DOOM (映画)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『DOOM』は2005年のアメリカ映画。シューティングゲームのDOOM3を原作としている。主演はザ・ロック、カール・アーバン。
アメリカでは2005年10月21日に公開され、週末興行成績で初登場1位になった。日本では2006年4月1日に銀座シネパトスほかで公開された。
目次 |
[編集] あらすじ
2026年、ネバダ州の砂漠を調査中の考古学者が火星の古代都市への通路を発見。それはアークと呼ばれた。しかし、発見から20年経ってもそれがなぜ作られ、そしてそれほどの技術を持つ文明が滅びたかは謎のままだった…。
事件の始まりは火星にあるユニオン宇宙社オルドゥヴァイ研究所からの救護要請だった。状況把握と安全回復、そして場合によってはすべてを掃討するという任務に任命されたのは、カリフォルニア海兵隊特殊作戦本部RRTS(緊急対応戦略部隊)の精鋭メンバ−8人。リーダーはサージ(ザ・ロック)、チームにはリーパー(カール・アーバン)のほか、デューク(ラズ・アドティ)、デストロイヤー(デオピア・オパレイ)、マック(ヤオ・チン)、ポートマン(リチャード・ブレイク)、ゴート(ベン・ダニエルズ)、そして今回が初任務のキッド(アル・ウィーバー)が選ばれた。
そして部隊はネバダ州アーク基地から分子操作装置によって火星へと転送される。火星に到着したRRTSはまず現地のアーク室を封鎖、地球へは誰も戻れない厳戒態勢を敷く。その後、部隊は施設のデータ回復役兼案内係のサマンサ(ロザムンド・パイク)とともに、研究所の調査を始める…。
[編集] キャスト
[編集] スタッフ
- 監督 - アンジェイ・パートコウィアク
- 製作総指揮 - ジョン・D・スコフィールド
- 脚本 - デビット・キャラハム、ウェズリー・ストリック
- 音楽 - クリント・マンセル
- 視覚効果:ダブル・ネガティブ
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] 原作との相違点
基本的にシナリオは原作の設定に忠実に作られているが、いくつか違う点がある。
- 主人公達の敵となるモンスター達は、原作では地獄からやってきた悪魔だが、映画では遺伝子操作によって肉体構造などが変化した人間である。
- 原作では敵は単体、もしくは少数でしか出現しないが、映画では多くが同時に襲い掛かってくる。しかし、これは映画の雰囲気を出すためには、どうしてもなくてはならない演出であると思われる。
- 研究所の名前は映画オリジナルの設定である
[編集] 余談
- 映画後半で登場したBFGは実際に原作でも登場する、強力な武器である。ただし、原作では命中したものが溶けたりはしない。
- 敵のモンスターの中には、ヘルナイトやピンキーデーモンなど、原作でおなじみのものも登場する。
[編集] 外部リンク
- DOOM/ドゥーム - 公式サイト(現在は簡単なあらすじのみ)
- Universal Pictures :: Doom :: - 公式サイト(英語)
- Doom - Internet Movie Database
- id Software - ゲーム制作元