中神駅
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中神駅(なかがみえき)は、東京都昭島市朝日町1丁目にある東日本旅客鉄道(JR東日本)青梅線の駅である。
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[編集] 駅構造
相対式ホーム2面2線の地上駅で、橋上駅舎を持つ。古くは貨物営業も行っていたため、その跡地が北口に残り、現在は再開発中である。
直営駅で、自動券売機や自動改札機の設置もあるが、有人のみどりの窓口は2005年(平成17年)に廃止された。その代替として、オペレーターとタッチ画面、マイク、カメラによりやり取りして定期券や指定券を購入するもしもし券売機「Kaeruくん」が設置された。なお、初電~6:30は無人駅となるため、乗車駅証明書を取って乗車し、着駅で精算する。
エレベーターやエスカレーターは設置されていないが、相対式ホームであるため、道路からプラットホームへの通路が設置されている。このため、車椅子などの通行ができるが、利用するにはインターホンなどであらかじめ連絡が必要となる。当駅が橋上化された際に北口と南口とを結ぶ自由通路が設けられたが、階段であるため、車椅子や自転車などでの通行はできない。現在、自由通路へのエレベーター・エスカレーター設置工事を進めている。
[編集] のりば
- 1番線 - ■青梅線・五日市線 青梅・奥多摩・武蔵五日市方面
- 2番線 - ■青梅線・中央線 立川・新宿・東京方面
[編集] 利用状況
- 2005年度の1日平均乗車人員は9,822人である。
- 乗客は、南口は多摩川沿岸地域まで、北口は、都心へ直通するJR路線という利便性から、都営中神アパートを越え、西武鉄道拝島線の武蔵砂川駅周辺の住民をも集めている。
- 降客については、夕方は南口・北口共に通勤・通学者の帰宅客が多く、朝方は北口に立地している工業地帯への通勤者の降車駅として、改札は混雑する。
[編集] 駅周辺
駅前に商店街、その周りには住宅地域が広がる。
南口から南下して新奥多摩街道を右に折れると、東京都下水道局多摩川上流水再生センターと、多摩川ふれあい水族館がある。下水処理水の水槽内に、イワナ、ヤマメ、アユ、ハヤ、フナといった川魚が泳ぐ、世界でも極めて珍しい水族館である。
[編集] 路線バス
[編集] 南口
[編集] その他
- 当駅の電報略号は『ナミ』である。
[編集] 歴史
- 1908年(明治41年)7月19日 - 青梅鉄道(のちの青梅電気鉄道)の駅として開業。旅客・貨物取扱を開始。
- 1944年(昭和19年)4月1日 - 青梅電気鉄道が戦時買収私鉄指定により国有化され、国鉄青梅線の駅となる。
- 1978年(昭和53年)7月1日 - 貨物取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 2005年(平成17年)3月25日 - 有人のみどりの窓口を廃止し、もしもし券売機「Kaeruくん」を設置。