1/2
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(二分の一、にぶんのいち)とは、有理数のうち0と1の間にある数であり、2の逆数のこと。便宜上、1/2や ½ と表記される事が多い。
[編集] 数学的性質
- 1/2 は 1÷2 に等しく、0 と 1 の平均値に当たる。二進法では 0.1 と表記され、十進法では 0.5 と表記され、十二進法では 0.6 と表記され、十六進法では 0.8 と表記され、二十進法では 0.A と表記される。
- 偶数を 1/2 にした数は整数であるが、奇数を 1/2 にすると半整数となる。又、単偶数を 1/2 にすると奇数となる。
- 四則演算において ÷2 は ×1/2 と同じ意味である。
は
に等しい。
- 三角関数では
、
となる(0<θ<2π)。したがって
、
である。なお
である。
- 1 から n までの自然数の和は
に等しい。(→三角数)
- 三角形の面積Sを求める公式は S = 1/2 ×(底辺)×(高さ)である。あるいは三角形の2本の辺の長さを a,b とし、それらがなす角を θ とすると
と表わせる。
[編集] その他 1/2 に関連すること
- 全体に占める割合が1/2の物を、日本語では半分、英語ではone halfという。
- 日本では、父母のうち1人が外国人である人をハーフという。民族などが異なる血が1/2流れている人という意味である。
- 量子力学では電子のスピン量子数は+1/2もしくは-1/2に限られる。
- 起こりうる結果が2通りだけで、それらの起こる確率がともに1/2に十分近い時、「○○の確率は五分五分」ということがある。
[編集] 関連事項
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