ギャロップダイナ
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| 性別 | 牡 |
|---|---|
| 毛色 | 鹿毛 |
| 品種 | サラブレッド |
| 生誕 | 1980年4月25日 |
| 死没 | 2006年2月2日 |
| 父 | ノーザンテースト |
| 母 | アスコットラップ |
| 生産 | 社台ファーム早来 |
| 生国 | 日本（北海道早来町） |
| 馬主 | （有）社台レースホース |
| 調教師 | 矢野進（美浦） |
| 競走成績 | 42戦10勝 |
| 獲得賞金 | 3億4998万2000円 |
ギャロップダイナは、日本の競走馬。1985年の天皇賞（秋）（東京競馬場）で、圧倒的1番人気の三冠馬・シンボリルドルフを差し切り一躍有名になった。
同世代の代表馬にミスターシービー（牡馬三冠・天皇賞（秋））とカツラギエース（宝塚記念・ジャパンカップ）がいたが、本格化の時期がずれているため同じレースを走ることはなかった。
[編集] 戦績
デビュー戦となった1982年7月24日・新潟芝1000mの新馬戦こそ勝ったものの、次の勝利は9戦目（1年半後の1984年1月5日・中山ダート1200mの条件戦）とかなり時間が掛かってしまい、ミスターシービー・カツラギエース達が戦っていたクラシックとは無縁の存在であった。
その後、1985年前半までは芝・ダートともに出走するが、新馬戦以降の勝ち星の6勝は全てダート競走であった。なお、1985年6月9日の札幌日経賞ではスタート直後に東信二騎手を振り落としたにも関わらず、鞍上がいるかのように鮮やかな好位差しで最初に入線し、この年の年末スポーツ特番の格好のネタとなっている（記録上は、落馬後騎手が再騎乗しなかったため競走中止）。
1985年10月27日、『社台から八大競走に一頭も出ていないのはマズい』と言う事で急遽天皇賞（秋）に出走するが、前走の条件戦敗退が響き単勝人気は17頭立てで13番人気の低評価の上、社台関係者で応援に駆けつけてくれたのは『誰も応援に行かないのはかわいそう』と思った吉田勝己ただ一人だけであった。
しかし、わざわざ関西行きを蹴ってまで駆けつけた吉田勝己の応援や、鞍上の根本康広（現・調教師）の好騎乗もあり、レースは同期の有力馬（ウインザーノットとニホンピロウイナー）を差し置きシンボリルドルフを差し切りレコードで優勝。シンボリルドルフを後方から追い抜いた唯一の馬となった。この激走は実況したフジテレビの堺正幸アナウンサーが『あっと驚くギャロップダイナ』と叫ぶほどだった。なお、単勝配当が8,820円にも関わらず同枠に2番人気のウインザーノットが入っていたので、枠連は1番人気の430円の低配当だった（いわゆる代用的中）。因みに、吉田勝己以外の社台関係者は同日、京都競馬場で行われるスワンステークスに1番人気で出走するシャダイソフィア（1983年桜花賞優勝馬）の応援に行っていたが、皮肉にもギャロップダイナ大金星の数分後にシャダイソフィアはレース中のアクシデントにより骨折。関係者の目の前で予後不良となってしまう。
ジャパンカップ・有馬記念ではシンボリルドルフの返り討ちに遭ったものの、翌1986年にはニホンピロウイナー引退で層が薄くなったマイル戦線をリードし、安田記念では柴崎勇（現・調教師）鞍上で、1番人気に応えて優勝。その勢いでフランスに遠征したが、ジャック・ル・マロワ賞12着、ムーラン・ド・ロンシャン賞10着と共に惨敗に終わった。帰国後は、天皇賞（秋）こそサクラユタカオーの4着に粘るものの、ジャパンカップはジュピターアイランドの10着に沈んだ。そして12頭中11番人気とブービー人気で迎えた有馬記念では見事ダイナガリバー（4番人気）の2着に入り社台ワンツー。今回は同枠に他の馬がいなかった（ダイナガリバーの同枠は2番人気の牝馬三冠馬・メジロラモーヌ）ので、枠連配当は8,100円の大穴となった。
[編集] 引退後
有馬記念2着を手土産に引退したギャロップダイナは、無事種牡馬としてその血を残す事となった。種牡馬としては、流石に八大競走優勝馬輩出は叶わなかったものの、マルマツエース（エプソムカップ）・オースミダイナー（北海道スプリントカップ）等の重賞勝ち馬を輩出。又、母の父としてもマイネソーサリス（愛知杯）を輩出。地味ながらもその血を伝えている。
[編集] 血統表
| ギャロップダイナの血統 ノーザンダンサー系／Lady Angela4×3=18.75%（父内）、Nearco4×5=9.38% | |||
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父
*ノーザンテースト Northern Taste 1971 栗毛 カナダ |
Northern Dancer 1961 鹿毛 カナダ |
Nearctic | Nearco |
| Lady Angela | |||
| Natalma | Native Dancer | ||
| Almahmoud | |||
| Lady Victoria 1962 黒鹿毛 カナダ |
Victoria Park | Chop Chop | |
| Victoriana | |||
| Lady Angela | Hyperion | ||
| Sister Sarah | |||
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母
アスコットラップ 1976 鹿毛 千葉県富里市 |
*エルセンタウロ El Centauro 1959 黒鹿毛 アルゼンチン |
Sideral | Seductor |
| Starling | |||
| Planetaria | Penny Post | ||
| Crescent | |||
| *ディープディーン Deepdene 1970 鹿毛 アメリカ |
Bold Ruler | Nasrullah | |
| Miss Disco | |||
| High Bid | To Market | ||
| Stepping Stone F-No.3-n | |||
