西求女塚古墳
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西求女塚古墳(にしもとめづかこふん)は兵庫県神戸市灘区にある全長98mの大型前方後方墳、副室付竪穴式石槨、割竹形木棺。築造年代は3世紀後半と推定されている。国の史跡に指定されている。
万葉集や大和物語などに登場する悲恋伝説の舞台(西求女塚古墳・処女塚・東求女塚)であり、近年は邪馬台国の卑弥呼が魏の皇帝から贈られたといわれる三角縁神獣鏡が7面出土(1993年)したことで知られる。また石室の石材は徳島県や和歌山県他、各地の材質からでき、地元の土器は無く山陰系土器が共に出土されたことから古墳時代に大和王権のもと山陰など含め支配していた豪族の墓とされる。
1964年に邸宅だった土地から市の公園となり現在、遺跡公園「求女塚西公園」として整備されている。
目次 |
[編集] 主な出土品
- 三角縁神獣鏡 7面
- 画文帯神獣鏡 2面
- 神人龍虎画像鏡 1面
- 半肉彫獣帯鏡 2面
- 鉄製品 230点
- 碧玉紡錘車形石製品 1点
- 土師器 14点
- 織物残欠 2点
- 土師器残欠 179点
- 石室石材 54点
以上は2005年に一括して国の重要文化財に指定されている。
[編集] 所在地
〒657-0844 兵庫県神戸市灘区都通3丁目1
[編集] 交通アクセス
[編集] 関連項目
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