三河安藤氏

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三河安藤氏（あんどうし）は日本の氏族。

元は三河国の土豪。安藤重太郎左衛門は松平広忠に仕えていたが、1540年に三河安祥城に攻め寄せてきた織田信秀との攻防戦のさなかに討死。

重太郎左衛門の子の安藤基能は、1572年の三方ヶ原の戦いで武田軍相手に討死した。

[編集] 紀伊田辺藩

だが重能の子安藤直次は、祖父や父のように志半ばで討ち死にする事もなく、戦乱の世を生き抜いた。

1619年に直次が徳川頼宣の付家老となった際には、紀伊田辺3万8000石を与えられた。

[編集] 歴代

[編集] 重信系

なお直次の弟安藤重信も、1619年にはそれまでの領地である下総国小見川2万石から加増移封されて、上野国高崎5万6000石の藩主となっている。

小見川藩、高崎藩、備中松山藩、加納藩と移封を繰り返した後、磐城平藩で明治維新を迎えた。

幕末に公武合体を進めた老中の安藤信正は、磐城平藩の出身である。

[編集] 歴代

[編集] 系図

太線は実子、細線は養子。

 重能
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 直次　　　　　　　　重信
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 直治　　　　　　　　重長
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 義門　　　　　　　　重之　　重常
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 直清　　　　　　　　重博　　信周
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 直名　　陳武　　　　信友　　信尹
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 陳武　　　　　　　　　　　　信成　　次猷
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 陳定　　　　　　　　　　　　信厚　　信馨
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 雄能　　　　　　　　　　　　信義　　信由
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 次由　　　　　　　　　　　　信正　　信勇
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 寛長　　　　　　　　　　　　信民
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 次猷
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 道紀
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 直與