金毘羅神社
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金毘羅神社(こんぴらじんじゃ)という名前の神社は日本全国に存在する。金刀比羅(ことひら)、琴平(ことひら)と称するもの、「神社」ではなく「宮(ぐう)」と称するものもある。これらは香川県仲多度郡琴平町の金刀比羅宮を総本社とし、その祭神である大物主神を祀る神社である。
金刀比羅宮は、元はその鎮座する象頭山の神を祀るものであった。古くから象頭山は瀬戸内海の航行の目印とされてきたことから、象頭山の神は航海安全の神として信仰されるようになった。後に、象頭山の神は大国主神の和魂である大物主神と同一視されるようになった。中世に神仏習合が盛んになると、仏教の守護神である十二神将の一柱である宮比羅大将(クンピーラ神、金毘羅)と同一視されるようになった。これは、元となったクンピーラ神が鰐の神であり、これが日本では龍神と考えられたためである。そのため、航海安全だけでなく、祈雨の神として農民からも信仰された。
江戸時代に船による流通が盛んになると、海運業者や商人によって金毘羅信仰が日本中に広められ、分社が各地に作られた。現在、金毘羅神社は日本全国に約600社ある。
- 金刀比羅宮(香川県琴平町)
- 金刀比羅神社(北海道根室市)
- 金刀比羅宮(東京都港区)
- 金刀比羅社(山梨県甲斐市)
- 金刀比羅社熱田大明神社(山梨県南アルプス市)
- 金刀比羅神社(山梨県甲府市)
- 金刀比羅神社(山梨県笛吹市)
- 金刀比羅神社(山梨県南巨摩郡)
- 金刀比羅神社(山梨県北杜市高根町小池)
- 金刀比羅神社(山梨県北杜市高根町箕輪新町)
- 金比羅社(山梨県南巨摩郡早川町)
- 金比羅神社(山梨県甲州市勝沼町)
- 金比羅神社(山梨県上野原市)
- 金比羅神社(山梨県西八代郡市川大門町)
- 金比羅神社(山梨県西八代郡六郷町)
- 金比羅神社(山梨県南巨摩郡身延町)
- 金比羅神社(山梨県富士吉田市)
- 金毘羅神社(山梨県南都留郡富士河口湖町)
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