シャイターン

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シャイターン（SHY-TARN）は、アニメ『機動戦士Vガンダム』に登場する架空の兵器（型式番号：ZM-S19S）。

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注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。

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目次 1 機体解説 2 劇中での活躍 3 バリエーション 3.1 シャイターン（近衛師団仕様） 4 関連項目

[編集] 機体解説

機体諸元

シャイターン
型式番号	ZM-S19S
所属	ザンスカール帝国
生産形態	量産機
全高	15.9m
本体重量	11.4t
全備重量	19.8t
ジェネレータ出力	4,990kW
スラスター推力	15,480kg×4、11610kg×2
装甲材質	チタン合金ネオセラミック複合材
主な搭乗者	ニコライ パトリック
武装	ビームキャノン肩部×2 足部×2 ビームガン胸部×2 脚部×2 ビームシールド ビームライフル

ベスパが開発した拠点防衛用モビルスーツ。基本的に迎撃を目的としているために、内蔵ビーム砲だけで8門という重武装が施されている。重武装、重装甲に負けないために背部には大型の円形スラスターを装備しているがややトップヘビーで機体バランスは悪い。

背部スラスター内蔵の肩部ビームキャノン、胸部のビームガンに加えて太腿付根の腰部ビームガン、足のつま先にビームキャノンという執拗な武装がなされ、各部のビーム砲は多少角度が変えられる。拠点防衛用として若年兵や学徒にも使用出来るように操作性は良かったが、運動性能・機動力に劣っており、移動砲台的な運用がなされた。

ザンスカールのMSにしては珍しく、センサー類がヘルメット状の頭部装甲に埋没したデザインをしている。名前の由来はアラブの妖怪や魔人の総称ジンの階級の一つシャイターンから。アラビア語の定冠詞「al」を付け、アル・シャイターンとすると、ユダヤ教・キリスト教のサタンにあたる悪魔の王イブリースのことになる。この他にVガンダムでのアラビア語の使用例としては、ジン・ジャハナムがある。

[編集] 劇中での活躍

学徒兵であるニコライとパトリックが搭乗し、ザンスカール本国付近の哨戒にあたっていたが、本国アメリアコロニーに潜入しようとしていたウッソらと遭遇し交戦状態となる。しかし素人同然の操縦では太刀打ちできず、あっさりVガンダムに拿捕され、機体を放棄させられしまった。その後劇中では登場していない。

[編集] バリエーション

[編集] シャイターン（近衛師団仕様）

劇中未登場。VガンダムMSVとして発表されている。儀礼用として外見的な威容を高めており、肩部のビームキャノンがそれぞれ2門に増やされ、胸部ビームガンもロングバレルのものに換装されている。手持ち武器にはコロニー内での戦闘を考慮し、敵モビルスーツのエンジンを破壊しないためにロングスピアアックス（ハルバード）が選ばれ、その威容さもあいまって女王の謁見式などの儀式において好んで用いられたとされる。そのため機体各所にエングレービングが施されていたという。

[編集] 関連項目

• ガンダムシリーズの登場機動兵器一覧