中日スポーツ
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中日スポーツ(ちゅうにちスポーツ)は、愛知県名古屋市に本社を構える中日新聞社が発行する日本の日刊スポーツ新聞である。1954年(昭和29年)2月25日創刊。略して中スポ(ちゅうスポ)と呼ばれることもあり、紙面にもこの略称は記載されている。
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[編集] 概要
東海地方(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)、北陸地方(富山県、石川県、福井県)を中心に滋賀県、長野県、京都府の一部も販売エリアとする。
- 京都府では京都市内の駅売店・コンビニエンスストアで福井・滋賀県版を販売。かつては京都市内の駅売店のみで名古屋版を販売していた。大阪市の南部地域や神戸市の一部(阪神三宮駅や高速神戸駅の駅売店など)でも現在名古屋版が発売されている新聞スタンド売り店舗がある。
- 静岡県では中部・東部・伊豆において中日東京本社発行の東京中日スポーツとの併売、西部では中日スポーツのみの扱いとなる)。
一面トップはほぼ毎日のように子会社・中日ドラゴンズの記事を中心に掲載している。このため、東海地方を中心とする多くのドラゴンズファンが愛読している。2006年12月より一面にはスポーツ・芸能関係の複数の記事を掲載するようになった。
販売エリアである中部地方出身のスポーツ選手・チームを応援するというスタンスの記事作りが心がけられており、高橋尚子(岐阜出身)を広告キャラクターに用いたり、イチロー(愛知出身)や松井秀喜(石川出身)の応援記事を掲載している(メジャーリーグ進出後ではあるが)。2005年秋以降、地元志向を一層強烈に打ち出すようになり、同年11月15日付では自社主催事業ながら軟式野球大会の結果を一面トップとした。また、以前は最終面をテレビ番組表(休刊日除く)に当てたが、現在(2003年春季ごろ以降)は最終面の前の見開き2ページで掲載しており、右面に当該地域のテレビ番組表を(ドラマ・映画の番組欄には2行の解説記事を掲載)、また左面にはテレビ番組の解説とラジオ、衛星放送の番組を掲載しており、最終面はニュース面(ダブル1面 主として芸能関連)としている。
姉妹紙として、関東地方(茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、西部を除く静岡県)で「東京中日スポーツ」(中日新聞東京本社)を発行している。
中日スポーツの紙面には、「東京へ行ったら東京中日スポーツ」という小さな広告が載っている。
家庭で安心して読めるスポーツ新聞をポリシーとしているため、稀であるが、駅売り版でもアダルト面を設けていない。ただし、風俗店の広告は少ないながらも掲載している。
日本のスポーツ新聞で唯一、創刊以来、題字ロゴの形式を一度も変えていない(現在は『中スポ』を前面=1面の右端=に出し、『中日スポーツ』は左端に小さく出ている)。
なお、東京スポーツ新聞社が東海地区で発行する「中京スポーツ」は略称は「中スポ」ではなく「中京スポ」である。
[編集] 関連紙
プロ野球開幕シーズン(他の全国紙系スポーツ紙も)、セ・パ交流戦シーズンなどに道新スポーツ、デイリースポーツ、西日本スポーツとの共同企画が組まれることがある。
[編集] その他
- テレビ愛知・三重テレビの競馬中継において、中日スポーツのTVCMを放送中。過去には、地元民放ラジオ局の東海ラジオ・CBCラジオ、FM愛知でラジオCMが放送されていたが、現在は放送されていない。
- 中日スポーツは中日新聞社の子会社化はされておらず、中日新聞社内の中日スポーツ総局が、中日スポーツの取材・編集を行っている。
[編集] 発行所
一部売りの値段は100円であり、競合する他の朝刊スポーツ紙よりも安く設定されている。
[編集] 印刷拠点
[編集] 関連項目
- 中日新聞 (東京新聞) ニュース(三重テレビ放送で毎日21時台と23時台に「中日スポーツニュース」を放映中)
[編集] 外部リンク
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