V作戦
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V作戦(ブイさくせん、Operation V)は、アニメ『機動戦士ガンダム』において設定上存在する、架空の軍事計画。一年戦争時の地球連邦軍の作戦名。ジオン公国軍に遅れをとっていた宇宙戦略を形勢逆転させるために、モビルスーツの開発と、モビルスーツ運用を前提とした新型宇宙空母(あるいは宇宙戦艦)の開発・配備計画である。
元々はRX計画(アールエックスけいかく)という宇宙世紀0078年3月に開始された地球連邦軍による諜報活動、新兵器開発などの複数の計画の総称。その時のジオン公国軍は4年も前からモビルスーツの製作を開始して、地球侵攻作戦を前提とした局地戦闘用モビルスーツの開発に着手。連邦の出遅れはかなり大きかったといえる。開始当初は、ジオン側の情報操作とモビルスーツの有効性への疑問から迷走していた。
しかし、一年戦争が始まると同時に行われた戦闘で、モビルスーツの有効性が明らかになったが、ジャブローの高官などが疑心に感じており反対をしていた(ギレンの野望のムービーにその模様が描かれている)が、レビル将軍自ら説得し開発を開始した。連邦軍本部はそれまで個別に開発を行っていた部署を統合。モビルスーツ開発と、モビルスーツ運用を前提にした新造艦の開発がV作戦として進められた。
V作戦自体は、RX計画から大きな影響を受けて、量産機の開発、生産を視野に入れた計画だった。宇宙世紀0079年9月時点では、技術士官のテム・レイ大尉を中心として開発された3機のモビルスーツ・RXシリーズをサイド7に運び入れ、組み立てて、調整・最終テスト後にホワイトベースでジャブローに搬入する予定であった。
しかし、ジオン公国軍のモビルスーツ部隊がサイド7に侵入したことからこの計画は破綻し、予想外の展開をみせるようになる。後に、ジオンのMS開発に大きく影響した
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