デスラー砲
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デスラー砲(デスラーほう)は、アニメ『宇宙戦艦ヤマト』に出てくるガミラスの武器の名称。
ごく基本的には波動砲の一種だが、ヤマトの波動砲と違い、エネルギー充填120%でなくても任意のチャージ率で発射が可能。またワープ直後等の発射も可能であるらしい等、地球連邦とは格の違うエネルギー制御技術が垣間見える。デスラー艦、ガルマン・ガミラス帝国では、デスラー砲艦の艦首に設けられている。暗黒星団帝国の自動惑星ゴルバの装甲とボラー連邦の機動要塞ゼスパーゼの装甲には効果がなかったが、ボラー連邦との戦闘にあたっては、それらの堅牢な装甲をも溶解し吹き飛ばせるまでに強化されたハイパーデスラー砲がつくられている。
ガミラスの総統、デスラーの名前を冠している。他にデスラーの名前を冠した物としては、デスラー機雷がある。
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[編集] デスラー砲発射場面一覧
[編集] 宇宙戦艦ヤマト
- 第26話にて初代デスラー艦から対ヤマトに向けて発射。空間磁力メッキにはねかえされ自滅。
- 最初の発射時にはヤマトが着弾直前にワープした際、すぐにデスラーもワープで追撃できたことから、発射直後のエネルギー再充填やワープには支障がないものと思われる。
[編集] さらば宇宙戦艦ヤマト
[編集] 宇宙戦艦ヤマト2
- 第12話にて、空洞惑星の磁力線封鎖装置でヤマトを脱出不能にし、デスラー砲でとどめを刺さんとしたそのとき、監視艦隊司令ミルとサーベラー長官の策略により、ヤマト攻撃を一時中断させられてしまう。その間にヤマト内部では波動砲発射時の反動を吸収する重力アンカーをオフにすることで、空洞惑星から逃れることを立案。再び発射体勢に入ったデスラー砲が発射されたのと、ヤマトが波動砲発射の反動で空洞惑星から逃れたのはほぼ同時であった。
- 第23話にて、要塞都市に攻撃を仕掛けんとするヤマトをガミラス残存艦隊が瞬間物質移送機で急襲。急降下爆撃機や雷撃機の攻撃、さらには磁力機雷による包囲までされてしまい、完全に動くことのできなくなったヤマトをデスラー砲が狙う。しかしヤマトは小ワープでデスラー艦に接舷し、白兵戦に持ち込む作戦に出る。今度こそヤマトに命中するかと思われたデスラー砲だったが、間一髪でヤマトの小ワープが早く、艦尾からデスラー艦に激突したヤマトは内部へと攻撃を仕掛ける。他の艦艇は旗艦を人質にとられた格好になったため、手出しができなくなってしまった。
[編集] 宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち
- デスラー戦闘空母からゴルバに向けて発射。ゴルバの装甲には通用せず。
[編集] 宇宙戦艦ヤマトIII
- 第25話にて太陽系空域でデスラー砲艦よりボラー連邦艦隊と機動要塞ゼスパーゼに向けて発射。ボラー艦隊の大半を撃沈するが、ゼスパーゼには効かなかった。