 劫掠~おとり
- 対話~ミール
- 決戦~きょうせい(DVD) 蒼穹~そら(地上波)
- 蒼穹~そら
[編集] 関連商品
[編集] DVD
販売元はスターチャイルド(発売予定は、市販予定のもの。レンタル版はクロックワークスが担当している模様)
- Arcadian project 01 1話「楽園~はじまり」、2話「告知~いのち」、3話「迷宮~しんじつ」収録
- Arcadian project 02 4話「迷航~ふなで」、5話「約束~ちかい」、6話「翔空~ぎせい」収録
- Arcadian project 03 7話「家賊~おやこ」、8話「確執~こうよう」、9話「同化~わかれ」収録
- Arcadian project 04 10話「分解~すれちがい」、11話「旧新~じんるいぐん」、12話「不在~あせり」収 録
- Arcadian project 05 13話「侵蝕~フェストゥム」、14話「覚醒~せんりょう」、15話「記憶~さけび」収録
- Arcadian project 06 16話「朋友~おかえり」、17話「生存~しかけ」、18話「父親~おもいで」収録
- Arcadian project 07 19話「真矢~まなざし」、20話「燈火~ともしび」、21話「咲良~みらい」収録
- Arcadian project 08 22話「守護~ちから」、23話「劫掠~おとり」、24話「対話~ミール」収録
- Arcadian project 09 25話「決戦~きょうせい」、最終話「蒼穹~そら」収録
- Arcadian Memory 01 追憶の楽園 第1話~第16話までの映像をまとめた総集編収録
- Arcadian Memory 02 対話の世界 第17話~第26話までの映像をまとめた総集編収録
[編集] ドラマCD
- STAND BY ME
- GONE/ALIVE
[編集] サウンドトラック
- FAFNER in the azure-NO WHERE-
- 1枚目 蒼穹のファフナーBGM I(29曲) 音楽:斉藤恒芳、演奏:ワルシャワフィルハーモニー管弦楽団
- 2枚目 ドラマアルバム I(9話~10話あたりが中心となる) 脚本:冲方丁、音楽:斉藤恒芳
- 出演:真壁一騎(石井真)、皆城総士(喜安浩平)、遠見真矢(松本まりか)
- FAFNER in the azure-NOW HERE-・・・2005年2月23日発売予定
- 1枚目 蒼穹のファフナーBGM II 音楽:斉藤恒芳、演奏:ワルシャワフィルハーモニー管弦楽団
- 2枚目 ドラマアルバム II 脚本:冲方丁
- 出演:真壁一騎(石井真)、皆城総士(喜安浩平)、遠見真矢(松本まりか)、皆城乙姫 (仲西環)
[編集] キャラクターソング
- 一騎-Flugel- 歌:真壁一騎(声:石井真)
- 真矢-azul- 歌:遠見真矢(声:松本まりか)
- 総士-terra- 歌:皆城総士(声:喜安浩平)
[編集] コミック
原作:XEBEC 作画:現津みかみ 電撃コミック
- 蒼穹のファフナー 1 ISBN 4840230552
- 蒼穹のファフナー 2 ISBN 484023325X
[編集] 小説
- 蒼穹のファフナー ISBN 4840229112
[編集] ゲーム
バンダイより
- 蒼穹のファフナー(PSP)
[編集] 外部リンク
- 公式サイト (XEBEC)
- 公式サイト(テレビ東京)
- 竜宮島回覧板・閲覧室(アニメ製作会社XEBECより)
- バンダイチャンネル
- ゲーム版公式サイト
テレビ東京 日曜25:30枠 | ||
---|---|---|
前番組 | 蒼穹のファフナー | 次番組 |
せんせいのお時間 | まほらば Heartful days | |
AT-X 土曜13:00/23:00、水曜17:00/3:00(60分2話) | ||
遙かなる時空の中で~八葉抄~ | 蒼穹のファフナー | スクールランブル二学期(前半30分) ひぐらしのなく頃に(後半30分) |
キッズステーション 水曜24:00 すたちゃまにあ前半枠 | ||
宇宙のステルヴィア | 蒼穹のファフナー | 陸上防衛隊まおちゃん (すたちゃまにあ枠外) |
カテゴリ: XEBEC | テレビ東京系アニメ | アニメ作品 そ | 深夜アニメ | ロボットアニメ | 電撃文庫 | 尾道市 | 2004年のテレビアニメ | バンダイのゲームソフト | 2005年のコンピュータゲーム | プレイステーションポータブル用ソフト