西又葵
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西又 葵（にしまた あおい、女性、1977年6月4日 -、血液型はA型 ）は、日本のイラストレーター、ゲームの原画家、東京都中野区出身。Navel（株式会社オメガビジョン）所属。
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[編集] 略歴
- 学生時代から同人作家として活動。また、霧島優（きりしま ゆう）という名のコスプレイヤーでもあった[1]。漫画家・西又葵としては1998年で『West Again』が初コミック化。
- 後BasiLに入社。『Bless ～close your eyes, open your mind.～』でアダルトゲームの原画家としてデビュー。
- BasiLの3作目『それは舞い散る桜のように』のヒットによりその名を知られるようになるが、その後BasiLの社長との対立があり、サウンドのアッチョリケら製作スタッフの大半と共にBasiLを退社、先に同社を退社していた鈴平ひろらを加えてNavelを立ち上げる。
- Navelの旗揚げ作『SHUFFLE!』の大ヒットにより現在の人気を確立した。
[編集] 参加作品
[編集] アダルトゲーム
（BasiL在籍時）
- Bless ～close your eyes, open your mind.～（キャラクターデザイン・原画）
- 21-Two One-（キャラクターデザイン・原画）
- ぱにっく!! けろけろ王国（キングダム）（ぱじゃまソフト。原画協力）
- それは舞い散る桜のように（キャラクターデザイン・原画）
（Navel在籍時）
- SHUFFLE!（キャラクターデザイン・原画）
- Tick! Tack!（原画）
- Really? Really!（キャラクターデザイン・原画）
- 俺たちに翼はない（キャラクターデザイン・原画）
[編集] 一般ゲーム
- 夏色剣術小町（NECインターチャネル、キャラクター原案・デザイン）
- 21-Two One-（プリンセスソフト、キャラクターデザイン・原画）
- Φなる・あぷろーち（プリンセスソフト、キャラクター原案・デザイン）
- らぶドル ～Lovely Idol～（プリンセスソフト、原案・キャラクターデザイン・イラスト）
- SHUFFLE!ON THE STAGE（角川書店、キャラクターデザイン・原画）
[編集] 書籍
- West Again ＜ISBN 4-87182-303-2>（1998年アカネコミックス、成人向け漫画）
[編集] 雑誌企画
- らぶドル ～Lovely Idol～（エンターブレイン、マジキュー、キャラクター原案・デザイン）
- ジャッジメントちゃいむ（飛鳥新社、メディエイション、E☆2、キャラクターデザイン）
[編集] 人物・画風
- 『JOKER TYPE』という名の同人サークルを主宰している。
- 自画像はサル[2]のイラストが多いが、たまに猫のイラストを用いる。
- 『West Again』時点では2次創作中心の内容で独自性に乏しく、現在の画風は出来作『それは舞い散る桜のように』の頃に確立された。縦長かつ大きい瞳の美少女キャラが多いアダルトゲーム界において、西又のキャラの瞳は比較的小さく肢体は全体的にふくよかに描かれ樋上いたるとは対極的な画風を持つ。その一方面長のキャラは少なく、足のくびれがほとんど無いいわゆる「サリーちゃん足」のため全体的に幼く見え、評価はもっぱら幼女からハイティーンのキャラに集中する。
- 西又の描くキャラに萌えを喚起する熱狂的なファンが多く、またオタクが好む絵として紹介される事も多い。代表的なのはドラマ『電車男』で、電車男の友人でアニメオタクの川本信二の部屋に西又がデザインしたキャラの等身大ポップやポスターがベタベタ貼られ、引きこもりネット住人浅野真平の部屋にも貼られるなど背景美術として多用された[3]。また、アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』第2話において萌えの例えに西又が表紙を描いた月刊コンプティーク（鈴平との合作）と、コンプエースが登場した。
- 2005年12月27日のNHK『にっぽんの現場～秋葉原 年の瀬物語～』において、いわゆるアキバ系の青年が紹介され、彼が西又が描いた版画『BLUE ANGEL』を見て命を救われたという発言が放送された。
- 西又の絵はアールジュネスによって美術品としても取引され、そこでの売価は安価なもので1枚20～30万円、高額なものになると1枚50～60万円する。これらを10枚は所持しているという猛者もいる[要出典]。
- 2004年のヤフーオークションにおいて西又のサイン色紙が580,000円で落札された。ちなみに落札者は同年樋上いたるのサイン色紙を531,000円で落札した人物と同一人物である。
- 西又の描くキャラは顔の部分はほぼ同じで髪の型と色でしか区別が付かず「判子絵」と揶揄される。前述のNHKの番組でも「どれもおんなじ顔に見えるのだが……」というナレーションが入った。
- 自身のブログ等で積極的に意見を発信する。特に、2005年の第44回衆議院議員総選挙に先立って「反論は一切受け付けない」という前置きのもと、「郵政民営化賛成」を理由に自民党支持を表明したことに対しては非常に強い反発が巻き起こった[4]。
- 『SHUFFLE!』以降に鈴平が『Soul Link』、『Tick! Tack!』のキャラクターデザインで活躍したのに対して、西又は外注[5]の仕事や個人の同人活動が活発だったせいでスタンドプレーが多いと思われていたが、実際は西又も『Tick! Tack!』の原画を一部担当している他、『俺たちに翼はない』[6]のキャラクターデザインをしており、Navelでの活動を疎かにしているわけではない。西又自身はこの事を気にしているようで、『Really? Really!』の発売時に「他のスタッフや関係者に迷惑をかけてしまった」とコメントしている。
[編集] 交友関係
- 鈴平ひろとは中学生時代からの親友、鈴平のサークル『HEART WORK』と合同企画をすることもある。鈴平がNavelを退社する前日のブログで「私生活と仕事の両方を話し合える貴重な友達」という旨の発言をしている。
- BasiL、Navelと一緒のシナリオライターあごバリアとはゲームセンターのコミュニケーションノートで知り合った仲。
- みつみ美里とはお互いの原画家デビュー前から交友関係があり、『West Again』にはみつみの寄贈イラストが収録されている。逆に『こみっくパーティー』のゲーム中ゲスト同人作家陣に西又の名前があり、2000年4月23日Leaf主催の同人誌即売会『こみっくパーティー』（通称「リアルこみパ」）にカタログのイラスト寄稿とサークル参加をしている。同人誌への寄稿もたびたび行われている。
[編集] 外部リンク
[編集] 註
- ^ 1998年のコスプレ写真集『Pretties3』で表紙を飾っている
- ^ このサルは砂酢流（さする）という名が付いている
- ^ Navelは『電車男』にキャラクター協力していなかったが、『電車男DELUXE 最後の聖戦』で加わった
- ^ 同党が「青少年健全育成」を標榜しており（西又が生業としているはずの）アダルトメディアに対する表現規制に極めて積極的な姿勢であることから、主に表現規制に批判的な層から反感を買っている
- ^ 『Φなる・あぷろーち』や『らぶドル ～Lovely Idol～』の事
- ^ スケジュールの遅滞が問題となったが、シナリオライターの遅筆のせいであり西又が遅れているわけではない
- ^ かつて『A･M･R』（Aoi Makes Revolution）という単独のホームページを運営していたが、同業者の池上茜が自身の同人サークル名とホームページを同じ『A･M･R』（Akane Makes Revolution）と呼称したことから、鈴平ひろとの共同サイトに移転した。2007年2月に鈴平のNavel退社に伴い、西又個人のサイトになった。
カテゴリ: 出典を必要とする記事 | ゲームのグラフィッカー・原画家 | 日本のイラストレーター | 1977年生 | 東京都出身の人物
