エルフを狩るモノたち
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『エルフを狩るモノたち』(エルフをかるものたち)は矢上裕によるファンタジー漫画作品、及びそれを原作にしたテレビアニメ。
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[編集] 概要
「月刊電撃コミックガオ!」(角川書店)連載、全22巻(連載開始前の読みきり連作をまとめた「エルフを狩るモノたちDX」が1巻、連載開始以降の単行本が21巻)。
豪快なボケとキレのある突っ込みによるギャグの応酬の中に、たまにホロリとさせるハートフルな話を織り交ぜたファンタジーギャグ漫画。
アニメ版は日本において、いわゆる“深夜アニメ”が定着するキッカケを作ったといわれている。
[編集] ストーリー
とある事件で召喚魔法の使い手セルシア・マリクレールによって現代日本からファンタジー世界へと召喚された淳平、愛理、律子の三名だったが、日本に戻るための送還呪文が事故によって失われてしまう。
若い女性のエルフ5人の肌に模様として散らばったという送還呪文のかけらを探すため、世界中のエルフを探し出し、脱がして脱がして脱がしまくる「エルフを狩るモノたち」の活躍が始まった。
[編集] 登場人物
人物名横の“声”はアニメ版のキャスト
- 龍造寺淳平 (声:関智一)
- 格闘技の達人。超絶的な単細胞だが、それ故に純真かつ繊細で脆い部分もある(自分が脱がしたエルフに非難され、自身の良心と葛藤することもあった)。何も考えてないがゆえに発した一言が本質を突いており、周囲を感心させることも(大抵、その後に発したセリフで台無しにするが)。また、天文学に長けた一面もある。愛理の熱烈なファン。ある経験からファンタジー思想を極端に嫌っている。一瞬でエルフを脱がす力ずくの特技の持ち主。決め台詞は「エルフは脱がーす!」(漫画版)と「剥ぎ取り御免!」(アニメ版。ただし漫画版でも1回だけ言ったことがある)。カレーが大好物だが、ファンタジー世界にいるため食べることができずにいる。
- 小宮山愛理 (声:富沢美智恵)
- オスカー賞女優。「エルフを狩るモノたち」のリーダー的存在で、その演技力と特殊メイク、明晰な頭脳を活かして詐欺師的手法によってエルフを脱がす。普段は穏やかだが、怒らせると一番怖い人でもある。使用している剣は刀身そのものが付いていない演劇用の飾り物(たまに本物を使うこともある)。
- 井上律子 (声:宮村優子)
- 女子高校生。なぜか銃器、トラップの扱いに異常に詳しく、小銃から戦車まであらゆる武器を使いこなす。動物好き。幽霊が苦手だが、何故かミケが幽霊であることに気づいていない節が見られる。
- セルシア・マリクレール (声:三石琴乃)
- コモン・エルフの女王にして天才的な能力を持つ召喚魔術師。当初は「エルフを狩るモノたち」の行動を止めようと敵対していたが、何度も返り討ちにあった末に混乱を早く終わらせるために仲間となる。そして長い間苦楽を共にするうちに「エルフを狩るモノたち」への友情を抱くように。淳平とは微妙な関係。3人を間違って召還した本人でもある。
- 能力は高いのだが非常にドジ。犬やパンダ、サル、アホウドリに変身したまま元に戻れなくなった事がある。
- ミケ (声:川崎恵理子)
- 猫の幽霊。無生物に取り憑いて体にする能力がある。燃料切れを起こして動かなくなった74式戦車に取りついて、律子のペット兼メンバーの移動手段となる。
- ピチちゃん (声:川上とも子)
- 律子のペットのピチカート(手乗り白熊)。植物を食べて腹の中で消化し、柔らか巻き紙(トイレットペーパー)として尻から排泄する能力があり、生息地は柔らか巻き紙の産地として知られている。排泄後はところ構わず尻をなすりつける。
- アネット (声:川上とも子)
- セルシアの助手。エルフ族。「世界最強の呪文」で「エルフを狩るモノたち」を倒そうとするが失敗し、淳平に脱がされる。
- エミリィ (声:川上とも子)
- エルフ族。海賊に捕まり剥製にされかけるが、「エルフを狩るモノたち」に助けられる。しかし、喜びもつかの間、村人の前で脱がされる。「エルフ狩り」最初の犠牲者。
- ガーベラ (声:山田栄子)
- ダークエルフ族。戦闘的で、格闘が得意。セルシアが「エルフを狩るモノたち」に自分の情報を売ったと知ると、先に攻めてきたが、返り討ちに。最初の「呪文のかけら」の持ち主。
- ミリア (声:西原久美子)
- エルフ族。かつて魔物から町を守るため、呪われた鎧を装着したものの、脱げなくなってしまった。「エルフを狩るモノたち」でも歯が立たなかったが、最後は祖父の持っていた秘薬「エルフが絶対裸になる薬」でようやく脱げた。
- ジャッジ (声:立木文彦) ※原作未登場
- エルフ族。査問委員。魔法を使って「エルフを狩るモノたち」を捕らえて、裁判にかけたが、無罪放免に。その後は、彼らの監視役に。
- 裁判長 (声:-) ※原作未登場
- エルフ族。「エルフを狩るモノたち」裁判では司法取引で無罪放免に。「呪文の欠片」の持ち主。
- ルファード ※アニメでは紙芝居の中でのみ登場
- エルフ族。世界征服を企む邪悪な魔導師。その魔力はセルシアに匹敵する。彼女を倒すためセルシアが使った「世界最強の呪文」で、「エルフを狩るモノたち」が召還された。コミック最終巻にて、彼女の正体に触れられる。
[編集] テレビアニメ版
- 第1シリーズは1996年10月3日から12月19日までテレビ東京系にて放送。全12話。
- アニメ第2期は『エルフを狩るモノたちII』というタイトルで1997年10月1日から12月24日まで放送された。全12話。
- フィルムブックが刊行され、書き下ろし作品も掲載されている。
[編集] スタッフ
- 原作:矢上裕
- 監督:片山一良(第1シリーズ)→福富博(第2シリーズ)
- シリーズ構成:あみやまさはる
- キャラクターデザイン:後藤圭二
- 音楽:堤秀樹(第1シリーズ)→堤秀樹、横山剛(第2シリーズ)
- アニメーション制作:グループ・タック
[編集] 主題歌
- エルフを狩るモノたち
- オープニングテーマ 『Angel Blue』 浜崎直子
- エンディングテーマ 『天才は最後にやってくる』 浜崎直子
- エルフを狩るモノたちII
- オープニングテーマ 『Round11』 浜崎直子
- エンディングテーマ 『奇跡の向こう側へ』 浜崎直子
[編集] 第一シリーズサブタイトル
- 来襲!エルフを狩るモノたち 1996年10月3日
- 誕生!無敵のパーティー 1996年10月10日
- 選択!赤と青の秘薬 1996年10月17日
- 必殺!1000人目をねらえ 1996年10月24日
- 追加!五番目の仲魔 1996年10月31日
- 戦慄!史上最悪の呪文 1996年11月7日
- 恐怖!お花畑でつかまえて 1996年11月14日
- 臨終?あの世の果てまでも 1996年11月21日
- 感動!君よ美しく舞え 1996年11月28日
- 悲劇!脱ぎたいエルフ 1996年12月5日
- 逆襲!お前たちに明日はない 1996年12月12日
- そしてエルフを狩るモノたち 1996年12月19日
[編集] 第二シリーズサブタイトル
- エルフを釣るモノたち 1997年10月1日
- フキたいモノたち 1997年10月8日
- 呪われたっケ?モノたち 1997年10月15日
- 天と地を操るモノたち 1997年10月22日
- マメにはまるモノたち 1997年10月29日
- 騙されるモノたち 1997年11月5日
- ウルフを狩るモノたち 1997年11月12日
- 時にはエルフを守るモノたち 1997年11月19日
- ノエルを待つモノたち 1997年11月26日
- 主役を争うモノたち 1997年12月3日
- 夢見るモノたち 1997年12月10日
- やっぱりエルフを狩るモノたち 1997年12月24日
テレビ東京 木曜25:15~45枠(今作より深夜アニメ枠) | ||
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