ニンテンドードリーム
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ニンテンドードリーム(Nintendo DREAM)は、毎日コミュニケーションズが発行している任天堂ゲーム機専門雑誌。590円。毎月21日発売。
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[編集] 概要
[編集] 特徴
通称は「ニンドリ」で、2002年6月~2005年4月までは毎月6日と21日に発売していた任天堂系ハード専門誌で唯一の月二回刊誌であった。ディレクターは左尾昭典氏。通称サオヘン。 2005年5月からは、再び月刊誌となる。
任天堂専門誌の中でも、任天堂ファンから絶大な支持を受けており、また雑誌自体ももちろん任天堂を強く支持している。ただし、その雰囲気から「任天堂ファンの同人誌」と揶揄される事もある。
また、旧電撃NINTENDO64・電撃ゲームキューブが全年齢向けの硬派な考察記事を掲載し続けたり、旧ファミ通64も同様に全年齢向けの構成であった時期には、本誌は低年齢向け任天堂系雑誌の代名詞として見られていた。だが、最近のファミ通DS+Wii、デンゲキニンテンドーDSなどの他社の任天堂専門誌が低年齢層の読者向けに方針転換後も、本誌の表紙は一貫して「発売間近の大作」を掲載している。結果的に、任天堂専門誌の中で独自の地位を築く形になっている。
2003年から直接読者層が競合するライバル誌が不在と化したため長年全年齢任天堂誌で独占状態を維持していたが、2006年10月13日にメディアワークスが中・高年齢向けを銘打ったDENGEKI DS Styleを創刊する。これはじつに3年ぶりに本誌に直接競合する全年齢向けライバル誌が出現することになり、「DS Style対ニンドリ」対決が注目される。
[編集] The 64DREAM
1996年6月にロクヨンドリーム(The 64DREAM)が創刊、毎月21日発売の任天堂ゲーム機専門雑誌としてスタートする。任天堂系雑誌でありながら当時の任天堂の方針を批判したり議論したりする64フォーラムなど濃いコーナーもあり、ファミリー読者を中心に「ロクドリ」の愛称で支持される。毎号シールが特別付録としてついており、読者には非常に好評だった。また、追従してシールを付録とする他の64専門誌も出るほど。
[編集] 初代Nintendo DREAM
ハードの世代交代に伴い2001年5月号(3月21日発売 vol.56)より誌名変更、Nintendo DREAMとなる。
[編集] 二代目Nintendo DREAM
2002年Vol.72(7月21日発売 8/21号)より同毎日コミュニケーション発売の任天堂専門誌Nintendoスタジアムと統合され、毎月6日と21日に発売の隔週刊となる。2003年6月21日発売号よりリニューアル。それまで読者交流ページなど一部紙面がモノクロだったが全誌面カラー化する。また、毎号付録が付くようになる。
なお、統合されたNintendoスタジアム(2002年6月21日発売の8月号にて事実上休刊)はかつて徳間書店で発行されていたファミリーコンピュータマガジンの流れを汲む任天堂ゲーム機専門雑誌である。故に、本誌もその流れを汲んでいる形となる。
[編集] 三代目Nintendo DREAM
2005年7月号からは刊行ペースが月刊に戻り、誌面をリニューアル。「月刊マリオの王国」などの新コーナー(後述)が誕生した。
[編集] 四代目Nintendo DREAM
さらに、2007年1月号で誌面をリニューアルした。パッと見た目は三代目から大きく変わっていないため四代目とするには語弊があるかもしれないが、これまでより高年齢層が読めるようなリニューアルがところどころおこなわれており、実質的には四代目と呼ぶに値するリニューアルとなっている。
このリニューアルは大人向けライバル誌DENGEKI DS Styleが創刊したこと、国内トップシェアとなったWiiとニンテンドーDSの豊富で幅広いソフトラインナップを伝えるため、DSから来た新規ユーザー増を受けいれるためこれまでのニンドリらしい誌面を変える必要が出てきたのが大きいと思われる。
- 2007年2月号から、表紙の構成と文字フォントが電撃NINTENDO64に似た「大人向け」を意識したものになった。
- ニンドリのロゴは変わっていないが、パッと見で格好良さ、スタイリッシュさがあり「The 64DREAM」からの歴代誌面と比べてもニンドリらしからぬもので、最も「大人向け」になっている。さらに光沢処理も施されている。
- 弱点だったページあたりの記事密度が増え、読みごたえのある誌面になった。
- 記事構成も電撃PlayStationに似ていて、これまでのニンドリらしさが薄れている。
- インタビュー記事が大幅に増えた。
- 初出しの独占情報が増えた。
- ルミナスアーク、リーズのアトリエなど、任天堂系列雑誌らしからぬコアユーザー向けの記事が大幅に増えている。
- 2007年2月号で「任天堂公式Q&A 任天堂の質問箱」が終了した。
- ページ数が160頁以上に増えた。
[編集] 主な連載企画
全て任天堂ゲーム関連である。「ニンドリ学園」などの読者ページの投稿は、本誌に同封してあるアンケートハガキ裏の下の枠に書く事も出来る。
- 学校法人 ニンドリ学園
読者から寄せられたハガキを紹介していく。真面目なものや面白回答まで幅広い。雑誌編集者などに言いたい事も紹介される。スペースは小さいが、コーナーもある。オールカラーになってからは、タイトル後に「COLORS」が付いた。再び月刊誌となってからは「COLORS」が毎月ランダムで変な表記となっている。(スピリッツ、タロウなど)
- フリートーク
- 今号の目標
- ダジャレドリーム
- 一発!芸達者
- 今週の日直さん
- 異論・反論、どっちでSHOW!?
- 正夢、アホ夢、私のドリーム
- オラが村のお宝自慢
- 学園父母の会
- 真実戦隊ウソナンジャー
- あぁ無情!「そんなバカな」の失敗談!
- こんな○○はイヤだ!
- クイズNニンドレア
- ちょっと気になる、こんなコト
- 一言インプレッション
- 底ぬけニガオエ教室
- まんが4コマ夢ばなし
- DS向上委員会
- デス仙人の教えてあ・げ・る♥(現・デス仙人の教えてあげるR)
デス仙人と呼ばれる人物が、読者の質問(主にゲーム関係)に答える。The64DREAM時代は「ゴリラでもわかる64教室」というタイトルだった。創刊当初に「デスぺラード白石」というライターが一般ゲーム記事で登場しているが、この白石氏が中の人だと思われる。どちらも本誌のみでのペンネーム。また、デス仙人は「ドクターペッパー」など変態飲料に関しても詳しい。コーナータイトルのイラストにいるメガネの女子は、手下のデス仙人レディ。かつて彼女も連載を持っていたが、月刊化時にコーナー打ち切り。その後、「ゲームキャラグラフ」でコーナーを再開するも、こちらも打ち切りとなった。(設定上だけでなく、実際にデス仙人が経営する編集プロダクションの女子社員らしい)2006年12月号で突然の連載終了。そして翌月、多くの読者の予想通り、デス仙人の教えてあげるR(リターンズ)として復活。しかも2ページにボリュームアップした。さらにレディの連載も不定期ながらも復活。
- ゲームソフトファンクラブ
読者から寄せられた、イラストが入ったゲームの感想や意見をそれぞれ~部といった風に分けて紹介。主に任天堂のゲームはシリーズごと、サードパーティのゲームは会社ごと分ける。DSで発売された新作の集まりである『DS部』、自分の好きなキャラクターを紹介する『愛をさけ部』もある。
- 任天堂公式Q&A 任天堂の質問箱
読者の疑問を、任天堂企画部GMの萩島光明氏が答える。前身であるThe64DREAM創刊準備号から続くコーナー。コーナー開始時は任天堂広報の本郷好尾氏が回答を担当していたが、本郷氏が部署移動後は担当が変更。その後担当となった萩島氏は「Hさん」という名前で顔も出さなかったが、通巻100号を機に読者の要望に応えて顔と名前を明らかにした。(現時点連載終了)
- どうぶつの森 暮らしみせっこ
どうぶつの森の投稿コーナー。読者が作った洋服のデザインや村メロ、村の生活などを紹介。企画としてカードeリーダーを利用し、読者から募集を行い、ダチョウのキャラクター「ニンドリくん」が作られた。
おいでよ どうぶつの森発売以降は、編集部の作った村に読者を招待する「おいでよニンドリ村だより」、個人の村をWifi通信により取材する「村じまんレポート」、読者同士でフレンドコードを交換し合う「みんなのおでかけ広場」などが加わった。
- 月刊マリオの王国
マリオファミリーのファンページ。マリオに関するいろいろな特集や、街角のマリオに似た物を紹介するコーナーなど様々。
- ゼルダの論説
ゼルダの伝説シリーズのファンページ。月によっては無かったりもする。歴代の作品を比べるなどの企画が多く、その反面で読者投稿は他のコーナーよりも少なめ。
- カービィまんまるだより
星のカービィシリーズのファンページ。身の回りにあるカービィ、カービィグッズじまんなどがある。(今はほぼ連載終了)
- nintendogslife
nintendogsのファンページ。読者がnintendogs内で飼っている犬を紹介するなどしていたが、発売から1年以上が経過したため、連載終了した模様。
- バンブラやろうぜ
大合奏!バンドブラザーズのコーナー。ほぼ毎回、バンブラのエディットモードで楽しめる楽譜(ゲームミュージック)が掲載される。他にも、手軽に奏でることのできる、ショートフレーズコーナーもある。
- エムブレム・ギルド
ファイアーエムブレムのファンページ。読者投稿がかなり多め。人気投票なども時たま行われる。時期的なせいか、内容は最新作である蒼炎の軌跡に関する投稿が多め。また、封印の剣以降の作品に関する内容も多いが、トラキア776以前の作品に関する投稿は少なめ。但し、Wiiのバーチャルコンソールで「紋章の謎」及び「聖戦の系譜」がリリースされたことから今後はFC・SFC時代の旧作に関する投稿も採用が増えるのではないかとの予測も有る。
- MOTHERのゆりかご だって
MOTHERシリーズのファンページ。題字を書いているのは、MOTHERの生みの親である糸井重里本人である。
- ポケモン堂NEO
ポケットモンスターシリーズのファンページ。ポケモンセンターの情報がメイン。現時点で投稿コーナーはない。
- カプコマニア リターンズ
カプコンの情報を取り上げるページ。カプコンのゲーム情報のほか、ロックマンエグゼシリーズの原画を掲載している。
- セガ&フレンズ
セガの情報を取り上げるページ。
- コナミチャンネル
コナミの情報を取り上げるページ。パワプロシリーズコーナーもある。
- バンダイナムコミュージアム
バンダイナムコゲームスの情報を取り上げるページ。
- スクウェアエニックスワールド
スクウェア・エニックスの情報を取り上げるページ。ドラゴンクエストシリーズコーナーもある。
- ドリームキングダム
読者から寄せられたイラストを紹介するコーナー。ハガキの内容によって、以下の区分に分けられる。
コーナー内区分
- ドリキン表彰台
- キングサイズ
- クィーンサイズ
- ジャックサイズ
- アンダーイレブン
- 合作ランド
- しんえいたい
- ブッチぎれ!
- すすめ!天任家族
時事ニュースやタイムリーなゲームソフトで展開するギャグ漫画。作画は漫画家のはやのん。 連載開始時はモノクロの2ページだったが、現在はフルカラーの2ページ。
登場人物
- ダッシュくん
- かあさん
- サオヘン
- ボギー
- ドリテク鮮果場
発売中のゲームの秘密パスワード、ウラ技などを紹介。編集部情報が多いが、読者投稿ももちろん受け付けており、評価によっては、おもちゃ券がプレゼントされる。
- ドリプレ
ドリテク内やりこみ投稿コーナー。発売中のゲームのやりこみプレイや、面白プレイなどの投稿を紹介。ドリアン、バナナ、チェリーの3段階で評価され、ドリアンを獲得した人には「何か」が送られる。ユークスのプロレスゲームのエディット機能を使った「あやしげなキャラクター」が総登場する投稿は特筆もの。また、近年は何故か、ゲームセンターなどで出回っている、発売中のハードのパチモン(模造品)の紹介投稿がいくつかあり、大きな反響を呼んだ(『パチモン係』と呼ぶ人が出るほど)。しかし2006年9月、これらの商品は違法とされ、製造した会社の社長は逮捕、全国のゲームセンターなどに残っている在庫は皆回収、という事件があったため、今後も誌面に登場する可能性は低いものと思われる。 何故かインターネットでブレイクしたネタを出すことも多い。
- ニンドリスクランブル
最新ニュースを紹介。フランスの雑誌編集者フロラン・ゴルジュの「パリ発任天堂ニュース」という海外ゲーム情報コーナーもある。2006年12月号までは美鈴秋作画の4コマ漫画「みすずリンクの日常茶飯G」もあった。
- ランキング研究所
ソフトの売り上げ、読者が期待する発売前のソフトをランキングで紹介。読者から寄せられた、ランキングに関する質問に答える「ランキングQ&A」もある。
- ソフト発売スケジュール
ソフトの発売日を掲載。
- 開発スタッフインタビュー
不定期に行われる。発売前や話題のゲームの開発者のインタビューを数ページに渡って掲載。
[編集] 任天堂への協力
本誌は、任天堂の事業のいくつかに協力している。以下がこれまでに協力した主な例である。
「ゼルダの伝説 風のタクト」の予約特典として配布された「時のオカリナGC」の裏(ダンジョンが変化した、難易度が高いバージョン)の攻略ガイド作成を担当。現在風のタクトの公式ページで見ることが可能。[1]また、1998年の「時のオカリナ」(オリジナル版)発売時には、早期購入特典として、中盤のダンジョンまでの攻略小冊子が配布されたが、その時も当時の64Dreamが協力した。
- 大合奏!バンドブラザーズ 追加曲カートリッジ
2005年9月26日に、発売された追加曲カートリッジの収録曲のうち5曲は、本誌が「バンブラやろうぜ」のコーナー(上述)でかつて掲載したものに、任天堂側が一部修正を加えたものである。
- スターフォックス さらば愛しのファルコ
「スターフォックス64」と「スターフォックスアドベンチャー」の間のストーリーを描いたオフィシャルコミック。描いたのは、当時本誌の編集部員であり、現在は任天堂のデザイナーとして活躍している中植茂久。「アドベンチャー」発売前に本誌に掲載され、発売時期には店頭で小冊子として無料配布された。現在は「アドベンチャー」の公式サイトで読むことができる。[2]
[編集] ニンドリ博
2006年8月26日・27日、ニンドリ主催のイベント「ニンドリ博」が開催された(企画時は「ドリキン展」「ニンドリ展」。入場者数1312人。
[編集] コーナー名と詳細
- ウェルカムボード
会場にきた漫画家・クリエイターが、あいさつ文・絵などを書き込む。
- バックナンバーコーナー
ニンドリ・ロクドリのバックナンバーを自由に閲覧できる。
- 色紙コーナー
クリエイターがサインした色紙を展示。
- レアグッズコーナー
クリエイターサイン入りゲーム機や任天堂関連のレアグッズの展示。キャラクター(マリオコーナー、ゼルダコーナー・・・)ごとに分かれていた。
- ゲームボーイコーナー
いろいろなデザインのゲームボーイを展示。
- 物販コーナー
ぬいぐるみ、Tシャツ、CD、ニンドリのバックナンバーなど、ニンテンドー・ニンドリ関連グッズを販売。
- 記念写真コーナー
マリオのぬいぐるみ、編集者と記念写真を撮れる。有料だった。
[編集] 外部リンク
[編集] 公式サイト
- ニンテンドードリーム公式サイト
- 出版元毎日コミュニケーションズ公式サイト