上小田井駅

上小田井駅（かみおたいえき）は、愛知県名古屋市西区貴生町にある、名古屋鉄道（名鉄）と名古屋市営地下鉄が共同使用（名鉄が管理）するトランパス導入駅である。旧駅名は「平田橋駅」。

元々は中小田井駅と西春駅の間のこの辺りは名古屋の旧市街を水害から守るための遊水地としての機能を有していたため、名古屋駅などから比較的近いにも拘らず交通不便な場所であった。

上小田井駅南口

[編集] 利用可能な鉄道路線

愛知県の統計年鑑によれば、平成15年の乗車人員は、1日平均7221人、平成16年度は7013人であった。

犬山線の駅では、17駅中5番目に利用者が多い。

島式2面4線の高架駅で、有人駅。

改札口：南口、北口の2ヶ所。
- ホーム階段位置：南口、北口ともにホームの端の方にある。
  - 名鉄犬山線、地下鉄鶴舞線とも、2・4両編成では、名鉄名古屋、中小田井寄り先頭車が南口、新鵜沼、西春寄り先頭車が北口階段に最も近い。6両編成では、南口に最も近いのは中小田井方向先頭車の後部、北口には西春方向から数えて2両目が最も近い。8両編成では、南口階段に近いのは名鉄名古屋寄り2両目、先頭車付近にエレベータがある。
  - 自動券売機、自動改札機があり、共通乗車システム「トランパス」に対応している。ただし自動精算機がないので、精算は窓口で行う。窓口での精算にもトランパス対応カード（SFパノラマカード、バス地下鉄共通大人用ユリカ、あおなみカード）が利用できる。
バリアフリー設備：エスカレータ（南口・北口）、エレベータ（南口）
トイレ：改札口前（南口・北口とも）
その他
- 自販機：各ホーム上
- 売店：なし。ただし南口改札の隣にコンビニエンスストアがある（銀行ATMあり）。
- 2005年 1月29日より、全面禁煙となった。

外側2線に名鉄名古屋方面発着の列車、内側2線に鶴舞線の列車と相互直通運転列車が発着する。なお、鶴舞線内折り返し列車は2番線に到着後引上線で折り返し、改めて3番線に入線する。

上小田井駅は国道302号上の高架にあり、さらにその上を東名阪自動車道が通る。立体交差事業、駅の移転、国道302号・東名阪自動車道の建設、名鉄と地下鉄の接続が同時期に協調して行われたため、駅周辺の街路は整然としている。

郵便局：なし
金融機関：なし
コンビニエンスストア：なし
その他
- ワンダーシティ（ジャスコワンダーシティ店・ワンダーシネマ10・ワンダースクエア）　ワンダーシティ（外部リンク）
- 工場・事業所　-　山崎製パン名古屋工場
- 名古屋市立山田高等学校

上小田井駅バス停

名古屋市営バス「上小田井駅」バス停

かつて名鉄バスの路線も上小田井駅に乗り入れていたが、現在は廃止になっている。

1912年 8月6日平田橋駅として開業。
1991年 10月27日高架化完成に伴い移転し、上小田井駅に改称。
1993年 8月12日名古屋市営地下鉄鶴舞線の上小田井～庄内緑地公園間が開業。名鉄犬山線との相互直通運転開始。但し、地下鉄鶴舞線は犬山線直通列車のみ発着。線内列車は庄内緑地公園駅で折り返しとした。
1994年 3月30日折り返し設備が整い、地下鉄鶴舞線のほぼ全列車が当駅まで運転開始。また、犬山線急行の一部が停車。
2001年 10月1日犬山線の急行停車駅となり、全ての急行が停車。
2003年 3月27日　地下鉄にトランパス導入。
2004年 2月15日　名鉄にもトランパス導入。
2005年 1月29日　ダイヤ改正による6種別体制の実施で快速急行停車駅になる。