青木広明
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青木 広明(あおき ひろあき、1938年 - )は、日本の実業家。東京都出身。アメリカでの鉄板焼きチェーン、ベニハナの成功で最も知られる。また普段はロッキー青木の名前を用いて活動している。ファッションモデルのデヴォン青木は実の娘である。
[編集] 経歴
日本橋にて洋食屋チェーン『紅花』を展開していた青木湯之助、青木かつの長男として生まれる。慶応義塾大学に中等部から在学し、経済学部在学中にはレスリング部にも所属していた。1959年のレスリング日本選抜のアメリカ遠征の後、1960年に留学のため渡米。
渡米後はレスリング全米選手権を獲得するなどレスリング選手としても活動しつつ、1962年からはニューヨークで移動アイスクリーム屋を開き、和傘のミニチュアをアイスクリームに添えるアイディアが功を奏し成功を収める。1964年に鉄板焼きレストラン、ベニハナ・オブ・トーキョーをニューヨークに開業。鉄板焼きのパフォーマンスの珍しさも相まって、多数のマスコミに取材され店は繁盛することとなり、後に一大日本食チェーンとなるベニハナの礎を築いた。
実業家としての成功を手にした後、1975年にはバックギャモンの全米チャンピオンに、また1980年にはパワーボート世界大会で2位になるなど多方面で活動。更に1982年には気球での太平洋横断を行うなど、冒険家としても知られる。