黒崎 (北九州市)
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黒崎(くろさき)は福岡県北九州市八幡西区の地名。八幡西区の中心拠点である。北九州市西部の黒崎駅周辺の地域を指し、北九州市西部の副都心を成す。
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[編集] 地理
中心部を九州西部の大動脈である国道3号と門司港~博多間を結ぶ鹿児島本線が併走する。この南側は商業地であり、郊外は北九州市近郊の住宅地を成す。北側には安川電機、三菱化学、黒崎播磨などの工場が洞海湾沿岸に立地する工業地帯であり、北九州工業地帯の一郭を成す。
[編集] 経済
黒崎は北九州第2の商業地を成しているが、商業地区としては問題を抱えている。 黒崎駅前では2000年12月25日に黒崎そごう、2002年02月11日に長崎屋黒崎店が撤退した上、市による複合商業施設コムシティが2003年5月19日に経営破綻するなど、黒崎地区の経済は衰退している。JR九州内で黒崎駅は博多駅、小倉駅に次ぎ、3番目の利用者数を誇っていたが、経済的衰退の影響を受けたため利用客が減少し、2004年の利用客数は6位まで転落している。近年は、そごう跡に黒崎井筒屋が開店し、活気を取り戻しつつあるが、コムシティの経営破綻の影響は大きく、未だに経営再建の見通しは不透明である。