Ka-25 (航空機)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Ка-25
- 用途:哨戒・対潜・掃海・救難
- 分類:哨戒ヘリコプター
- 設計者:ニコラーイ・イーリイチ・カーモフ
- 製造者:カモフ設計局
- 運用者
- ロシア
- ウクライナ
- インド
- シリア
- ベトナム
- ユーゴスラビア
- 初飛行:1961年
- 運用状況:現役
Ka-25(カモフ25、ロシア語:Ка-25)は、ソビエト連邦のカモフ設計局で開発されたヘリコプター。NATOコードネームは、ホーモン(Hormone)。
二重反転ローターが特徴的なヘリコプターであり、西側ではリンクス、ワスプ、SH-2といった、小型の対潜ヘリコプターに相当すると考えられた。今日では、その役割をKa-27によって更新されつつある。
[編集] 要目
- 乗員:2人、さらに14人の搭乗が可能。
- ローター直径:15.7m
- 全長:9.7m
- 全高:5.4m
- 最高速度:220km
- 航続距離:400km
[編集] 派生型
- Ka-25PL/Ka-25BSh:対潜ヘリコプター、ホーモンA。レーダー・ディッピングソナー・曳航MAD(磁気探知機)で発見した潜水艦を、対潜魚雷・核爆雷・通常爆雷で攻撃する。
- Ka-25T:対艦ミサイル誘導型、ホーモンB。搭載したレーダーで、ミサイル発射母体から水平線を越える照準を担当した。
- Ka-25PS: 救難ヘリコプター、ホーモンC。
- Ka-25BShZ:掃海型。
- Ka-25B:対潜ヘリコプター、ホーモンA。
- Ka-25F:攻撃ヘリコプターとしての提案型
- Ka-25V:民間向け吊り下げ用ヘリコプター、試作のみ。
- Ka-25TL:Ka-25TIまたはKa-25IVとしても知られる、ミサイル追跡用ヘリコプター。
カテゴリ: 軍事航空スタブ | 対潜哨戒機 | ソ連・ロシアの航空機 | ヘリコプター