中条駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
中条駅(なかじょうえき)は、新潟県胎内市表町にある東日本旅客鉄道(JR東日本)羽越本線の駅及び日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物駅である。
胎内市の中心駅。同市中条地区(旧中条町)の中心部に位置する。特急「いなほ」の全列車が停車するなど、寝台特急列車や一部の臨時列車を除くほとんどの旅客列車が停車する。
目次 |
[編集] 駅構造
- 地上駅。みどりの窓口設置の有人駅だが、駅業務をJR貨物関東支社新潟支店が受託する業務委託駅となっている。
- ホームは相対式1面1線、島式1面2線の計2面3線。両ホームは跨線橋で連絡している(下記ホーム配置は東から順に)。
- ■1番線:羽越本線(上り)新潟・新津方面) ※駅舎側
- ■2番線:羽越本線(待避等) ※島式内側
- ■3番線:羽越本線(下り)村上・酒田・小国方面 ※島式外側
- この他、構内西側には側線が設けられている。
- 駅舎内には、みどりの窓口、券売機、待合室、売店、トイレなどがある他、JR貨物中条駅事務所が置かれている。また、3月8日には自動改札機が導入された。
- アメリカの大学が市内に分校を置いていたこともあり、駅舎内の時刻表パネルには日本語と英語が併記されている。
[編集] 貨物駅・中条オフレールステーション
JR貨物の貨物駅で、旅客駅東口の南側に位置する。正式名称は中条駅であるが、一般向けコンテナ取扱営業での名称は中条オフレールステーションとなっている。
- 取扱貨物
- 中条オフレールステーション
- 貨物列車輸送に代えて、新潟貨物ターミナル駅との間に1日3.5往復(当駅発が3本)のトラック便が設定されている。
- 1996年3月16日に貨物列車による輸送を廃止し自動車代行駅となり、その後2006年4月1日の貨物駅の名称整理の際に現在の名称となった。
- 専用線
[編集] 利用状況
- 1日平均の乗車人員 1,368人(2005年度)
[編集] 駅周辺
- 新潟県道585号中条停車場線
- 国道7号<中条黒川バイパス>
- 胎内市役所
- 水澤化学工業 中条工場
- 中条郵便局
- 第四銀行 中条支店
- 北越銀行 中条支店
- 新潟県信用組合 中条支店
- 奥山荘(おくやまのしょう)歴史館
- アデランス 中条工場
- クラレ 新潟事業所
- サザン・イリノイ・ユニバーシティ新潟校
[編集] 歴史
- 1914年6月2日 - 国鉄村上線の駅として、新発田~中条間開業と同時に開業
- 1914年11月1日 - 村上線の中条~村上間が延伸開業
- 1924年7月31日 - 羽越線の全通により羽越線の駅となる
- 1925年11月20日 - 線名改称により羽越本線の駅となる
- 1966年8月9日 - 中条~新川信号場間が複線化
- 1967年2月 - 現駅舎に改築
- 1987年4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本・JR貨物の駅となる。
- 2007年3月8日 - 自動改札機導入。