阿弥陀経
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基本教義 |
縁起、四諦、八正道 |
三法印、四法印 |
諸行無常、諸法無我 |
涅槃寂静、一切皆苦 |
人物 |
釈迦、十大弟子、龍樹 |
如来・菩薩 |
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部派・宗派 |
原始仏教、上座部、大乗 |
地域別仏教 |
インドの仏教、日本の仏教 |
韓国の仏教 |
経典 |
聖地 |
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ウィキポータル |
阿弥陀経(あみだきょう) (sukhaavatiivyuuha (sanskrit))
大乗仏教の経典の一つで、阿弥陀仏信仰を説く浄土三部経の一つ。サンスクリット名は「極楽の荘厳」の意味で、無量寿経のサンスクリット名も同名であるため、区別して「小スクハーバティービューハ」と呼ぶ。一般に『小経』と略称される。
1世紀ころ、北インドで成立したと推定されている。サンスクリット本、チベット訳、漢訳 2 種が現存している。サンスクリット本も古くから日本に伝えられ、江戸時代から出版・研究されてきた。
[編集] 漢訳
簡潔で流麗な前者の羅什訳が広く用いられている。
[編集] 内容
まず阿弥陀仏の極楽浄土の荘厳を説き、次にその浄土に往生するために阿弥陀仏の名号を執持(しゅうじ)すること(称名念仏)を勧め、最後に六方(東南西北上下)の諸仏がこの説を讃嘆・証誠して信ずることを勧める。
経全文と現代語訳は仏説阿弥陀経 - Wikisource を参照。