采谷義秋
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采谷 義秋(うねたに よしあき、1944年-)は、マラソンランナー。
広島県呉市出身。 広島県広島市の広島電機大学附属高等学校(現広島国際学院高等学校)機械科卒業。 1967年4月、日本体育大学卒業後、広島県立竹原高等学校に教諭として赴任。 その後も広島県立海田高等学校、広島県立呉昭和高等学校、広島県立広高等学校等で教員を務めながら約10年間、日本のトップクラスのマラソンランナーとして活躍した。 ボストンマラソンやミュンヘンオリンピックなどの国際大会も、広島県教育事業団所属の高校教諭として出場した。 公務員名ランナーである。
[編集] 主な競技歴
- 1966年1月 第42回箱根駅伝8区 区間賞(日本体育大学3年)
- 1967年8月 東京ユニバーシアードマラソン 優勝
- 1967年12月3日 第21回国際朝日マラソン 6位
- 1968年2月 第17回別府大分毎日マラソン 2位
- 1968年4月 第23回びわ湖毎日マラソン 2位
- 1968年7月に一度はメキシコオリンピック代表に選出されたが、2月開催のグルノーブルオリンピックで日本人選手が不振だったために少数精鋭主義が唱えられ、またメキシコ30キロマラソンで5位の成績だったため、高地の順応性が遅いとの理由で代表から外されてしまった。選考会でタイムが采谷より下だった君原健二が代表に選ばれ、君原はオリンピック本番で銀メダルを獲得した。
- 1968年12月8日 第22回国際朝日マラソン 2位
- 1969年2月2日 第18回別府毎日マラソン 2位(2時間17分38秒)
- 1969年4月21日 第73回ボストンマラソン 優勝(2時間13分49秒(大会新記録))後半の心臓破りの丘を越えた後、独走した。
- 1969年7月20日 イギリスマンチェスターマラソン 4位(2時間19分37秒)
- 1970年4月12日 第25回びわ湖毎日マラソン 2位(2時間14分19秒)
- 1970年12月6日 第24回国際朝日マラソン 3位
- 1971年3月21日 第26回びわ湖毎日マラソン 優勝(2時間16分45秒4)
- 1972年 ミュンヘンオリンピック マラソン競技 36位(2時間25分37秒4)
- 1973年3月18日 第27回びわ湖毎日マラソン 3位
- 1976年4月 第80回ボストンマラソン 23位