マイク・ハガー
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マイク・ハガー(Mike haggar)は、カプコンのアクションゲーム『ファイナルファイト』シリーズに登場するキャラクターである。同シリーズにおいては皆勤を果たしている。
[編集] キャラクターの設定
メトロシティの市長で、元ストリートファイター。通称「戦う市長」。ジェシカという娘がいる(妻は故人)。パワーは3人のプレイヤーキャラ中で一番であるが、攻撃速度は一番遅い。通常攻撃が3発目で終了してしまうため、コーディーやガイを使用時に有効な「パンチはめ」をすることができず、3人中で最もクリアの困難なキャラとされている。パイルドライバーやバックドロップなどのプロレス技を得意とする。得意武器は鉄パイプ。
初代『ファイナルファイト』において、メトロシティに巣食う犯罪集団マッドギアを徹底的に取り締まろうとするが、その報復として娘であるジェシカをマッドギアに誘拐されてしまい、コーディー・ガイとともに殴り込みをかけ、ボスであるベルガーを倒しジェシカを救出、マッドギアを壊滅させた。
その後も市長職を続け、『ファイナルファイト2』では彼の家に居候していたカルロス宮本・ガイの妹弟子である源柳斎マキとともにマッドギア残党を、『ファイナルファイト タフ』ではメトロシティに帰って来たガイ・女刑事ルシア・謎の青年ディーンとともに敵組織「スカルクロス」を、それぞれ壊滅させる。
『ストリートファイターZERO』シリーズには初代『ファイナルファイト』の主人公3人中唯一プレイヤーキャラとして出演しておらず、『ZERO2』の背景に確認できるのみである。ただし『ZERO3』でコーディーのプロフィールの「嫌いなもの」に「ハガーの説教」とあるため、おそらくは市長を続けており、少なくともコーディーとは度々会っているようである。
同社のプロレスゲーム『マッスルボマー』にも「マイク・“マッチョ”・ハガー」のリングネームでゲスト出演した。また『カプコンファイティングオールスターズ』にも出演が決定していたが、作品自体がお蔵入りになってしまい、その後発売された『CAPCOM FIGHTING Jam』にも出演していない(アレックスのEDに登場している程度)。
同社の『ストリートファイター』シリーズに登場するザンギエフが彼と酷似した技を使うため、この二人の直接対決を望む声が多いが、全く同じタイプの投げキャラの重複を忌避されてか、未だに彼ら二人が対戦型格闘ゲームで相まみえたことはない。
[編集] 必殺技
- ダブルラリアット
- 両腕を広げ回転、前後左右にラリアットを繰り出す。体力を少し消費するが完全無敵。『NAMCO x CAPCOM』ではMA攻撃として二体の敵を同時に攻撃できるほか、遠距離攻撃の回避スキルとしても使われる(ザンギエフがこの技で飛び道具を回避できることから来るものと思われる)。
- スクリューパイルドライバー
- 『ファイナルファイト2』からの技。空中で回転しながら相手にパイルドライバーを叩き込む。
- パワースウィング
- 『ファイナルファイトリベンジ』の技。移動投げ。
- ギャンブルスラム
- 『リベンジ』のスーパームーブ。相手を掴むとルーレットが出現し、出た目に従って様々な投げ技を行う。
- ジャイアントスイング
- 『リベンジ』のスーパームーブ。空中の相手を掴みにかかる技で、両脚を掴み回転して投げ飛ばす。
- マッスルボマー
- 『NAMCO x CAPCOM』で使用。元は『スーパーマッスルボマー』でのヴィクター・オルテガの技。