雁坂トンネル有料道路
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雁坂トンネル有料道路(かりさかとんねるゆうりょうどうろ)は、埼玉県秩父市(旧秩父郡大滝村)から雁坂峠(標高2082m)の地下を潜り、山梨県山梨市(旧東山梨郡三富村)に至るトンネル、有料道路である。1998年4月23日開通。
埼玉県秩父地方と山梨県甲府市のアクセス道路としての機能を持っている。 雁坂トンネルが開通するまで国道140号は埼玉県秩父市、山梨県山梨市間が通行不能状態にあり、トンネル開通まで「開かずの国道」と呼ばれていた。
運営は山梨県道路公社が行っている。全線が国道140号で、計画中の地域高規格道路西関東連絡道路の一部となる。通行料金は普通車710円である。(将来、無料化された場合、管理は国土交通省に移管予定される。)
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[編集] 概要
- 雁坂トンネル(全長:6,625m:一般国道としては国内最長)
- 料金所:雁坂トンネル山梨県側出入口
[編集] 通行制限
- 歩行者・自転車は通行不可。
- 危険物積載車も安全上の理由から通行不可となっている。
[編集] 沿革
- 1953年:構想発表
- 1968年:山梨・埼玉両県で調査開始
- 1984年10月:ルート承認
- 1988年11月:山梨県側工事着工
- 1989年5月:山梨県側トンネル起工式
- 1990年11月:埼玉県側工事着工・起工式
- 1994年9月:本坑貫通
- 1998年4月:トンネル開通
- 1998年10月:大型車通行規制解除