雨宮処凛
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雨宮 処凛(あまみや かりん、1975年 - )は日本の女性作家、エッセイストで、元右翼活動家、ミュージシャン。
右翼活動家(超国家主義『民族の意思』同盟)時代には、ロックバンド『姫処凛』、『維新赤誠塾』、『大日本テロル』などを結成しボーカルをつとめた。そのため、彼女のパンク・ファッションなど外見と従来の右翼に対するイメージと活動内容のギャップから、「ミニスカ右翼」として一時は話題になった。現在の服装はロリータ・ファッションで、「ゴスロリ作家」と自称している。元一水会顧問の作家、見沢知廉の弟子である。
日本国憲法前文を読んだことがひとつのきっかけで、右翼思想に疑問を抱くようになり、2001年『大日本テロル』解散後は、「(国家や皇族などに対して)依存してるだけで敬意が感じられない。自分が目指していたのはこんなものではない」と、右翼思想からも一定の距離を置いている。
思春期にいじめ、不登校、家出、自殺未遂、ヴィジュアル系バンドの追っかけをくり返した自身の壮絶な体験をもとにした作品『生き地獄天国』により注目され、以後、主に自殺やいじめをテーマに取り扱った作品を発表している。
また、映画の脚本も手がけており、ドキュメンタリー映画『新しい神様』(監督 土屋豊)では雨宮自身が主役として出演している。
最近は朝日新聞の不定期常連投稿者として知られていて、2006年11月11日のコラム欄にいじめに関する私見を投稿している。(※ 雨宮の結論は自殺しなくてよかったと言えることがあるのだそうである。詳細は朝日新聞でご確認を=ウィキペディア編者談)
[編集] 外部リンク
- 雨宮 処凛 公式ホームページ
- すごい生き方(公式ブログ)