PEACE MAKER
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
![]() |
ウィキポータル |
日本の漫画作品 |
日本の漫画家 |
漫画原作者 |
漫画雑誌 |
カテゴリ |
漫画作品 |
漫画 - 漫画家 |
プロジェクト |
漫画作品 - 漫画家 |
『PEACE MAKER』は黒乃奈々絵作の漫画およびテレビアニメ。
[編集] 概要
「新撰組異聞PEACE MAKER」では鉄之助の新撰組入隊から池田屋事件までの期間を描く。これらの時期など細部は史実と異なるものの、時代の大きな流れには沿って話は進む。
エニックスお家騒動により、連載誌が月刊少年ガンガンから月刊コミックブレイドへ。
テレビアニメのPEACE MAKER鐵はこちらの物語を原作としている。
月刊コミックブレイドで第二部扱いでPEACE MAKER鐵として連載されていたが、現在は休載中。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] あらすじ
物語は元治元年(1864年)3月の京都から始まる。両親を長州藩士に殺された市村鉄之助は、強くなりたい一心で兄・辰之助に付いて新撰組の門を叩く。しかし見た目と態度の悪さから“チビ”とあしらわれ、中々入れてもらえない。そんな折ひょんな事から出会った新撰組隊士の一人・沖田総司の仲立ちでなんとか入隊許可が降りた。土方の小姓となるも、当初の目的である修行のイメージとは異なる自分の立場に不満を感じ葛藤する。
そんな中で新撰組局長・近藤勇や副長・土方歳三らと出会い、徐々に鉄之助も組に慣れていった。そんなある日、新撰組の敵役である尊皇攘夷派の長州藩士・吉田稔麿が京の町々に放火する騒動を起こす。その最中に鉄之助は一人の少年と町で大喧嘩をしてしまう。少年の名は北村鈴。鈴は吉田に仕える小姓だった。また花街嶋原で、鉄之助は以前町で絡まれている所を助けた禿・沙夜と淡い恋に落ちる。さらに鉄之助はそこで偶然にも鈴と再会し、二人はすぐ友達になるが、廓を訪れた吉田の為に再び会えなくなってしまう。その一方で鉄之助の入隊を反対していた辰之助も唯一の家族である鉄之助を想い苦悩する。この他、土方と山南敬助の確執、沖田に忍び寄る病魔の影など、それぞれの想いが様々に交錯する。互いが心の靄を晴らし切れないまま、物語は池田屋事件へと突入する。
[編集] 登場人物
リンク先は史実の解説。声の出演はアニメ版のもの。
- 市村鉄之助(いちむら てつのすけ)(声:小林由美子)
- 新撰組副長・土方の小姓。入隊時は15歳。両親を何者かに殺され、敵を討つために新撰組に兄・辰之助と一緒に入隊する。両親を目の前で殺されたショックから体の成長が止まっており、よく子供扱いをされていた。直心二刀流(自分で作った)を使う。
- 市村辰之助(いちむら たつのすけ)(声:うえだゆうじ)
- 新撰組勘定方。鉄之助の兄で唯一の肉親でもある鉄之助を慈しみ愛している。両親が亡くなってからは鉄之助の親代わりでもある。いつも鉄之助の無茶苦茶な行動に振り回されている。神経性胃炎持ち。剣はあまり得意ではない。
- サイゾー(声:高橋美佳子)
- 新撰組で飼われている子ブタ。沖田にとても懐いている。目つきが悪く、それが土方に似ているのでサイゾー(歳三は「さいぞー」とも読める)。鉄之助をライバル視?している。