魚住汎英
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魚住 汎英(うおずみ ひろひで、昭和15年(1940年)2月11日 ‐ )は、昭和・平成期における日本の政治家。参議院議員(2期)。
衆議院議員(2期)、防衛政務次官、熊本県議会議員(3期)、熊本県菊池市議会議員(4期)を歴任。
生年月日 | 昭和15年(1940年)2月11日 |
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出生地 | 熊本県菊池市 |
出身校 | 東京農業大学畜産学科卒業 成城大学経済学部卒業 |
学位・資格 | 学士 |
前職・院外役職(現在) | 衆議院議員 |
所属委員会 ・内閣役職(現在) |
参・経済産業委員会委員 |
世襲の有無 | 無 |
選出選挙区 (立候補選挙区) |
比例区 |
当選回数 | 2回(衆2回) |
所属党派(現在) | 自由民主党(伊吹派) |
党役職(現在) | 熊本県支部連合会常任顧問 |
会館部屋番号 | 参・議員会館201号室 |
ウェブサイト | ようこそ「魚住 ひろひで」OSへ |
目次 |
[編集] 概要
熊本県立熊本高等学校、成城大学経済学部、東京農業大学(通信)畜産学科卒業。菊池市議会議員、熊本県議会議員を経て1986年、衆議院議員に初当選。自由民主党所属。65億円もの債務超過により自己破産し、議員歳費が債権者により差し押さえられたことでも話題になった。秘書は前川信夫。
2006年、魚住のパーティー券を250万円分購入した特定のボランティア団体をNPO法人と認定するよう、内閣府に口利きしたことが問題になる。問題のボランティア団体と内閣府は、出資法違反容疑で家宅捜索された。また、2006年には出資法違反で福岡県警から家宅捜索を受けた会社から2,000万円の提供があった。
1993年の第40回衆議院議員総選挙において自民党離党した新生党議員で唯一の前職落選者。
2007年3月19日の産経新聞によると、魚住汎英が2004年から2005年の間に鉄道建設・運輸施設整備支援機構に対し、自身とかかわり合いのある熊本県宇城市の内航海運会社の使用料滞納金1億円を制度上認められていない減税を行うようにと働きかけ、制度上の理由から減税を拒んだ同機構課長に対し廊下に立たせてどう喝し、さらには同機構理事長や国土交通省局長らを呼びつけて謝罪させ、北側一雄国土交通省大臣(当時)などに対し責任を問うぞとも電話をした。どう喝されたこの課長は人事異動で別の部署に異動させられることとなった。また、国土交通省幹部らに対し魚住汎英が「殺すぞ」などと脅迫を行っていたとの証言もあるとしている。魚住汎英はこれに対し「内容は記憶していない。」としている。
[編集] 略歴
- 1965年3月:菊池市議会議員に初当選。(25才)
- 1978年2月:熊本県議会議員補選に初当選。
- 1986年7月6日:第38回衆議院議員総選挙に初当選。(無所属から自民党入り)
- 1991年11月6日:防衛政務次官に就任。(-1992年12月26日)
- 1993年7月18日:第40回衆議院議員総選挙に出馬するも落選。(新生党)
- 1996年10月20日:第41回衆議院議員総選挙に出馬するも落選。(新進党)
- 2000年4月16日:参議院議員熊本県補欠選挙に当選。(無所属)
- 2001年7月29日:第19回参議院議員通常選挙(比例代表)に当選。(自民党)
- 2004年3月:50億円近くの破産宣告を受ける。
- 2005年8月8日:郵政民営化法案の参議院本会議で反対票を投じる。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- ようこそ「魚住 ひろひで」オフィシャルサイトへ(公式サイト)※現在閉鎖中
- 自由民主党熊本県支部連合会