高島城
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復元天守 | |
通称 |
諏訪の浮城、島崎城 |
城郭構造 |
連郭式平城 |
天守構造 |
独立式前期望楼型 |
築城主 | |
築城年 | |
主な改修者 | |
主な城主 |
日根野氏、諏訪氏 |
廃城年 | |
遺構 |
石垣、復元天守・櫓・門・塀・移築城門 |
位置 |
高島城(たかしまじょう)は近世日本の城。所在地は長野県諏訪市高島。別名・諏訪の浮城、島崎城。
目次 |
[編集] 概要
かつては諏訪湖に突き出した水城で「諏訪の浮城」と呼ばれていたが、江戸時代初めに諏訪湖の干拓が行われ、水城の面影は失われた。 城郭の形式は連郭式平城。天守は屋根に瓦ではなく檜の薄い板で屋根を葺いてある柿葺という珍しいもので、3重で独立式前期望楼型である。
江戸時代は諏訪藩の政庁であり藩主の居所であった。 1875年(明治8年)に天守以下建造物は悉く破脚され一時は石垣と堀のみになっていた。現在は二の丸、三の丸が宅地となり、本丸に天守・櫓・門・塀が復興され、高島公園となっている。 遺構として三の丸にあった移築城門が本丸にある。
[編集] 沿革
- 1590年(天正18年)諏訪頼忠が武蔵国奈良梨に転封となる。代わって日根野高吉が、茶臼山にあった旧・高島城に入城する。
- 1592年(文禄元年)現在の地に高島城の築城を開始する。
- 1598年(慶長3年)高島城完成。
- 1601年(慶長6年)日根野氏は下野国壬生藩に転封となり、譜代大名の諏訪頼水が2万7千石で入封。再び諏訪氏がこの地の領主となり明治維新まで続いた。
- 1786年(天明6年)石垣など補修。
- 1871年(明治4年)廃藩置県により高島県となり、県庁舎として使用。
- 1875年(明治8年)天守以下建造物が破脚される。
- 1876年(明治9年)高島公園として一般に開放される。
- 1970年(昭和45年)天守・櫓・門・塀を復元。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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