ジャック・イベール
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ジャック・フランソワ・アントワーヌ・イベール(Jacques François Antoine Ibert,1890年8月15日 - 1962年2月5日)は、パリ生まれのフランスの作曲家。しばしば彼の作風は、軽妙、洒脱、新鮮、洗練などと言った言葉で評される。
目次 |
[編集] 履歴
イベールはパリ音楽院に1910年に入学した。第一次大戦中は海軍士官として従軍。1914年に音楽院を卒業し、5年後の1919年、カンタータ『詩人と妖精Le poète et la fée』にてローマ大賞を受賞した。1923年まで3年間ローマに留学、『寄港地』などを作曲する。1937年からローマのフランス・アカデミーの館長に任命される。1940年、フランス政府よりの依頼を受けて、日本の紀元2600年式典のために『祝典序曲』を作曲。1955年から1957年までパリのオペラ・コミック座の監督をつとめ、1962年にパリにて死去。
[編集] 作品
[編集] 管弦楽曲
- レディング監獄のバラード(La Ballade de la geôle de Reading)(1921)
- 交響組曲『寄港地』(Escales)(1922)
- 組曲『遊戯』(Jeux)(1923)
- 室内管弦楽のためのディヴェルティスマン(Divertissement pour orchestre de chambre)(1930)
- 海の交響曲(Symphonie marine)(1931)
- 交響組曲『パリ』(Paris, Suite symphonique)(1931)
- 祝典序曲(Ouverture de fête)(1940)
- エリザベス朝組曲(Suite Élizabéthaine)(1944)
- バッカナール(Bacchanale)(1956)
[編集] 協奏曲
- チェロと管楽合奏のための協奏曲(1926)
- フルート協奏曲(1934)
- アルト・サクソフォーンと11の楽器のための室内小協奏曲(1935)
- ピアノ協奏曲
- オーボエと弦楽合奏のための協奏交響曲(1948)
[編集] 室内楽・器楽
- 奇想曲(フルートとピアノ)
- 組曲『物語』(Histoires)(ピアノ独奏、またはサクソフォーンとピアノ)(1917)
- 木管五重奏のための3つの小品(1930)
- 10の楽器のための奇想曲(1930)
- 弦楽四重奏曲(1942)
- ヴァイオリン、チェロとハープのための三重奏曲(1944)
- 即興曲(トランペットとピアノ)(1951)
[編集] オペラ
- アンジェリック(Angélique)(1927)
[編集] 映画音楽
- 映画『ドン・キホーテ』(監督:ゲオルク・ヴィルヘルム・パープスト、出演:フョードル・シャリアピン、1933年、仏)のための音楽